ゼクシィ PRODUCED BY RECRUIT

 

ゼクシィ最新号をチェック!

  1. 結婚情報ゼクシィTOP
  2. ゼクシィ WEB MAGAZINE
  3. 結婚式・挙式全般
  4. 結婚式全般
  5. 式費用は折半or分担?“ふたりで納得”の負担方法を夫婦タイプ別に解説
お金・常識
Share on>

式費用は折半or分担?“ふたりで納得”の負担方法を夫婦タイプ別に解説

結婚式費用は折半する?割合を決めて分担する?費用の分け方にはいろいろあり、お互いの考え方が違ってもやもや……なんてことも。そこでおすすめの分け方をタイプ別に紹介するとともに、もめがちなことやその解決方法をアドバイス。悩んだらこの記事を参考にぴったりな方法を模索して。

ふたり平等の「折半」はこんなカップルにおすすめ

ふたり平等の「折半」はこんなカップルにおすすめ

折半とは同額ずつ出し合って「割り勘」にする方法。とてもシンプルな分け方で、ゼクシィのアンケートによると(※)半数以上が折半にしています。ただし、収入やゲスト数などの相違を一切無視することになるので、「なぜ折半にするか」考えて決めないといけません。

【折半は以下のような状況や考え方の人におすすめ】

1.ふたりの収入やゲスト数が同じくらい
2.お互い対等でいたいと思う
3.結婚式はふたりのものだと思う。ゲスト全員がふたりのお客さまだから、衣裳代や人数の差に関係なく、同額ずつ出し合いたい
4.家計を割り勘にしている、お互いの貯蓄を同額ずつ入れた共同口座から式費用を出したい
5.ゲストは新郎側が多いけれど、衣裳や美容着付け代は新婦側の方が高額。細かい計算は面倒なので、大ざっぱに差し引きしたい

折半がいいと思った理由は?

花嫁の声

【自力でやるにこだわって】
親の援助を受けず、ふたりの貯金の範囲内で結婚式を挙げたいと思っていた私たちにとって一番よい分担方法は、すべて均等に折半することでした。(yukkoさん)
●総額320万円
●ふたりの自己負担額320万円
●ゲスト数:新郎19人 新婦側21人

花嫁の声

【収入が同程度だから】
お互いの収入が同じくらいだったので、折半することに。親援助はなく、総額から双方のご祝儀を引いた残りの金額を折半しました。(たまごさん)
●総額360万円
●ふたりの負担額240万円
●ゲスト数:新郎側23人 新婦側18人

花婿の声

【結婚式はふたりのものだから】
新婦側ゲストが10人も多くても、新婦の衣裳が高くても、結婚式はふたりのためのものだから、ふたり平等に支払うべきだと思いました。(ひがしさん)
●総額200万円
●ふたりの負担額100万円 
●ゲスト数:新郎側5人 新婦側15人

花婿の声

【面倒な計算が不要だから】
両家のゲスト数が同じだったこともあり、細かい計算が不要で分かりやすい折半に。親からの援助が100万円あったので、残りを半分ずつ支払いました。(knakさん)
●総額300万円
●ふたりの負担額200万円
●ゲスト数:新郎側20人 新婦側20人

ふたり公平な「分担」はこんなカップルにおすすめ

ふたり公平な「分担」はこんなカップルにおすすめ

公平な分担とはお互いの収入や貯蓄額、ゲスト数の差などを考慮して、偏りがないように負担額を決めること。
その分け方にもいろいろな方法があるので、タイプ別に調整の仕方をアドバイス。

【公平な分担は以下のような状況や考え方の人におすすめ】

1.ゲスト数に差があり、折半では人数が少ない方の負担感が大きいと思う
[公平な分け方]総額をゲスト数で割って分ける。または料理などゲストにかかる費用だけゲスト数で割り、それ以外は折半する

2.職業や職種、勤務年数の差は仕方ないのに、折半なのは不公平と思う
[公平な分け方]収入や貯蓄が多い方が多く負担

3.自分が招待した人や自分にかかる費用は自分で払うべきと思う。また、相手に遠慮せずに好きなものを選びたい
[公平な分け方]ゲスト関係の費用はゲスト数で割って分け、衣裳や美容着付け代は各自負担。挙式料や写真代などそれ以外を折半にする

どう分担した?その理由は?

花嫁の声

【双方の人数に比例して2:1】
新婦側のゲスト数は新郎側の2倍。衣裳の数も新婦の方が多かったので、総額をゲストの人数比で分け、新郎:新婦=1:2にしました。(ぼのさん)
●総額240万円
●ふたりの負担額240万円
●ゲスト数:新郎側10人 新婦側20人

花婿の声

【貯蓄額に応じて新郎が8割負担】
彼女の貯蓄額が少なかったので、総額から親援助を引いた400万円のうち8割を私が負担。その代わり、ご祝儀もまとめ、その8割を自分がもらうことに。(ゲンジさん)
●総額450万円
●ふたりの負担額400万円
●ゲスト数:新郎側60人 新婦側35人

花婿の声

【金額に差がある衣裳代は各自持ち】
衣裳が新郎1着に対して新婦は2着。ドレスの方が金額も高いことから、衣裳代だけ各自負担にして、あとは総額を人数割りしました。(たいさん)
●総額180万円
●ふたりの負担額180万円
●ゲスト数:新郎側6人 新婦側3人

費用分担方法でもめがちなポイントはこちら

費用分担方法でもめがちなポイントはこちら

これだけ多くの分け方があるのですから、ふたりの考え方に相違があることも。また、先に分担の仕方を決めたものの、ゲストが決まったり、本当にかかる金額が見えてきたとき、すっきり受け入れられない問題が出てくることもあります。

【費用分担で特にもめがちなこと】
1.一方に「一生に一度だから妥協したくない」というこだわりや憧れが強く、それでもう一方の負担額も増えるのは不満
2.ゲスト数の差が発生。相手側のゲストの分まで払わなくちゃいけないの?と思う
3.援助がなかった(少なかった)方は自分の貯蓄からの持ち出しが多くなって不公平と思う
4.式準備にかかる労力の差も考えた分担方法にしてほしいと思う

どんなことでもめた?

花嫁の声

【お互いに譲れないことがある】
新郎側ゲストが新婦側の2倍もいたので、総額を人数比で分けたのですが、お車代の基準や希望する料理のランクなどに違いが。譲れないことは相手が納得するまで話し合って、こだわりを貫きました(樋口芳菜さん)

花嫁の声

【式準備の負担を考えると折半は納得いかず】
DIYなどにかかる時間が私の方が断然多いのに、式費用は折半。こういう労力も考えると不公平な気持ちになりましたが、その代わり、おいしいものをごちそうしてもらうことで了承。(yukkoさん)

花婿の声

【収入差と式費用総額が問題に】
収入差を考慮して私が多く払うことにしたのですが、私は「収入相応でやりたい」、彼女は「後悔しないようにやりたい」。最終的に「予算以上になってもいいけれど、これから彼女もしっかり働く」ということで合意。(拳で語る30歳さん)

花婿の声

【人数やお金のかけ方に相違】
お互い呼びたい人数が違い、意見の不一致も多く、どう分担するか悩みました。結局、ゲストにかかるお金は各自招待した人数分を負担。衣裳代なども分けるのが、彼女の思いを最大限尊重できる分担方法という結論に。(g8020kjさん)

費用分担について彼と考え方が違ったときの話し合い方アドバイス

費用負担について彼と考え方が違ったときの話し合い方アドバイス

彼と考え方が違ったり、もめたりしたときはしっかり話し合って、お互いが納得できる方法を見つけたいところ。ここでは卒花さんたちの体験をもとに、よりよい解決方法をアドバイス。

1.節約できるところがないか、見積りを確認する

総額アップに伴って各自の負担額も増えて、もやもやする場合は、見積りをチェックして費用を抑える工夫を。ただし、あまり節約し過ぎると心残りのもとになってしまうかもしれないので、ある程度のところで区切りをつけて。

ゲンジさん

【DIYでコストダウン】
私がかなり多く負担することにしたのですが、総額の高さにもやっ!結局、DIYできることはするなどできるだけ自分たちで準備。あとは「一生に一度」と割り切ることに。(ゲンジさん)

2.譲れない側が負担する

予定より高くなるけれど、着たいドレスがある。どうしてもやりたいことがある。その思いが一方だけで、もう一方がその支払いに難色を示した場合、それに関しては譲れない方が払うというのがすっきり。相手に気兼ねすることなく、選ぶこともできます。

花嫁の声

【私の希望でかけた装花代は私が負担】
私はすべて折半にしたかったのですが、私がこだわったメイン卓装花のランクアップ分を彼が払う気がない!それでもやもやしましたが、私の希望で上振れした分は私が払うということで決着。(みさみささん)

3.上限を先に決め、その中でやりくり

見積りは結婚式の内容が決まっていくと段々増えていきます。最終的な総額や自分の負担額がどのくらいになるのか不安な場合は、予算の上限を決め、その範囲でやりくりしましょう。そうすれば、早い段階で各自の負担額も判明。

花婿の声

【予算内なら何をしてもOK】
私の負担額を多くしたのですが、費用が膨らむのは嫌だったので、「総額400万円内なら彼女がやりたいことをしてよい」と決定。おかげでもめることなく進みました。(にゃんすけさん)

4.新生活やハネムーン費用も含めて公平にする

結婚式への思い入れが双方で違う場合、思い入れが強い方がご祝儀で足りない分を全額負担し、もう一方が新居の契約費用や家具・家電、ハネムーン費用を負担するという方法も。
また、結婚式費用は会場の費用以外にもこまごまとした支払いがあり、その管理やふたりの間での精算も面倒。それを省くため、結婚式と新生活、ハネムーンで大まかに分けるのもおすすめ。

花嫁の声

【結婚式と新生活で分けることに】
彼の貯蓄が少なかったので、まとまったお金がすぐに用意できた私が式費用を負担。彼には新生活費用を出してもらいました。新生活費用の方が低額だったので、しばらく彼に家賃や生活費などを出してもらって平等になるように調節。(maopiさん)

5.思い切って分担という考え方をなくす

世の中には「ふたりで出すことにこだわって、共同の口座から出す」という人たちもいます。先に新生活を始めている人たちに多いのは「家計費から出す」。これらの場合、分担という概念はあまりありません。分け方でもめたら、「式費用も夫婦の支出」と発想の転換をしてみても。

花婿の声

【これからは全収入がふたりのお金!】
彼女が「新婦ゲストが5人も少ないのに、折半は納得いかない」と不満。「結婚したら、自分の収入も彼女の収入もふたりのお金になるのだから、細かいことは気にしないようにしよう」と話して納得してもらいました。(りんごさん)

From 編集部

じっくり話し合って不満を残さないことが大切

式費用の分担方法にはさまざまな要素が絡み、どの方法が正しいというわけでもありません。結婚式は金額が大きく、分担に関する考え方は今後の家計費の分け方にも影響する問題なので、よく話し合って不満の残らない方法を見つけて。

取材・文/渡邊博美 イラスト/田中麻里子 構成/小堀そら(編集部)
※記事内のデータおよびコメントは2022年3月に、2年以内に結婚式を実施し、式費用の支払いをした男性110人が回答したマクロミル調査と「ゼクシィ花嫁会」のメンバー99人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2022年5月時点のものです

  • 結婚式場検討期
  • お金
  • 自己負担・費用分担
  • スッキリしたい
Share on>

pagetop