【先輩に聞いた】婚活パーティやエージェントでの出会い、どう説明した？

パートナーとの出会いを、親や周囲の人に話すときに「言い方に困ったりなんとなくあいまいにしたことはあったか？」をアンケートで聞いてみたところ、116人中78人が「あった」と回答。3分の1の人は、婚活の成功をオープンに話していました。
婚活について、最近はどんな印象に変わってきている？

最近の婚活のイメージって？

ゼクシィ縁結びカウンター
マネジャー：軽部紋子さん

昔は「恥ずかしい、あやしい、料金が高そう」というのが結婚相談所のイメージでした。でも最近は人間関係が希薄になり日常での異性との出会いが少なくなったことから、結婚を意識した人が安心して効率的にパートナーを探す「出会いのコミュニティ」になっています。20代の利用も増えてきて、周囲にオープンにする方が増えてきていますね。

親へ結婚の報告をするとき、婚活で出会ったことを話している人もいれば、ちょっとごまかしたという人も。

【親に話した派】

「そのまま話しました。ただ、『私の友達も婚活で結婚した』などと、婚活が新しい出会いの形だということを説明しました」（東京都／30歳女性）

「両親共に街コンで知り合ったことを素直に伝えています」（北海道／30歳女性）

「婚活カウンターに登録するときに親には説明済みだった。安心させたかったので、進み具合も親に報告しました」（愛知県／35歳女性）

【親に話さなかった派】

「両親共『婚活オンラインサービス＝出会い系』という印象を持っていたので、『ネット上で好きなスポーツが一緒で盛り上がった人』とあいまいな説明をしました」（愛知県／29歳女性）

「必死で婚活をしていたと思われたくなくて、友達の紹介ということにしている」（大阪府／41歳女性）

「根掘り葉掘り聞かれたくなかったので、『友達の紹介』と言葉を濁した」（埼玉県／42歳男性）

言う言わないで迷ったとき、どうしたらいい？

親への言い方、どうする？

親に言わない方は「なんとなく恥ずかしい」「干渉されたり聞かれるのが嫌」という方が多いですね。家族だと身近過ぎて照れくさいのかもしれません。親に出会いを話すときは「相手のどんなところが良かったのか」を伝えると、より安心してもらえます。（軽部さん）

結婚相談・プロデュース会社「HanaBridal」代表
ウエディングプランナー：長谷和代さん

親に話すかどうか迷われている方には、「これから長い付き合いになるので変にごまかすよりはそのままお伝えした方が親交が深めやすいですよ」とアドバイスしています。家族になるので、包み隠さない方がいいと思います。

親には比較的話した人が多い半面、周囲の人への説明は相手との関係によってさまざま。言った人、言わなかった人それぞれの声をご紹介。

【友人にどう話した？】

「友人には『友達も婚活で結婚した』とか『自分が本当に望んだ人に会えた』など、印象よく説明した」（東京都／30歳女性）

「ごく親しい人には『婚活で出会った』というが、あんまり親しくない人には『人からの紹介』と言っている」（愛知県／29歳女性）

「晩婚で恥ずかしかったので、友人の紹介ということにしている」（京都府／40歳女性）


【職場でどう話した？】

「クリスマスの時期だったので、『クリスマスパーティー』で出会ったと説明」（愛知県／28歳女性）

「無難なきっかけの方が説明が短くて済むと思い、友人の食事会で出会ったことにした」（滋賀県／48歳女性）

「親しくない人には『見合い結婚』と言っています。間違いではないので」（東京都／46歳男性）


【親戚にどう話した？】

「親が先に説明していた。親戚からは詳しく聞かれることはなかったので、安心した」（愛知県／35歳女性）

「ネットだと出会い系などの悪いイメージがあるので、知り合いの紹介ということにした」（和歌山県／37歳女性）

周囲にはどう話せばいい？

言いにくい人や詮索してきそうな人には「知人の紹介で出会った」と話しても構わないと思います。カウンターで相談を受けたときには、悩んでいるのはご自身だけではないということをお伝えして、伝える相手によってそれぞれ判断すればよいとお話ししています。（軽部さん）

結婚相手を見つけたいと思って積極的に相手を探すことは恥ずかしいことではありません。かなり親しい人には婚活が成功したことを伝えてもよいと思います。あなたを大切に思う人なら、きっと喜んでくれるはず。職場では、あえて自分から伝える必要はないです。親戚へ伝えるかどうかは、親の意向に任せましょう。（長谷さん）

結婚式でよく目にする、新郎新婦のプロフィールや出会いを紹介する場面。婚活で出会ったふたりは、どうした？

【結婚式で紹介した派】

「相手も恥ずかしがっていなかったので、開き直ってオープンにしました」（奈良県／32歳女性）

「プロフィール紹介映像で、婚活パーティで出会ったことを入れました。第一印象で気に入ったことは恥ずかしいので省略（笑）」（東京都／31歳女性）


【結婚式では言わなかった派】

「私たちは別に良かったのですが、受け取る側が気にすることがあるかもしれないと思い、『知人の紹介』とした」（北海道／30歳女性）

「プランナーさんと司会者さんには本当の話をしましたが、彼の家族や親戚は知らないので言わないでほしいと伝えたら、いい感じにまとめてくれたのでよかった」（東京都／32歳女性）

結婚式ではどうすれば？

大切なのはプランナーにきちんと伝えること。隠されるといろいろと聞きにくくなってしまいます。誰が知っていて、誰が知らないのかを伝えてもらえれば、きめ細かい対応ができます。言いたくない場合は「知人の紹介」「パーティ」「飲み会」などうそではない言い方にすれば問題ありません。「婚活成功した！」と面白い映像で紹介し、会場が笑いで包まれたケースも。ふたりで話し合って決めればOKです。（長谷さん）

構成・文／稲垣幸子　イラスト／タテノカズヒロ
取材協力／ゼクシィ縁結びカウンター
HanaBridal（ハナブライダル）　http://hana-bridal.com/

※掲載されている情報は2017年11月時点のものです
※記事内のデータならびにコメントは、2017年10月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー114人が回答したアンケートおよび、婚活パーティやエージェントを介して結婚相手と出会った既婚男女103人が回答したマクロミル調査によるものです

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