におい、距離、接客…etc. 卒花が会場に行ってみて初めて気付いたこと。
結婚式の会場を探すなら、まずは情報収集から。会場のホームページを熟読したり、パンフレットを取り寄せたり、オンライン相談会に参加してみたり・・・・・・。それも大切だけど、決定する前には必ず実際に行って、自分の目で見て確かめることが超重要!まさに“百聞は一見にしかず”な卒花の実体験を参考にして。
会場を自分の“目”で見て初めてわかったこと。
<実際に見に行った方がイイ理由>
写真や映像で気に入った会場でも、見に行ってみると印象が異なることがあります。その一つが、広さ。写真は広角レンズを使って、広く見えるように撮影している場合も。また、写真は撮影された時間によっても印象が変わるので、式をしたい時間帯に合わせて、見学に行くのがお勧めです。
会場内の化粧室や控室、廊下、ロビーや会場から見える建物などは、パンフレットや広告には載っていません。結婚式では、会場の隅々までゲストの目が向くので、実際に行ってみて確かめておく必要があります。
見て初めてわかった!
【アンティーク…確かに】
洋風のアンティークっぽい雰囲気に惹かれた会場だったのですが、行ってみると装飾の細かい部分の塗装がはげていたり、サビ付いたりしていました。雰囲気が気に入っていただけに、ちょっと残念な気持ちに。(しおりさん)
【トイレの広さは盲点!】
トイレの個室が想像以上に狭かったです。さすがにトイレまで紹介している情報ページはなかったので、見ておいて良かったと思いました。ゲストには「着替えたりするのにトイレはちょっと狭いと思う…」と事前に伝えることにしました。(かもめさん)
【窓が大きいと、いろいろ見える】
披露宴会場の大きな窓から、隣に立つマンションのベランダが丸見えなことがわかりました。洗濯物がたくさん干してあって、生活感があり過ぎ…。会場の雰囲気とのギャップを感じました。(manaさん)
【キラキラ感がステキだった!】
写真ではシンプル過ぎるかな、と思っていた挙式会場だったのですが、見学に行ってみると印象が一変。挙式場のカーテンを開けると自然光が降り注いでガラスがキラキラ光り、すごくキレイなことがわかりました。(ひかるさん)
【みんなでBBQパーティ?!】
結婚式場と同じ敷地内に、一般の人が楽しめるバーベキュー場がありました。思っていたよりもバーベキュー場との距離が近くて、びっくりしました。(わかなさん)
会場の“音・におい・感触”で初めてわかったこと。
<聞いて・嗅いで・触って確かめた方がイイ理由>
LIVE映像であれば、遠隔でも会場のありのままを見ることはできますが、音・におい・感触はオンラインでは体感できません。その空間が心地よいかどうかを判断するときには、視覚以外の情報が大きく印象を左右します。心地よい音、匂い、感触を感じられる会場は、ゲストもきっと満足してくれるはず。見学の際は、ゲストの目線で五感を研ぎ澄ますのが、ポイントです。
音・におい・感触でわかった!
【香り一つで印象が全然違う!】
レストランを見学しに行った時には、出来立てで出してくれた料理の香りが、ワクワク感を誘いました。別の会場では、フレグランスのような香りが強過ぎて、見学したときに少し気分が悪くなってしまいました。(苔さん)
【潮の香りが爽やか!】
海が近い会場に見学に行ったところ、風に乗って潮の香りがしてきて、爽やかな気分を感じました。(にしきいちばさん)
【フッカフカが気持ちいい!】
式場のいすがよくある木製のものではなく、フッカフカのソファで、その感触が気に入りました。(NHさん)
【工事の音とゴミの臭い…】
見学に行った会場の近くに建設中の建物があり、音や振動がたまに伝わってきたのが残念でした。また、パーティ会場の近くに厨房(ちゅうぼう)があり、キッチンからにおいがしてきました。おいしそうな匂いもしたのですが、生ゴミの臭いも感じられ、想像してたのと違いました。(沙耶香さん)
【拍手が反響して感動!】
会場内は拍手の音がすごく反響する造りになっていることが、行ってみてわかりました。ホームページなどではわからない部分だなと感心しました。(詠美さん)
会場で、実際に“歩いて”みてわかったこと。
<自分の足で歩いてみた方がイイ理由>
会場へのアクセスは、「駅から徒歩5分」と書いてあっても、実際には階段が多かったり、坂道だったりと、歩きやすいかどうかまでは行ってみないとわかりません。
また、会場内がバリアフリーになっているかどうか、移動の距離が長過ぎないかなど、配慮が必要なゲストがいるなら、特に注意して確認しておきたいところです。
歩いてみて初めてわかった!
【車いすでもOKな席の幅】
チャペルを実際に歩いてみたのですが、前の席との間にかなりゆとりが。聞いてみると、車いすでも問題なく通れるように広くしているとのことでした。その配慮が素敵だなと思いました。(なーさん)
【最短ルートは坂道だった…】
駅から会場まで一番近いルートで歩いてみると、坂が急でちょっと大変でした。時間は少しかかるけれど別の平たんなルートがあるのがわかったので、ゲストにはその道をお勧めしようと思いました。(えりかさん)
【会場内の移動距離が長い…】
チャペルや披露宴会場、ブライズルームなどがそれぞれ離れていました。当日の移動距離を考えると、ゲストにたくさん歩かせることになると思いました。(おもちっこさん)
【雨が降ると滑りやすい!】
見学に行ったのは雨の日。ガーデンに続く屋外の道を歩いたら、かなり滑りやすいことがわかりました。高齢のゲストやヒールを履く女性ゲストには危ないと感じました。(たまきさん)
【会場内をくまなく歩いたら…】
会場の隅々まで歩いたら、ほこりが落ちているのを見つけました。掃除が行き届いていないな、とがっかりしました。(かおるんさん)
会場のスタッフに“接して”初めてわかったこと。
<接客を体感してみた方がイイ理由>
見学に行って会場のスタッフに会ったときの印象は、ゲストが会場に来て感じる印象と似ています。スタッフの接客態度は、ゲストへのおもてなしに通じるところも。結婚式の打ち合わせは何度も行うので、プランナーとの相性も大切に。大切な結婚式を任せられるか、しっかり見極めましょう。
スタッフに接して分かった!
【スタッフと相性が合わず…】
応対してくれたスタッフが、ラメのとがったデコネイルに茶髪の女性でした。見積りをもらうときも「もう1年切っているのに式場契約できてないなんて、ヤバいですよ!」という口調。スタッフの雰囲気が自分と合うかどうかは、行ってみないとわからないなと痛感しました。(しおりさん)
【さりげない配慮に感激】
スタッフに薬を飲むための水を頼んだら、飲みやすいようにあえて常温のお水を用意してくれました。素晴らしい配慮ができる会場だなと思いました。(なーさん)
【信頼がおけず候補外に】
見学に行ってみたら、担当したスタッフにその場で契約を迫られました。話を急に進めたがる態度に信頼がおけなくなり、逃げるように退散しました。(タイコさん)
行って初めてわかった、意外なこと。
<いろいろな会場に行った方がイイ理由>
頭の中で会場のチェック項目を並べていても、実際に行ってみると想像だにしなかったメリットやデメリットに気付くことがあります。さほど期待していなかったことがとても素敵だったり、その逆もまたしかり。納得感のある会場選びをするには、第一候補だけでなく、その周辺の他の会場も見学するのがお勧めです。
行ってみて初めて気付いた!
【プールが魅力の会場だけど…】
プールのあるガーデンが素敵だったのですが、見学時は蚊がたくさんいました。スタッフに聞いてみると「季節によっては発生する」「人を刺す種類ではない」「殺虫剤で対策はする」とのことでした……。(b-holicさん)
【客層の違いに気付いた】
見学の際に披露宴をしていた新郎新婦やゲストの雰囲気で、印象が変わりました。情報誌を見ていたときには「自然の中の結婚式が素敵だな」と思っていましたが、若くて派手な客層が多く、イメージが違ったなと思いました。(はなさん)
【想像以上においしかった!】
料理の味は実際に行ってみて体験しないとわからないです。複数の会場で試食させてもらったのですが、ダントツにおいしかった会場に決定。ほぼ料理で決めました。(ともえさん)
From 編集部
しっかり見て、聞いて、確かめてから決定を。
会場を選ぶ際は、自分たちのイメージ通りの結婚式ができるかどうか、しっかりチェックすることが大切です。チェック項目を埋めていくのも一つの方法ですが、何より自身が感じる心地よさや会場との相性が、最大のヒント。それを確かめるために、まずは会場を訪れてみて。
構成・文/稲垣幸子 イラスト/てぶくろ星人
※掲載されている情報は2020年9月時点のものです
※記事内のデータおよびコメントは2020年7月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー92人が回答したアンケートによるものです
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