「バルーンと生花で作るロマンチックなデコレーション」スタイリスト判治ミホのwedding story book 73
スタイリスト的な視点からフォトジェニックなウエディングを提案してきた判治ミホが、ふたりらしいウエディングをつくるための簡単アイデアとヒントをご紹介。
ウエディングの装飾として人気のある風船のデコレーション。生花をプラスして華やかで夢のあるディスプレーに。
風船の濃淡をそろえれば
統一感が出せる
色数の豊富なゴム風船を使えば、イメージに合うカラーリングを作りやすく、テーマ性を出しやすい。パール加工のものやマットな質感のもの、半透明のものなど、いろいろな種類があるので、好みの組み合わせを探してみて。
miho’s check
今回は、ピンクの濃淡で3種類とミントグリーンの合計4色のバルーンを使いました。ソフトカラーで、優しくドリーミーな空間をイメージして。ゴム風船は「クオラテックス」というメーカーのものが、品質が良く種類も豊富でディスプレーにおすすめです。
生花は小束にまとめて保水処理すると
パーティ中ずっとみずみずしく
生花は数種類を少しずつ束ねて生花用の保水剤などで処理しておき、ぴんと張ったワイヤーやひもなどに間隔を空けながらくくり付けるようにして設置。アジサイなどは小房に分けて、少しずつ小さなブーケのようなイメージで束ねます。バラなどのころんと一輪で丸いもの、アスチルベなどの粒粒した質感のものなど、フォルムの違うものを組み合わせるとにぎやかで楽しい感じに。
ひしめき合うバルーンからのぞくお花がかわいい
たくさんある風船の隙間から生花が飛び出しているような飾り方がかわいい。ゴールドのフリンジを添えてパーティらしい華やかさをプラスしました。
miho’s check
初めにベースとなるようなひもやワイヤーなどを張って、そこに風船や花をくくり付けていきます。
生花は重量があるので、先に設置しておき、後から隙間を埋めるように風船を付けていくようなやり方がバランスが取りやすいと思います。
ベースとなるひもも1本ではなく、3~4本使って、風船用と生花用とを分けると扱いやすいです。
エントランスや高砂席装飾に取り入れて
フォトブースなどにもおすすめ
入り口の開口部や受付テーブルの上など、エントランスに飾れば、到着したゲストに楽しいパーティを予感させるようなアイキャッチに。
また、高砂席の後ろの壁に飾ったり、会場の一角にフォトブースとしてディスプレーすれば、会場全体の雰囲気つくりができます。
判治ミホ スタイリスト
ウエディング雑誌、広告などで活躍するスタイリスト。パーティプロデュース、ドレス、小物などのデザイン、コーディネートを展開する花嫁のためのセレクトショップ「プティラブーシュカ」を主宰。
http://www.loveshka.com
ドレスやアクセサリーなどのデザインはもちろん、ウエディング小物の制作や、コラージュ、ブックデザインなども得意とする。本アプリでは、撮影ディレクション、スタイリングを担当。
その色使いや小物使いには独特の世界観がある一方で、花嫁が自身の結婚式に取り入れやすい内容を常に意識してアイデアを提案している。
著書:『賢い乙女のハッピーウエディング』(宝島社)
構成・文・スタイリング/判治ミホ 撮影/角田明子
※掲載されている情報と商品の取り扱いおよび価格は2017年9月時点のものです
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