自然体でゆったり。ナチュラルウエディングを作る3つの工夫
「ナチュラルウエディング」と聞いてどんな結婚式を思い浮かべる? ガーデンでの挙式、グリーン系の装花、花冠ヘア……etc. でもそれはほんの一部。本当の「ナチュラルウエディング」とは、ふたりもゲストも自然体でリラックスできる結婚式のことなんです。そんな結婚式をつくるには「空間づくり」「演出」「衣裳コーデ」の3つの工夫がポイントに。先輩の実例を参考に、あなたも「ナチュラルウエディング」を叶えよう。
居心地のよい雰囲気をつくった先輩の【空間づくり】の工夫をチェック!
緑でゲストをおもてなし! 森の中のような会場をセレクト
選んだのは、約4000坪もの敷地に広がる芝生と庭園がある会場。約半世紀前に造成された歴史あるガーデンは木立が生い茂り、都会の真ん中ながら自然を感じられるところがポイントでした。チャペルは壁も天井もガラス張りで、まさに森の中のウエディングに。披露宴会場も大きなガラスの窓に囲まれていて、窓外の緑がゲストを和ませてくれました。(ttssjj77さん)
木やキャンドルを取り入れて、温かみのある装花コーディネートに
古い洋館のような趣のある会場は、木目調で元々ふたりの好きな雰囲気でした。よりナチュラルな感じにしたいと思い、フローリストさんに相談。キャンドルやふたりの写真を木に飾り付けたキャンドルツリーを高砂席の横に飾ることで、温かみのある雰囲気に。各テーブルには背の高い木の枝を飾り、会場内に木立ができたような感じに。(彩さん)
高砂席をソファにして、ゲストが集まりやすい雰囲気に
堅苦しい雰囲気にしたくないと考えて、高砂席をソファにしました。ゲストは「こういう高砂席初めて!」「座ってもいい?」と声を掛けてきてくれ、一緒にソファに座って写真を撮ったり、話が盛り上がったりして大成功! 高砂席の後ろにはきゃしゃな枝ぶりがお気に入りのシマトネリコの木を飾ってもらい、ソファの周りにはウエディングアイテムを並べてくつろげる雰囲気をつくりました。(tomomiさん)
緊張感はNo! 会場を和ませた先輩の【演出】の工夫とは?
出し物はナシ。みんなで果実酒を作って結婚式の思い出を熟成
思い出を財産に、というのがふたりのモットー。形式的な演出はしたくなかったので、ゲストとの果実酒作りに挑戦。テーブルラウンドで新郎が持つ瓶に、ゲストが各テーブルに置かれたフルーツと氷砂糖を入れてくれて、最後に新婦がウオッカを注いでふたをしました。最後に「このお酒が熟成する頃にうちに飲みに来てください」とアナウンス。果実酒を作りながらゲストとたくさん話ができて、リラックスした雰囲気になりました。(ttssjj77さん)
おいっ子に乾杯の発声をしてもらい、思わず全員スマイル!
大人のあいさつが続いて緊張した空気になるのは避けたいと、6歳になったばかりのおいっ子に乾杯の発声をしてもらいました。「○○にいに、○○ちゃん、ご結婚おめでとうございます。僕も先週6歳になったよ。かんぱい!」と言ってもらい、そのほほ笑ましさから自然と全員笑顔に。その瞬間に会場が和み、一体感が生まれました。(tomomiさん)
爽やかな風を感じながら、開放感たっぷりのガーデン演出
結婚式の日は五月晴れ。新緑がきれいなガーデンで、挙式後にフラワーシャワーやブーケトスを行いました。ケーキカットやデザートビュッフェも、ガーデンの木の下で。爽やかな風の中、緑に包まれてゲストもリラックスした表情に。「すがすがしくて気持ちいい」「気候のよい時期ならではの演出がよかった」と好評でした。(かなさん)
堅苦しくない衣裳で楽しんだ先輩の【衣裳コーデ】の工夫を教えて!
動きやすいドレスやシンプルコーデでゲストの元へ
介添えの人がいなくても自分で自由に移動できるよう、裾を引きずらないドレスをセレクトし、ベールや手袋もなしに。おかげで気軽にゲストのところへ行って話をすることができました。ヘアスタイルはダウンヘアに花冠をのせてナチュラルに。ブーケには、庭の花と合わせてアジサイを使い、季節感を出しました。(YNさん)
野の花を束ねたよう! 可憐なクラッチブーケでナチュ嫁に
森の中の草花を束ねたような感じにしたかったので、クラッチブーケをオーダー。より自然な感じになるよう、花だけでなく木の実や多肉植物など、ブーケの素材をフローリストさんと細部まで相談しました。できたのは、マトカリアをベースにして黄色のグラスペディアをアクセントにした野の花ブーケ。サッと花を摘んで束ねただけのような、自然な感じが気に入っています。(そらはなさん)
どこまでもふたりらしく、足元をスニーカーで統一!
普段のふたりはスニーカー派。式の時にだけカチッとしているのはふたりらしくないと思い、お色直し後は揃ってスニーカーで登場しました。ドレスはあえて足元の見えるデザインを選び、彼もズボンの裾を折ってカジュアルダウン。パーティ後半の歩き回る演出でも足元の不安がなく、ふたりの統一感も出てオシャレに決まりました。(美喜さん)
From 編集部
見た目だけじゃない「ナチュラルウエディング」を目指そう
「ナチュラルウエディング」は、緑や自然の雰囲気を取り入れるだけでなく、ふたりやゲストが自然体でいられる居心地のよい結婚式のこと。自分たちにとっての「ナチュラル」を見つけることで、よりふたりらしい結婚式にできるはず。先輩たちの実例をヒントに、ふたりの「ナチュラルウエディング」を実現しよう!
取材・文/稲垣幸子 構成/小田真穂(編集部)
※掲載されている情報は2017年4月時点のものです
※記事内のコメントは、2017年2月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー75人が回答したアンケートによるものです
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