【結婚式レポートin香川県】この日のためにふたりでお遍路。念願の仏前式が叶いました
石垣島へ移住する前に家族との思い出を
新郎・隆伸さんは四国八十八ケ所巡りをすでに結願(けちがん)済み。そして結婚を前にちあきさんと一緒に、もう一つのお遍路といわれる四国別格二十霊場巡りを結願した。
ふたりの挙式は、八十八ケ所のうちの75番札所である総本山善通寺で。空海の生誕の地といわれるこの善通寺で仏前式を行うことになった。
読経が流れる挙式中、ふたりが指輪の代わりに交換したのはお数珠。これは別格二十霊場のお寺で一粒ずつ珠(たま)を購入し、20個全て集めて数珠に仕立てることができるというもの。ふたりは一緒に回って集めた思い出をかみ締めながら、お数珠を交換した。式後の境内では、岐阜県から来られたお遍路さんがふたりを祝福する姿も見られた。
四国出身のふたりがたまたま働いていた沖縄県の石垣島で知り合い、始まった交際。この結婚式が終わったらふたりは再び石垣島に移住する。そのため披露宴は沖縄のかりゆしウエアで登場。ちあきさんへのサプライズであるウエディングケーキの登場や、沖縄の三線(さんしん)や津軽三味線の披露。そして母の日にちなんでおいやめいたちが母に感謝の花束を贈呈する演出も。思い出深い結婚式を終え、ふたりは再び石垣島へ旅立つ。
ふたりが四国別格二十霊場のお寺で集めた珠で作ったお数珠を交換
挙式を行った御影堂(みえどう)で線香をお供えする
住職の読経が響く中、厳かな雰囲気で進められた仏前式。総本山善通寺での挙式を望んだのは隆伸さん
挙式を終えて親族との集合写真。折り鶴シャワーを用意してくれていた
披露宴会場に場所を移して親族との会食。津軽三味線の奏者を招き、数曲を披露してもらった。隣の女性は司会者を兼ねたシンガー
ふたりのめいやおいがたくさん参列してくれた披露宴
この結婚式を終えたら出会った場所である石垣島に移住するふたり。沖縄をイメージして三線の奏者も招いた。曲に合わせて全員が立ち上がりカチャーシーを踊る場面も
予定になかったウエディングケーキは、隆伸さんがちあきさんに内緒で用意。「今まで 彼女 お疲れ様! ほんで これからはぼちぼちで ええから 嫁よろしく!」のメッセージ入り
この日は母の日。おいやめいたちが順番に母へ花束を贈った。締めくくりは隆伸さんの父が自分の母に花束を贈呈
沖縄県石垣市在住
隆伸さん(29歳)
ちあきさん(29歳)
挙式日:2024年5月12日
会場:総本山善通寺、湯元こんぴら温泉華の湯 紅梅亭(香川県)
四国出身のちあきさんが石垣島で働いていた時に出会う。一度ふたりで地元香川に帰り、新生活は石垣島で。
※ゼクシィ徳島・香川・愛媛・高知版2024年11月号より転載
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