【結婚式レポートin静岡県】性別発表を演出に。家族の喜びように驚きました
命の芽生えを家族と親族だけで喜び合った一日
「結婚式は長年の憧れ。友人も親族も招いて、にぎやかにやりたかった。ただ、妊娠がわかってからは、家族にちゃんと感謝を伝えて、おもてなしをしたいと思うようになったのです」と莉子さん。選んだのは、莉子さんの親が式を挙げた同じ会場での小さな結婚式。夢を追いかけて上京したものの、諦めて戻ってきた時は、「よく頑張ったね」とひと言だけ言って迎えてくれた莉子さんの母。口下手だけど誕生日には、1歳から一度も欠かさず、毎年ホールケーキを買って帰ってきてくれた父。「結婚が決まった時は、二人とも号泣して喜んでくれました」と莉子さん。当日も、挙式から母はハンカチが手放せず、父は涙をこらえ続けていた。
「最大の演出は赤ちゃんの性別発表です」と莉子さん。ふたり以外は知らない性別を、風船の中から舞い上がる紙吹雪の色で発表した瞬間、莉子さんの弟が真っ先に拳を突き上げ、その後は嬉し涙を流し、颯さんの親も歓喜の声を上げた。思っていた以上のリアクションにふたりは少し戸惑いながらも、みんなと喜びを分かち合った。家族と親族だけだからこそ、誰もが気持ちのままに感情を表現できる空間。21人全員が温かな空気感に優しく包まれていた。
両家の親同士も仲が良い。ファミリーミートでは、莉子さんの母は振り返った瞬間から号泣
誓いのキスは、まずはおなかの中の子どもと。この後ふたりで
「結婚式はまだいいかなと思っていた時に、今この幸せな時にふたりの写真を撮らないと!の父のひと言で撮った写真です。この後に妊娠がわかりました」と莉子さん
入場前からベールダウンでも泣きっ放しだった莉子さんの母
リングボーイ&ガールは配られたボックスの中にリングが入っていた親族の二人が務めた
幼い頃から父と一緒にサッカーをやっていた颯さん。ピンを何本倒せるかを予想し、正解者にプレゼントを贈った
挙式は浜名湖を一望できるガーデンで。満開のアジサイもふたりを祝福していた
テーブルラウンド中、ゲストが莉子さんのおなかを触りながら祝福の声をかけていた
挙式後、プールで行ったドロップアンドフライの演出。湖畔の風に乗って、風船は空高く舞い上がった
最前列に座る家族が見守る中、サンクスバイトは両家の母へ
性別がわかると、真剣に名前を考え始めていた颯さんの父

静岡県在住
颯さん(28歳)
莉子さん(26歳)
挙式日:2025年6月8日
会場:THE VILLA HAMANAKO
ゲスト数:19名
2023年に出会い、莉子さんが颯さんとの結婚を予感。すぐに交際が始まり、2024年12月25日に婚姻届提出。
※ゼクシィ静岡版2025年11月号より転載
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