ゼクシィ夜の★相談室[28]同棲生活からそのまま結婚へ:気を付けるべきことって?
実は、夫婦の約4割がセックスレスといわれる日本(※)。新婚の時期は「私たちはまだ大丈夫」と予防策を取らない人が多いけれど、困ってからでは時すでに遅し! そこでこの連載では、夫婦の夜のお悩みを「ラブライフアドバイザーOliviA先生」が丁寧に解決していきます。
同棲からそのまま結婚生活に……
「2年間同棲した後に結婚。住む家も一緒だし結婚したからといって、このままだと今までの延長で何も変わらなさそう……。新婚感を出すための秘訣(ひけつ)って何かありますか?」(カナさん/アルバイト・婚約中)
教えてOliviA先生!
同棲生活からの繰り上げ婚パターンは要注意。
期間にもよりますが、初めて一緒に住む夫婦よりも新鮮味が薄いのが、付き合っている時から同棲していたカップルのパターン。住む所も変わらなかったり、何となく今までの日常の延長となりがちなので、きちんと「夫婦になった」ことを実感し、思いを擦り合わせておくのが大事。
[POINT1]小さいことでも、気になる点はこのタイミングで解決!
一緒に住んできたからこそ分かる、小さいけど気になることってきっとあるはず。「このままじゃちょっと嫌だなぁ」「もう少し○○してくれないかなぁ~」と思うことがあれば、必ずこの夫婦になるタイミングで話し合うこと。この機会を逃すと一生ない!くらいの気持ちで行って。
「夫婦になったら変わってくれるかな?」なんて思う人もいるかもしれませんが、はっきり言って、伝えなきゃ変わりません! この後、こじれてから解決しようとしても、時すでに遅し、このタイミングで予防線を張っておくことがお互いにとってベストです。
いくら生活が今までと変わらないからといって、付き合っている男女から夫婦になるのですから「夫婦」として話し合う時間を設け、気持ちの変化をつくっていきましょう。
夫婦になると日常生活の満足度が、夜の営みにも直結してくるから、まずはこの機会が最大のチャンス!
[POINT2]ふたりのなりたい「夫婦像」を擦り合わせよう
育ってきた環境が違うふたりだからこそ、お互い「こんな夫婦でいられるといいなぁ」という理想は今のタイミングで擦り合わせておかないと、後から意見の不一致が起こり得ることも。
話し合いの際、直接言いにくい場合は、お互い自分の親の話をしながら話すと角が立たなくてオススメ。
「お母さんこういうことされると嫌そうだったから、私も嫌だなぁ」「お父さんが家事手伝わないところ好きじゃなかった」「ふたりとも仲良く一緒にお風呂入ってて理想だなって思ってた。」など、親を引き合いに出しながら、自分たちの目指す夫婦像を話し合っていくとスムーズ。
[POINT3] あえての初夜感を演出☆
既に一緒に住んでいると、お家SEXではどうしても新鮮味が薄れてきてしまうもの。でもせっかくだから、夫婦になって初めての夜は、いつもの延長ではなく、改めて初夜感を演出して。できれば婚姻届けを出した日に「いたしましょうか。」と儀式的にするのが、特別な日のセレモニー感が出てオススメ。
カップル用にベッドに花びらを散らしてくれるようなリゾートホテルや、いつもよりとちょっとグレードアップした場所を用意し、「これからもよろしくお願いします」というけじめの意味も込めて、素敵な節目である初夜を過ごして。
From 編集部
一つの節目だからこそ、ふたりで話し合うきっかけに
ずっと同棲をしていたとはいえ、カップルから夫婦になったことの意味は大きいはず。この機会を使ってお互い面と向かって話し合い、新婚ならではの初夜も楽しみつつ、夫婦の新しい生活をスタートさせて☆
OliviA ラブライフアドバイザー/夫婦コミュニケーションアドバイザー/アロマセラピスト
「世の中をご機嫌な女性でいっぱいにする」をテーマに、2007年からラブライフアドバイザーとして全国各地で講座やイベントを開講。TV、ラジオ、書籍、雑誌、WEBメディアなどに多数出演し、男女・夫婦のラブライフに関わる情報を日々発信中。近年では台湾・マカオなどのアジアにも進出し、活動の拠点を広げている。
構成・文/滝 紀子 イラスト/mio.matsumoto
※掲載されている情報は2017年12月時点のものです
(※)データ出典:日本家族計画協会「男女の生活と意識に関する調査」2014、相模ゴム工業株式会社「ニッポンのセックス 」2013
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