【会場見学はココを見よ】地味に大切な設備チェックリスト
チャペルやバンケットを見るのは当たり前だけど、実は見過ごしてしまいがちな「設備」にこそ、会場選びに欠かせない大事な要素が隠されているんです。
ふたりやゲストの使い勝手はもちろん、用意された設備を上手に使いこなすことで、演出の幅が広がる場合も。素敵な会場がいくつかあって迷ったときには、設備面を比較してみるのも一つの手ですよ。
「演出」をイメージしながら見ておきたい施設・設備
例えば映像上映にはVTRだけでなくスクリーンや音響が欠かせないように、「演出」と設備は切っても切り離せないもの。それぞれシーンごとに見てみましょう。
【挙式】
□バージンロードの長さや色
□ステンドグラスの有無
□パイプオルガンの有無
□挙式会場内の音響・照明
★バージンロードの長さやパイプオルガンの音色など、設備によって挙式の雰囲気が決まることも。牧師様のお話を聞く「前室」など、神聖な気持ちになれる設備もチェックしてみて。
【披露宴の演出全般】
□マイク&マイクスタンド
□照明設備(スポットライト、LED照明)
□音響設備(ミキサー、アンプ)
□可動式パーテーションの有無
★披露宴に欠かせない設備といえば、真っ先に思い浮かぶのが音響や照明。可動式パーテーションは、「余興をするゲストの待機場所」を作る際に便利。
【映像演出】
□スクリーンやモニターのサイズ・設置場所
□音響設備(ミキサー、アンプ)
★多くの人が取り入れる映像演出。中でもスクリーンが小さいと遠くの席から見えづらいこともあるので、設置場所を含めてチェックして。
【BGM、生演奏】
□ピアノ、エレクトーンの有無
□音響設備(ミキサー、アンプ)
★生演奏の演出を考えている人は、あらかじめ会場に設置されている楽器の確認を。ない場合は用意してもらえるかどうか、持ち込みがどこまで可能なのかも聞いておこう。
こんな設備をチェックしました
\披露宴会場のピアノをチェック/
花嫁の手紙のとき、BGMとして知人に生演奏をしてほしかったので、ピアノの有無や設置場所、調律具合を確かめました。(みどさん)
\照明と扉の位置をチェック/
お色直し直後の再入場シーンで、新郎新婦がそれぞれ別の扉から登場し、ドラマチックにファーストダンスを披露する計画だったので。(J&Mさん)
\チャペルの階段をチェック/
長い階段を下りながらフラワーシャワーで祝福してもらうのが夢。見学の際には絵になる階段があるかどうか必ずチェックしました。(夏山郁美さん)
ついでにココもチェック!
【音の出る演出は、どこまでOKか事前に確認を】
会場によっては大きな音が出せないなど制約がある場合が。どの程度までOKなのか見学時に聞いておきましょう。また、楽器はすべての会場に備えてあるわけではないので、ない場合は手配方法の確認を。
「動線」や「使いやすさ」をイメージしながら見ておきたい設備
どんなに雰囲気が素敵な会場でも使い勝手が良くないとストレスのもと。ゲストやふたりの動線をイメージし、スムーズに移動できるかどうか確認しておきましょう。高齢者や妊婦さん、子ども連れのゲストへの配慮も忘れずに。
【ゲスト全般】
□控室の有無・広さ
□更衣室の有無・広さ
□クロークの有無・場所
□ロッカーの有無・場所
□トイレ(個室の数やメイクブース)
□空調設備(調整がどこまで可能か)
★すべてのゲストにとって「あると嬉しい・助かる」設備をチェック。有無だけでなく、分かりやすい場所にあるかどうかなどもよく見ておこう。
【高齢者、体調に不安のあるゲスト】
□エレベーターの有無・場所
□バリアフリー設備の有無
□車椅子の有無
□体調が崩れたときに休憩できる場所
★特別な配慮が必要なゲストにとって、上記の設備の有無は切実な問題。ない場合は対応策の確認を。
【子ども連れのゲスト】
□おむつを交換できる場所
□授乳スペースの有無
□お子さま用ハイチェアの有無
□子どもがぐずったときに連れ出せる場所
★特に赤ちゃんは待ったなし。おむつ替えと授乳できる場所がきちんと確保できるかどうか見ておこう。
【新郎新婦】
□お支度部屋の広さ・場所
□ブライズルームの有無・広さ
□花嫁専用のトイレの有無・場所
★当日を安心して過ごすために、ふたりのための設備チェックもお忘れなく。
こんな設備をチェックしました
\エレベーターの有無をチェック/
親戚の多くが高齢で足が不自由な方もいたので、段差や歩き回らなければならない場所は避けたいところ。上下階への移動がある場合、エレベーターの有無は必須でした。(まかろんさん)
\ママゲストのための設備をチェック/
赤ちゃん連れのゲストのため、おむつ替えや授乳ができる場所をチェック。専用の部屋がない場合は最低でもトイレに設置してあること、できれば授乳室と兼用の個室が準備できることを確認しました。(佐藤綾子さん)
\ブライズルームの設備をチェック/
ブライズルームでお支度をする場合、着替えているところが新郎から丸見えなのはさすがに恥ずかしいので、仕切りがあるかどうかを確認。全身が映る大きな鏡もチェックポイントです。(kaosanさん)
ついでにココもチェック!
【専用の設備がない場合は「代わりになるもの」を確認】
会場の規模やタイプによっては、設備が完璧に整っていないことも考えられます。だからといって候補から外すのは惜しいですよね。例えば専用の授乳室はないけれど、代わりに鍵付きの小部屋を使えることもあるので、「ないからNG」と決断するのではなく、まずは会場に相談してみましょう。
「あると嬉しい♪」「スペシャル感」が味わえる設備
マストではないけれど、あると嬉しかったり非日常感や特別感を味わえたりする設備・施設も。インスピレーションを働かせながらチェックすれば、テーマやアイデアが思い浮かぶかもしれませんよ。
【特別感を味わってもらえる設備】
□華やかなエントランス
□テーマや雰囲気に合うインテリア・調度品
□ソファ(ウエイティングスペース、披露宴会場)
□キッズルーム、キッズスペース
□待ち時間に利用できるカフェやレストラン
□喫煙スペース
★「大切なゲストとして歓迎されている」と一人一人に思ってもらえるよう、上記のような設備についてもしっかり見ておくことをオススメ。
【演出イメージが広がる設備】
□バーカウンター
□オープンキッチン
□自由に出入りできるテラス
□ガーデン
□らせん階段
□プール
★どんな会場にでもあるわけではないけれど、素敵な設備を見て演出や会場装飾のイメージが沸くことも。
こんな設備が気になりました!
\プールが気になった/
ガーデンにプールを見つけてワクワク! 「WELCOME」の文字を浮かべ、ウエルカムボード代わりにすると素敵かも、とイメージが膨らみました。(さーさん)
\オープンキッチンが気になった/
食いしん坊の私たちがひと目ぼれした設備はオープンキッチン。思わず「彼がコック姿でキッチンに立ち、会場を盛り上げている光景」をイメージしました。(ふくまきさん)
\披露宴会場のソファが気になった/
ソファが披露宴会場の中にあるのを見て、自由な雰囲気のパーティが頭に浮かびました。みんなが集まって座って気軽におしゃべりできそうだなと思って。(ぺーさん)
トレンド設備の「ソファ」。注目の使い方とは?
【設置場所に応じていろんな役割が!】
最近人気のソファ。ウエイティングスペースはもちろん、最近では披露宴会場の一角に設置したり、新郎新婦の席をソファにするケースも増えているようです。ゲストと一緒に座って会話を楽しむなど、あるだけでリラックスムードが一気に高まるソファ。みんながどのように使っているのか、会場スタッフに尋ねてみるのもいいですね。
From 編集部
地味だけど大事な設備。しっかりチェックして
地味ゆえに、ついつい見過ごしてしまいがちだけど、あるとないとでは式当日の居心地が変わることもある会場設備。公開中の「これで完璧! 会場見学で必須のチェック項目」もぜひ併せてチェックしてみてください。
構成・文/南 慈子 イラスト/てぶくろ星人
※掲載されている情報は2016年10月時点のものです
※記事内のコメントは2016年9月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー97人が回答したアンケートによるものです
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