結婚式で「ケチるんじゃなかった(涙)」証言集~フォト&ムービー編~
あらゆるアイテムにお金がかかる結婚式。かけられるお金には限りがあるので、節約できる部分は節約したいというのが多くの花嫁さんの本音じゃないでしょうか。ところが、節約しすぎたことで後々「ケチるんじゃなかった…(涙)」と後悔した卒花が多数!そこで今回は、「節約しすぎて後悔したこと ~フォト&ムービー編~ TOP5」をご紹介。卒花たちの後悔の声、ぜひ参考にしてください。
卒花たちに聞いた!フォト&ムービーで
節約して後悔したことTOP10
フォト&ムービーに関する節約して後悔したことTOP10の内容は上記の通り。では、TOP5の詳細について見ていきましょう。
1位:プロフォトグラファーによる結婚式のフォト記録(36.0%)
卒花たちが節約して後悔したものNo.1は「プロフォトグラファーによる結婚式のフォト記録」。「写真好きの身内や友人に頼めば安心」「ゲストがたくさん写真を撮ってくれるから大丈夫」と思って節約したものの、実際に上がってきた写真を見ると、思い描いていた内容からは懸け離れており、取り返しもつかないことにとても後悔した、という声が多く挙がりました。
私たちの「ケチって後悔」談
[友人に頼んだ写真がピンボケ]
節約のため友人にスナップ写真の撮影をお願いしたのですが、仕上がりを見たらピンボケしている写真が多くて残念でした……。(おたんこナースさん)
[父撮影のクオリティが……]
当日のスナップ写真の撮影は父に頼んだのですが……クオリティーはやっぱり素人……しっかりとお金を払ってプロに頼めばよかったと後悔しました。(抹茶さん)
[構図にも写りにもガッカリ]
スナップ写真の撮影を身内に依頼。出来上がった写真を見ると、思い描いていたような構図ではない写真が多く、加えて、写真の写り自体も良くなかったです。ただただガッカリ。(なみさん)
【節約Tips】写真が得意なゲストに謝礼付きで依頼を
当日のスナップ撮影をゲストに頼むと決めるなら、最低でも1人は写真が得意なゲストをピックアップし、きちんと謝礼をお渡しして、撮ってほしいカットを事前にリクエストしておくと安心。プロほど高額にならず、撮りたいカットを高確率で抑えることができるはず。
2位:プロビデオグラファーによる結婚式のムービー記録(22.1%)
節約して後悔したもの第2位は「プロビデオグラファーによる結婚式のムービー記録」。ムービー記録を取り入れるかどうかは、かなり悩むポイントとなる花嫁も多いはず。卒花たちの経験によると「要らないと思っていたけど、スピーチは後からしっかり聞き返したかった」「お色直しで退場中にゲストがどんな様子で過ごしていたのか見たかった」という声が多く挙がっており、やっぱり動画でも記録しておけばよかったという花嫁が多数という結果に。
私たちの「ケチって後悔」談
[真っ青な海が真っ白に]
当日の動画はゲストがたくさん撮影してくれると思ってプロにはお願いしなかったのですが、ロケーションの魅力の一つの青い海が白飛びしている、新郎新婦が暗くなってしまっている、といった動画ばかりで、やっぱりプロに頼むべきだったと思いました。(みきぽんさん)
[スピーチもしっかり記録すれば良かった]
友人スピーチや謝辞は友人に依頼をして動画撮影してもらいましたが、一生に一度の瞬間なのでしっかりプロに頼めば良かったと思いました。音声も表情も綺麗に残ればより結婚式後に見返す映像になったと思います。(yukaさん)
[エラー発生で撮影終了に……]
披露宴の動画撮影は予算の都合で諦め、自分のビデオカメラを2台、定点カメラとして設置しました。1台は正常に動いていたようですが、もう1台はバッテリーのエラーで途中からきちんと撮影できておらず、後悔しました。(みっこさん)
【節約Tips】カメラの取り扱いを熟知したゲストに依頼しよう
スナップ撮影と同様に、確実に頼れる動画撮影役のゲストをお願いしておくことがおすすめ。また当日撮影に使用するカメラは事前に渡す、もしくは事前に手元に準備してもらい、操作に慣れてもらうことも大事。そうすることで、当日の音声や映像をなるべくきれいに録画してもらえる可能性がぐっとアップ。大きなお仕事をお願いすることになるので、謝礼をお渡しすることも忘れずに。
3位:プロによる演出用オープニングムービーの編集(16.3%)
後悔したもの第3位は「プロによる演出用オープニングムービーの編集」。挙式や披露宴への期待感を高める役割を果たすアイテムでもあるだけに「プロにお願いしておけばエンタメ性の高いクオリティーのものを準備できたかも」と後悔した花嫁が多数。
私たちの「ケチって後悔」談
[盛り上がりに欠けたかも]
節約のために自作しましたが、プロにお願いしていれば、会場の雰囲気をもっと盛り上げることができたんじゃないかな、と思います。(ゆりちゃんさん)
[自作で完了できず結局プロに依頼]
自分で作ったけど仕上がりはあまり良い出来じゃなかったし、データをDVDに落とすことが自力ではできず、結局お金を払ってカメラ屋さんにお願いしました。(ゆみさん)
[友人に無理をさせてしまった]
計画的に準備していたつもりが、あれもこれもとなってしまい、結婚式ギリギリになって友人にムービーの作成を依頼しかなり迷惑をかけてしまいました。納品まで2日間しかなかったので徹夜をさせてしまい反省しています。涙(ともこさん)
【節約Tips】DIYするなら、スケジュールに余裕を持って
動画編集に全く慣れていない状況で自作する場合、とにかくできるだけ早く取りかかろう。編集作業自体に慣れることに時間がかかるので、それなりの時間と労力を費やす覚悟を。または動画編集が得意な友人にお願いするのも一つの方法。スケジュールに余裕を持ってお願いし、なるべく負担を軽減することも考慮しよう。もちろん謝礼も忘れずに。
4位:プロによる演出用エンドロールムービーの編集(10.5%)
後悔したもの第4位は、近年定番化しつつある「プロによる演出用エンドロールムービーの編集」。いわゆる「撮って出し」スタイルのムービーで、結婚式当日の様子を動画に収めてもらい、それを披露宴中に編集して最後にエンドロールとして流すというもの。「挙式・披露宴のどの部分まで撮影するか」によって金額に差が出るので、多くの花嫁たちが「挙式までの撮影」としたことに後悔したという結果に。
私たちの「ケチって後悔」談
[お気に入りのドレス姿も記録すれば良かった]
エンドロールムービーは、一番安いフラワーシャワーまでの撮影プランにしましたが、披露宴で着たカラードレスが気に入っていたので、お色直しまで撮影してもらえばよかったと後悔しました。(saraさん)
[少しシンプルな仕上がりだったかも]
節約のために、エンドロールに使用する素材の撮影は挙式までとしました。が、もう少しお金をかけて、見応えのあるエンドロールが作成できるようにすればよかったです。(M.Yさん)
【節約Tips】サンプル動画を確認して納得のいく選択を
撮影する時間別に、どのようなエンドロールムービーになるのか、可能な限りサンプルを事前に見せてもらおう。サンプルをいくつか見比べることで、自分たちの希望する内容が明確になるはず。また「挙式まで」と節約する場合には、絶対に盛り込んでほしいシーンをしっかりラインアップして押さえてもらう、など、自分たちの希望をしっかり反映した内容にすることで、満足する仕上がりになるはず。
5位:プロによる演出用プロフィールムービーの編集(9.3%)
節約して後悔したアイテム第5位は、こちらもDIYが人気のアイテム「プロフィールムービー」。自作することでかなりの節約を実現できるものの「慣れない作業に精神的に疲れた」「仕上がりが素人感満載のものになってしまった」など、不満も残る結果となることも多い様子。
私たちの「ケチって後悔」談
[DIYで彼との仲がギクシャク]
プロフィールムービーを自分たちで作成しました。かなりの節約になりましたが、慣れない作業が多く頻繁にけんかに発展。精神的に疲れました。(づきさん)
[音ズレ発生で残念な仕上がりに]
プロに頼むと結構なお金が必要だったので自作したのですが、画像とBGMが合わず、大体のシーンで音ズレしているプロフィールムービーとなってしまいました……。(とびさん)
【節約Tips】To Doリストを作ってから取り組むとスムーズ
オープニングムービーの編集同様、自作すると決めたら、なるべく早く取りかかろう。また、幼少期からの思い出の写真などを集めることにそれなりの時間が必要になることもあるので、素材集め、構成練り、作業すべてにおいてのTo Doリストを作成するとスムーズに進められるはず。
【後悔しない結婚式にするために】
卒花たちからアドバイス
最後に、フォト&ムービーに関して、卒花たちからのアドバイスをお送りします!
[納品はデータのみでアルバムは自作すると◎]
写真撮影はプロに頼むと、式の裏側やゲストの細やかな表情まで残してくれるので、高くてもプロに頼むのがおすすめです。私たちは、アルバムなどはお願いせずデータ納品のみにして8万円ほど節約できました。アルバムや写真立てを自分たちで作り、写真も厳選して家族などにプレゼントすることができて満足しています。(あおいさん)
[出張可能なフォトグラファーさんを探すのもアリ]
写真は一生残るものなので、やっぱりプロに頼んだ方が絶対に安心です。可能であれば、式場提携のフォトグラファーさんに依頼するより、自分たちで出張可能なフォトグラファー(提携外のプロ)を探した方が、持ち込み料を入れても安上がりになる場合もあります。(赤池さん)
[有料動画ソフトを購入すれば比較的スムーズ]
時間がかかってもよければ、自分でソフトを期間限定で購入して作成する方が節約になります!私たちはムービー作りが楽しすぎて、唯一無二の3つのムービーになりました!プロが作ったものはよく友達の結婚式で見ますが、自分で作るとオリジナリティーがあって楽しいものになりますよ!(桑原さん)
[映像系のDIYはとにかくスケジュールに余裕を持って]
映像系の自作は本当に大変でした。自作するなら、かなり早い時期から取りかかった方がいいです。どうしても時間と労力の確保ができない場合、お金はかかるけどプロに頼むのもいいと思います。(yumeさん)
From 編集部
節約とクオリティー、どっちを優先したいか考えよう
フォト&ムービーはプロに頼むと高額になるもの。頑張れば頼まなくても対応できてしまうので、ついつい節約対象になりがちだけど、プロと素人の仕上がりのクオリティーの差は歴然!撮り直しややり直しがきかないということも念頭に置いて、節約とクオリティーのどちらを優先したいか熟考を。
また、撮影や制作をゲストに頼む場合、依頼は具体的に。そしてクオリティーには多少目をつぶる覚悟も。こだわり部分と多少妥協してでも節約を優先したい内容をふたりでよく話し合い、大満足の結婚式にしてくださいね!
構成・文/島袋芙貴乃 イラスト/黒猫まな子 D/mashroom design
※記事内のデータならびにコメントは2024年6月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー82人が回答したアンケートおよび、2年以内に結婚式を挙げた20~30代の女性110人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2024年8月時点のものです
「プロフィール映像を作るときに知っておいてほしいこと」
●会場によって手作り映像の持ち込み、および使用する音源に制限があるため、事前に会場に確認をしましょう。
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