【結婚式レポートin静岡県】延期したことで、大切な人との絆がより強くなりました
この日もやはり雨。奇跡を起こしたふたりの想い
2024年9月1日。この日がふたりの結婚記念日になるはずだった。しかし台風の影響で全列車が計画運休。高速道路も通行止めとなった。前日の夕方に延期が決定。ふたりは放心状態となった。「完全に心が折れちゃいました」と穂佳さん。翌朝、ふたりの元へ一般道を走って駆け付けた友人たち。 食事を共にし、 ふたりを励ました。亮紀さんは、「もう一度仕切り直すつらさもありましたが、あらためて僕たちは友人に恵まれていると、感謝の想いが強くなりました」。「半年かけてゆっくり準備ができるんですもんね」と穂佳さんも笑顔を見せた。
そして迎えた3月16日。やはり……朝から雨。「婚姻届を出してから大事な時はいつも雨。もうこうなると“雨に愛されたふたり”をキャッチコピーにしますわ」とふたりはケラケラと笑った。半年間の延期だったにもかかわらず、当初参列予定だったゲストが誰一人欠けることなく出席。ふたりは、ゲストに楽しんでもらいたいと、きょうだいで踊りながら再入場するなど、おもてなしの心を精いっぱい伝えた。その想いに応えるかのように、ガーデン演出が始まると、奇跡的に太陽が顔をのぞかせた。「すべてに感謝しかないね」。ふたりはほほ笑み合った。
ファーストミートで目が合った瞬間、「やっとやっとこの日を迎えられたね」という亮紀さんの言葉に、穂佳さんも涙があふれた
挙式前にウエルカムビュッフェでゲストをおもてなし
ダズンローズセレモニーで使ったアメリカンフラワーは、亮紀さんの90歳の祖母の手作り
亮紀さんのいとこの子どもたちが乾杯を発声。この時から雨が上がった
穂佳さんのブーケは友人からのプレゼント
前菜には、穂佳さんの母のレシピを再現した卵焼きと、キャンプで亮紀さんが作るローストビーフ、亮紀さんの亡くなった祖父が作ってくれていた赤飯を用意
引出物マルシェを開催。オリジナルエコバッグはレザーのネームタグ付き
手直ししたウエルカムボードには「雨天決行」の文字が!
朝からの大雨。普段着に着替えたふたりがゲストをお出迎え
結婚証明書と演出で使ったストラックアウトのボードは穂佳さんの祖父の手作り
宣誓は、両家の親がふたりに問いかける形で
サンクスバイトは両家の祖父母に。「今日も元気に参列してもらえて良かった」とふたり

静岡県在住
亮紀さん(30歳)
穂佳さん(28歳)
挙式日:2025年3月16日
会場:サンタ・アムール エテルニテ(静岡県)
ゲスト:67名
看護師の穂佳さんと理学療法士の亮紀さん。2020年に知り合い意気投合。 2023年9月1日に婚姻届提出。
※ゼクシィ静岡版2025年7月号より転載
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