【結婚式レポートin茨城県】長く伸びる参道を出会いからの日々に重ねて
家族と過ごす厳かな神前式と和やかなパーティ
小学校の入学式に、眞愛さんのひと目ぼれで始まった特別な恋。10数年を経たこの日、紋服に身を包んだ彼の隣には、あの日からずっと好きだった里帆さんが花嫁姿で寄り添っていた。300メートルある神社の参道をゆっくり歩き始めるふたりに、柔らかな木漏れ日が降り注ぐ。少し前まで重たい雲に覆われていた空から太陽がのぞき光に照らされた参進の儀は、ふたりの結婚が奇跡でなく運命であることを表しているようだった。
心地よい緊張感に包まれた挙式を終え、場所を移して行われたのは、家族とごく近い親族だけを招いた披露パーティ。和の装いから一変し、タキシードとウエディングドレス姿で登場した新郎新婦を、両家が最高の笑顔で祝福する。パーティについて、「おいしい食事をたっぷりと楽しんでもらうことで、感謝を伝える場にしたい」と話していたふたり。食事がメインの時間とはいえ、ケーキ入刀できょうだいの出番を設けたり、親と祖父母、伯父伯母に花束とブートニアを贈ったりと、セレモニー感もしっかりと。「笑顔で過ごしたいから」と、あえて親への手紙はなしにしたものの、込み上げるものを抑えきれず、お開き前はその場にいた全員の目に涙が光っていた。
新郎新婦が交互に杯を口にし、契りを結んだ三三九度
花束を受け取った伯母の涙が、新婦へ、新郎へ、家族へと連鎖。締めのあいさつで「泣かないと決めていたのに泣いちゃった」と眞愛さん
新郎は弟妹と4人でケーキ入刀、新婦は双子の姉にサンクスバイト。ケーキセレモニーはきょうだいにとっても忘れられない時間に
神前式からの流れで、ペーパーアイテムは和をモチーフにデザイン
全員が同じテーブルを囲んで乾杯! 和やかなパーティの幕開け
花束とブートニアに感謝の気持ちを込めて、父母に贈呈
無事に挙式を終えた後は、列席者が並んで親族固めの杯を交わした
新郎が七五三の参拝を行った神社が、ふたりにとっても大切な場所に
いちごやブルーベリー、ハーブをあしらったシンプルな3段ケーキ
歓談中は、ふたり揃ってゲストの元を歩き、用意していた銘酒を振る舞うシーンも
里帆さんが可愛がっている親族の愛犬、ゴールデンレトリバーのメイちゃん、豆柴のまめちゃんもパーティに出席

茨城県東茨城郡在住
眞愛さん(25歳)
里帆さん(26歳)
挙式日:2024年9月1日
挙式会場:酒列磯前神社(茨城県)
披露宴会場:ALAISE(ウェディングレストラン「アレーズ」)(茨城県)
プランニング:ウエディングセレクトショップ水戸
小学生時代から4度目の告白で交際へ。「ずっと思っていてくれて、信用できる人だなって」と里帆さん。
※ゼクシィ茨城・栃木・群馬版2025年1月号より転載
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