披露宴の締めくくりに、みんなへ感謝を伝える謝辞。集まってくれたゲストや、
ふたりの結婚を見守ってくれた親、そして結婚準備を一緒に頑張ってくれた花嫁にも、
心からの「ありがとう」を自分の言葉で伝えよう。
基本の構成
#1導入
披露宴を締めくくる大事なあいさつ。
抱負を盛り込みながらお礼を伝える
まずは出席してくれたことへのお礼を伝え、当日の祝辞や温かい言葉に対してあらためて感謝を述べる。ゲストだけではなく、花嫁や両家の親、当日お世話になった人たちへの感謝の想いも、謝辞の冒頭で伝えておきたい。
▼具体的には何を書く?文例を紹介
#2本題
今、思うことや感じていること、
結婚生活への抱負などを盛り込もう
本題のポイントは「今日一日を振り返って、何を思い、何を感じたのか」。事前に原稿を用意していても、この部分だけはぜひ当日盛り込んでほしい。またこれからふたりがどんな夫婦になりたいのか、抱負も述べよう。
▼具体的には何を書く?文例を紹介
#3結び
ゲストの幸せや健康を願い、
感謝の言葉で締めくくろう
結びの言葉はオーソドックスに。「皆さまのご健康とご多幸をお祈りして」というゲストを気遣う言葉や、「これからも変わらずお付き合いください」「ご指導ご鞭撻のほどを」というような、決まり文句の組み合わせでOK。
▼具体的には何を書く?文例を紹介
#check!NGワード集
結婚式というお祝いの場で、避けた方が良いとされる「重ね言葉」と「忌み言葉」。ふたりらしい言葉で語ることが大事なものの、手紙などを準備する際は念のため確認しておこう。
不幸・不吉な言葉
不吉な言葉や、不幸を連想させる「忌み言葉」も結婚式ではタブーとされる。エピソードを語る上で、どうしても避けられない場合は、ソフトな言葉に言い換えを。
別れを連想する言葉
夫婦の別れを連想させる言葉も控えたい。刃物や割れ物を引出物として使わないのも、同じ理由から。手紙を書いたら必ず見直そう。
重ね言葉・繰り返し
結婚式では、繰り返しを連想させるような言葉を避けるのが一般的。例えば「重ね重ねありがとう」なら、「本当にありがとう」など、差し障りのない言い回しに変えてみて。
【繰り返し】繰り返し/再び/戻る
その他気をつけたいNG話題
両家の家族や親族が集まる場で、過去の恋愛話はご法度。暴露系もお祝いの場にふさわしくないので気を付けておこう。
スピーチで語ってもらう分はいいが、自分で言っちゃだめ。謝辞で大事なのはみんなへの感謝。自慢話は別の機会にとっておこう。
まさかの下ネタだけど、お開き間近になると飲み過ぎて酔っ払いモードの新郎も。あらぬことを口走らないよう、花嫁が徹底ガード!
政治や宗教、思想について言及するのも披露宴の席ではタブー。いろんな考えを持つゲストがいるので、不快な思いをさせないように。
文/南 慈子 イラスト/itabamoe