「ポイント使いで可愛い。手作りできるフリルガーランド」スタイリスト判治ミホのwedding story book 74
スタイリスト的な視点からフォトジェニックなウエディングを提案してきた判治ミホが、ふたりらしいウエディングをつくるための簡単アイデアとヒントをご紹介。
家具や壁にプラスするだけでびっくりするほど可愛くなるフリルガーランド。簡単に手作りできて効果的なアイテムです。
手縫いで簡単
手作りの時間も幸せなひととき
晴れの日のために自分の手で何かを作る時間はすごく特別で幸せな時間だと思います。使う道具ははさみと針と糸だけ。好きな色合わせで生地を用意したら、のんびり穏やかな時間の始まり。
miho’s check
シフォン生地やチュールなど薄くててろっとした布がおすすめです。カラーリングはテーマに沿ったものを用意。布幅を長さとして、10~15cmの幅になるように細長くカットしていきます。
布幅は100cm程度のものが多いので、10cm×100cmくらいのサイズができます。あとは長い辺をひたすらなみ縫いしていくだけ。1~1.5cmくらいの粗い縫い目で布端から2cmくらいのところをずっと縫っていきます。最後に縫った糸を引っ張ると、布にギャザーが寄るので、適当な長さに縮めて玉止めします。これを4本~8本くらいつなげると、この写真くらいのボリュームになります。
デザートビュッフェや高砂席のクロスに
プラスしてオリジナリティーを
テーブルクロスを自分で用意して会場に持ち込むのは大変なことですが、既存のものにプラスアルファで可愛くオリジナリティーを出すアイデア。これであれば、当日作業でできるので、取り入れやすいと思います。
miho’s check
事前に手作りしたフリルガーランドを、テーブルクロスの裏側から安全ピンなどで留めてテーブルの前面を飾ります。ボーダー状に真っすぐ付けてもいいし、この写真のようにゆるく弧を描くように付けると、よりフェミニンな優しいイメージに。
ゴールドのリボンを合わせて
ラグジュアリー感アップ
ポイントでゴールドのアイテムを入れてこなれ感アップ。ここではリボンガーランドをプラスしました。ラメなどの派手なゴールドよりも、サテンの光沢感くらいの質感のものが程よく上品にまとまります。
miho’s check
ゴールド~光沢ベージュのグラデーションで7種類のリボンを使いました。ベースとなるひもに順番にちょう結びに結んでいけばOK。5~7cm前後の幅広のリボンを使うとボリュームが出ます。
壁に飾ってメッセージウオールに
ゴールドの切り文字と一緒にをWELCOMEスペースに飾って。
壁にはマスキングテープで貼るのが簡単で跡も残りにくいです。見えてもいい可愛いものをセレクトしましょう。
主役のふたり用の椅子には
ボリュームフリルで特別感を
新郎新婦の椅子には5段フリルでゴージャスに。椅子の下半分に飾るとこのボリュームでも甘くなり過ぎずおしゃれな感じに。
ゲストチェアにはポイント使い
色違いでカラフルに
ゲスト用にはガーランドを1~2本使いでシンプルに飾る。色合わせをそれぞれ変えると楽しいです。ポイントにゴールドのリボンを飾って。
判治ミホ スタイリスト
ウエディング雑誌、広告などで活躍するスタイリスト。パーティプロデュース、ドレス、小物などのデザイン、コーディネートを展開する花嫁のためのセレクトショップ「プティラブーシュカ」を主宰。
http://www.loveshka.com
ドレスやアクセサリーなどのデザインはもちろん、ウエディング小物の制作や、コラージュ、ブックデザインなども得意とする。本アプリでは、撮影ディレクション、スタイリングを担当。
その色使いや小物使いには独特の世界観がある一方で、花嫁が自身の結婚式に取り入れやすい内容を常に意識してアイデアを提案している。
著書:『賢い乙女のハッピーウエディング』(宝島社)
構成・文・スタイリング/判治ミホ 撮影/角田明子 小物協力/ease
※掲載されている情報と商品の取り扱いおよび価格は2017年9月時点のものです
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