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秋冬らしい装花は“色”で作る!コーデ術&おしゃれ装飾Snap

秋冬婚らしい装花を作る上で大事なのは、やっぱり全体の色合い。秋冬婚の装花におすすめの色合いを、日比谷花壇フローリストの堀内いずみさんにお聞きしました。おしゃれ花嫁さんの実例を参考に、理想の秋冬装花スタイルを見つけてください♪

【秋婚におすすめの色み1】
こっくり深みカラー

秋婚におすすめの色み1 こっくり深みカラー

「色みはテラコッタ、ボルドー、アンティークピンクなど、彩度の低いくすみカラーやこっくりしたお色がおすすめです。花材はコスモス、ダリア、ケイトウなどの季節のお花や、シンビジウム、バラ、ユーカリなどの葉物が人気。また、ドライフラワーを合わせるのもおすすめです。小物はセラミック/マット素材のフラワーベースやシフォン系の布との相性が良いです。また、ゴールド系のマテリアルもまだまだ人気があります。」(日比谷花壇 堀内いずみさん)

01 深みカラーのお花とシックな花器で大人秋婚スタイルに

Snap1 深みカラーのお花とシックな花器で大人秋婚スタイルに

テラコッタオレンジとくすみカラーのお花をたくさん使い、大人っぽい雰囲気に仕上げたゆいさん。
「ヴィンテージ&アンティーク感を出したくて、暖色系でくすみカラー、枝物と葉っぱを入れてほしいとお願いしました。たくさんの花瓶を使って飾りたいとお願いも!また、高砂席の後ろの布もアシンメトリーになるよう配置してもらいました。ソファとの相性も抜群!本当にかわくてお気に入りです♪」(ゆいさん)

DATA

挙式月:2021年11月
使用花材:アンスリウム、コチョウラン、カラー、チョコレートコスモス、南天、ダリアなど

02 秋色の暖色で統一し、天井にはオレンジのカスミソウを

(yumaさん)

秋らしい暖色系でまとめて、天井に染めのカスミソウを雲のように配置し、美術館のような空間を叶えたyumaさん。
「高砂席で写真を撮ったときに、しっかり写真にお花が写り込むようにお願いし、好きな装花の写真をピンタレストなどで集めて伝えました。お花以外に当日テーブルに並べる予定のものも伝えておくと、まとまりのあるコーディネートになるのでおすすめです!」(yumaさん)

DATA

挙式月:2021年11月
使用花材:アマリリス、バラ、ガーベラ、チョコレートコスモス、かすみ草

03 秋カラーのテラコッタに透明感と爽やかさをプラス

(r_2190_sさん)

r_2190_sさんの挙式は9月12日で、秋だけど残暑が厳しい時期。テラコッタカラーで秋感を出しつつ、夏の余韻を少し残したのがポイントです!
「自作のウエルカムスペースは、ソテツとプロテアのドライフラワー。会場装花はテラコッタカラーのお花を中心に、透明の花器もたくさん使って透明感と軽やかさを出してもらいました。高さのある花材も取り入れたことで、花の躍動感が華やかなショットを撮ることができました!」(r_2190_sさん)

DATA

挙式月:2021年9月
使用花材:アンスリウム、モカラ、ケイトウ(オレンジクイーン)など

04 深みカラーの装飾が和テイストの会場にマッチ

04 和テイストのテラコッタをゴールドとくすみグリーンでまとめて

会場の雰囲気に合わせてテーマカラーをテラコッタに決めたtomokaさん。装花の水中花や和風テイストとのバランスが絶妙です!
「高砂席はソファ一択、ソファに負けないような存在感を出したくて、枝や布を使った和風テイストに。ゲストテーブルには水中花とキャンドルを設置し、テラコッタを引き締めるための濃い色の花も追加。キャンドルやリーフをゴールドに統一して会場とのバランスを考えました。コストも考えて、シンプルかつ寂しくないよう、テラコッタに合うくすみ色のグリーンを置きました」(tomokaさん)

DATA

挙式月:2022年2月
使用花材:シンビジウム、オレンジューム、ラン、ロウバイ、モクレン、枝物、季節の花

05 テラコッタ×オフホワイトでナチュラルかわいいテイスト

(ayaさん)

テラコッタをベースに、パンパスグラスやコットンフラワーでふんわりした暖かい装花が印象的なayaさんの結婚式。暖かなカラーと優しい白はかわいらしく、11月挙式にぴったりです。
「テーマカラーであるテラコッタをとにかく前面に押したくて。秋冬らしい質感も欲しかったので、テラコッタ&ふわふわ感を出してもらいました。式自体も温かなイメージにしたかったので、秋冬婚らしい暖色で優しい印象が気に入っています」(ayaさん)

DATA

挙式月:2021年11月
使用花材:シンビジウム、カラー、アンスリウム、パンパスグラス、コットンフラワー

【秋婚におすすめの色み2】
ダスティーなホワイト系カラー

■秋婚におすすめの色み2 ダスティーなホワイト系カラー

「ベージュや白を基調とした色みも引き続き人気です。ドライフラワーやキャンドルなどとの相性はとても良いと思います!他には、フェザーやシルクなど、てろっとした素材の布と合わせると季節感も出て良いですね。布はグレーやくすんだお色だとバランスよくまとまります。定番ですが、ゴールド、シルバーカラーのシャビー感のある小物も人気が高いです」(日比谷花壇 堀内いずみさん)

06 ホワイト・グリーン・ゴールドで洗練カジュアルを実現

(wedding2021ssさん)

ニューヨークをテーマにした会場で、式のコンセプトを「セントラルパーク」に設定したwedding2021ssさん。
「洗練されていてかつカジュアルに距離近く楽しめる会をイメージして準備を進めました。
高砂席のソファの装花は横に並べるのが基本だと思いますが、インパクトのあるアーチ状の装花を後ろに置いてもらい、写真にもきれいに写りました。テーブル装花ははやっていた水中花にして、バラとキャンドルで高級感を醸成。テーブルコーディネートやペーパーアイテムを引き立てるため、装花のカラーをホワイト、グリーン、ゴールドとシンプルにしました」(wedding2021ssさん)

DATA

挙式月:2022年1月
使用花材:アンスリウム、バラ、アネモネ、カスミソウ

07 テーマカラーのホワイト&ゴールドでクリスマスをイメージ

7

ゴールドがメインの会場に合わせて、テーマカラーをホワイトとゴールドに設定し、クリスマスムードをおしゃれに演出したakariさん。
「メイン装花は足元から頭上までお花で囲まれているようにお願い。理想のテーブルが、会場にもなく販売もしていなかったので自作しました。白い枝やいろいろなキャンドルでクリスマスをイメージしたのもこだわりです!ウエルカムスペースにはお花のフォトブースをレンタルで手配し、会場の雰囲気に合うように、ドライフラワーメインのお花で装飾してもらいました」(akariさん)

DATA

挙式月:2021年12月
使用花材:パンパス、枝、コットンフラワー

08 ダスティーカラーの中に差し色を入れておしゃれに引き締めて

8

白やグレーのダスティーカラーでまとめた中に、濃いグリーンやボルドーなどの差し色がおしゃれに効いているkakoさんの装花。
「ゲストテーブルは、白でまとめてシンプルに、高砂席にはボルドーなどの色みを使って差をつけたのがこだわり!ヴィンテージっぽくまとめたくて、フローリストさんには、会場の木目を生かしながら、小物はヴィンテージ風のものを使い、お花の色は深い色にしたいとお願いしました。冬っぽさを出せるお花も選んでいただいたことで、深い色のお花を使っても、ふわっとした暖かい雰囲気になってお気に入りです。また、各所にキャンドルを置いたことで、暖かみが出たことに加え、電気を消しての入場やムービーをスクリーンに映す際などに、おしゃれで素敵な雰囲気になったのでおすすめです」(kakoさん)

DATA

挙式月:2022年1月
使用花材:パンパスグラス、カラー、ダリア、ハクモクレン、ゴクラクチョウカ、ストック

09 ゴールドと白でシックで上質な空間を演出

09 ゴールドと白でシックで上質な空間を演出

ゴールドと白をテーマに大人っぽくまとめた装花は、シックな会場との相性も抜群!
「ゴールドと白をテーマにしました。明かりを消した時に幻想的な空間を作りたかったので、キャンドルを多めに設置。フローリストさんには、色と小物の指定に加えて、花の種類はこれを使ってほしい、これはいやだとはっきり伝えました。他の花嫁さんの写真を参考にして何枚も持っていってイメージを伝えたのもよかったです」(mさん)

DATA

挙式月:2021年11月
使用花材:アンスリウム、カラー、胡蝶蘭

From 編集部

イメージに近い画像を集めて、好きな花と苦手な花も伝えて

色みに加えて、思い通りの装花にするために、イメージにぴったりの画像をたくさん持ち込んだだけではなく、「苦手なお花」「好きじゃない雰囲気」を伝えたという花嫁さんも多数いました。好きな花だけでなく、苦手な花や雰囲気を伝えることでより深くイメージが伝わるようです。ぜひ参考にしてみてくださいね♪

堀内いずみ
Profile

堀内いずみ 日比谷花壇 商品企画部 デザイナー

ゲストハウスでのフローリスト経験を活かし、現在はウェディングフラワーに関わる商品・サービスのプロモーションから商品企画まで担当。

取材・文/竹本紗梨 D/ロンディーネ 構成/伊藤りつ子(編集部)
※掲載されている情報は2022年8月時点のものです

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