【彼ともめがちな原因別】結婚式のお金スッキリ分担法
結婚式のお金について彼と意見が分かれたというカップルは43%! デリケートな問題だけに、「どうしたらいいの?」と悩んでしまう花嫁さんも多いですよね。でも大丈夫! 実際起きた先輩花嫁の実例を基に、彼ともめずにすっきり解決できる費用分担の方法をご紹介します。
彼と意見が分かれる原因は主に「こだわり」「ゲスト数」「結婚資金」の差
人それぞれ状況も価値観も違うため、お金に関する悩みも多彩なのだが、彼ともめる原因になりがちなのはふたりの間に「こだわりポイント」や「収入や貯蓄、援助額」、「双方のゲスト数」に差がある時。中には複数の“差”があったカップルも。ここではその原因別におすすめの解決方法と実例をご紹介。
□結婚式のこだわりポイントに差がある→【CASE1】へ
□収入や貯蓄、親からの援助額に差がある→【CASE2】へ
□双方のゲスト数に差がある→【CASE3】へ
□その他のことで考え方に差がある→【EXTRA CASE】へ
【CASE1】結婚式のこだわりポイントに差がある
こだわる方がお金を払うとお互いスッキリ
相手を説得する、お互いのこだわりをそれぞれ受け入れるという方法で解決できなければ、こだわる方がお金を払って思いをかなえた方がすっきり。こだわることがドレスなら衣裳や美容着付け代は各自負担に。引出物にこだわり、両家で内容を変えるなら、ゲストにかかる費用も両家で分けるなど。計算が面倒なら、こだわることだけ一方が持ち、それ以外を折半するか人数割りする方法も。
先輩花嫁はこうした!
[花嫁がこだわった演出は花嫁が負担]
見積りが100万円近く上がり、何を減らすか、何にこだわるか、彼と話し合い。演出や料理の意見はまとまったのですが、エンディングビデオは高額で、彼が反対。でも、どうしても取り入れたかったので、私が払いました。(S.Kさん)
[こだわった衣裳代は各自負担に]
私が気に入ったカラードレスが高額だったため、彼が「もっとランクの低いものでもいいんじゃないか」と。基本折半で、彼が若干多く出してくれたのですが、衣裳代に関しては各自負担にして、好きなものを選ばせてもらいました。(ゆかりぃさん)
[遠方ゲストの交通費負担はそれぞれ思い通りに]
彼は「会費制の北海道では、交通費は負担しないのが一般的」、私は「本州出身だし、親族、友人の多くが本州から来るので負担したい」と主張。会費でまかなう費用以外は折半でしたが、ゲストの交通費に関してはそれぞれ思い通りにすることに。結果、私側のゲストの交通費は私が出しました。(小林奈緒美さん)
【CASE2】収入や貯蓄、親からの援助額に差がある
資金が多い方が多めに出してあげたい
この場合、資金の多い方が多く負担するという事例もある。 簡単なのは6:4や7:3と割合を決めて分ける方法。結婚式は折半にする代わり、新生活やハネムーン費用を資金の多い方が出す方法も。彼が多く出す場合、彼に遠慮して花嫁衣裳が選びにくくなるので、「自由に選んでいいか」了解を得よう。彼が難色を示したら、衣裳代だけ自分で出すなど、部分的に違う方法を取り入れてみて。
先輩花嫁はこうした!
[資金が多い花嫁が多めに負担]
私は親からの援助あり、彼はなし。しかもゲスト数は同じなのに、私側の親族のお祝いが多額で、ご祝儀総額にも100万円の違いが! 彼親や親族が出してくれなくてイライラしましたが、資金に余裕がある私がハワイでの前撮りと購入したドレス2着、DIYグッズ代を負担。ゲストの交通・宿泊費は両家別々、それ以外を折半することで解決。(かのまりさん)
[花嫁の貯蓄と彼親の助けを借りて夢実現]
私より6歳下で社会人2年目の彼は貯蓄が少なく、「予算が高い。身の丈に合った式にしたい」と主張。私は夢だった結婚式のためにしっかり貯めていたので、「私が多く出すから、後悔のないようにさせて」とお願い。それに同意してくれ、高額となったドレス代や小物代は私が負担。彼側ゲストの費用や彼の衣裳、着付け代は彼親が出してくれ、それ以外を彼と私で折半。(ゆうこりんさん)
【CASE3】双方のゲスト数に差がある
ゲストに掛かる費用だけでも人数割りにした方がいい
総額をゲスト数で割って各自招待した人数分払う方法だと計算もラクで簡単。ただし、遠方ゲストの交通費や宿泊費は両家で分けた方がもめない。また、人数差が大きいと、ゲストが多い方の負担が高額に。そこが気になったら、ゲスト関係の費用だけ人数割りにして、その他は折半にするか、衣裳なども含めてアイテム別に分担を変えた方がいい。
先輩花嫁はこうした!
[アイテム別に割合を変えて分担]
ゲストは彼側22人、私側10人。総額を人数割りすると、金額が高い花嫁衣裳や美容関係の費用も彼の方が多く払うことになって、彼が「ふに落ちない」と……。結局、料理や引出物など人数計算するアイテムだけ人数で割り、衣裳や美容着付け代は彼:私=1:3、他の費用は折半に。(もえさん)
【EXTRA CASE】その他のことで考え方に差がある
完全折半や共通口座から支払ってみては?
CASE1~3に当てはまらないようなことで彼ともめている場合には、共通口座から支払ったり、完全に折半する方法も。お金の問題はさまざまな事情が絡むので、個々の状況に合った解決方法を相談して。
先輩花嫁はこうした!
[ふたり共通の口座から支払うを基本に]
ふたり同額ずつ入金した共通口座にお祝い金も入れることに。ところが私は親からのお祝いを全額入れたのに、彼は「俺にくれたものだから」と自分のお財布に。それでもやもやしたのですが、私側の身内の交通・宿泊費を親が出すのに対して、彼側は彼自身が負担。彼は婚約指輪も買ってくれたので、その分と思い、式の費用は基本的に共通口座から支払い。(fu_chanさん)
[細かいことは気にせず、ふたりで折半]
彼とは職場結婚で、ふたり共通の上司は彼側のゲストとして招待することに。となると、上司からのご祝儀は彼のものになり、費用が折半だと彼が得する。それでは……と思ったのですが、私のドレス代は高いし、「ふたりのための結婚だから」と考え直して費用は折半。上司のご祝儀は彼のものに。(makoさん)
From 編集部
一辺倒ではなく、ふたりらしい分担方法を編み出そう
分担方法は結婚式に対するこだわりやゲスト数、結婚資金の差に加え、個々の価値観や性格、親の意見などさまざまな要素が絡んでくる。だから、似たような状況でも、解決方法は人それぞれ。お金のことで意見が食い違ったら、彼とじっくり相談し、ふたりなりの分担方法を編み出して。途中で新たな問題が出てきたら、また相談して臨機応変に対応を。
取材・文/渡邊博美 イラスト/てぶくろ星人
※掲載されている情報は2017年3月時点のものです。
※記事内のコメントは2017年2月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー116人が回答した内容によります。
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