【結婚式レポートin愛知県】生まれ育った町の良さを多くの仲間に伝えたい
150名が集結。歴史的建造物での記念すべき第1号
江戸時代から酢や酒、しょうゆなど醸造文化が栄えていた愛知県半田市。当時の姿そのままの建物などが、文化の薫りを今に伝えている。そんな半田市内に、結婚式会場がなくなった。「地元の良さを生かした門出の場をもう一度!」と立ち上がったのが半田ウエディング協会だ。半田市出身の哲平さんが、協会主催初の結婚式に手を挙げた。会場となったのは、1898年に誕生したカブトビールの工場跡地「半田赤レンガ建物」。
ふたりとも4人きょうだいで、にぎやかな家庭で育った。すでに熱田神宮会館で親族のみの挙式を終えており、今回は友人だけのパーティという設定だったが、「趣旨を伝えた上で、参加したければどうぞ!と言ったら両家とも親族全員が出席。楽しいことが大好きなんです」と哲平さんは笑う。“型にはまらない自由な時間と空間を楽しむ”が今回のコンセプト。歓談スペースとイベントスペースなど用途別に空間を分け、ゲストはドリンク片手に会場を行き来して交流を楽しんだ。「ふたりともきょうだいが多く、仲がいいんです。大勢で集まるって、それだけで楽しいですよね」と菜都美さん。どのシーンでも喜色満面のふたりの笑みが、150名のゲストに幸せ気分を届けた。
ガーデンでの挙式。司式役には友人をサプライズで指名
哲平さんがカメラを回して子どもたちを撮影。子ども好きな哲平さんの優しいまなざしが印象的
イベントスペースにはふたりの作品などを展示。哲平さんの親もじっくり見学。ケーキセレモニーなど演出はすべてこのスペースで
ゲストは10年後の自分宛ての手紙を書き、ポストに投函。10年後にふたりが全員に渡しに行く約束を。10年後も繋がっていてほしいという願いを込めた
歓談スペース。地元の高校生たちが手伝った
父と入場。「門限あり、交際ダメと厳しい父で、芸能活動も当然大反対!でも真剣に取り組む姿に認めてくれるようになり、今では一番のファンです」と菜都美さん
席札代わりの刺しゅうの名入りハンカチ
料理スペースに並ぶケータリング料理とドリンク。料理は盛り付けも華やか
子どもと一緒にじゃんけんカードゲーム。大人も大盛り上がり
乾杯酒は会場のビール工場で作られていた『カブトビール』
菜都美さんの家族写真。みんな仲良くお祭りが大好き!

愛知県在住
哲平さん(36歳)
菜都美さん(31歳)
挙式日:2024年6月1日
会場:半田赤レンガ建物
招待客:150名
映像クリエーターの哲平さんと俳優の菜都美さん。仕事仲間から2022年夏に恋人関係に。2023年に挙式済み。
※ゼクシィ東海版2024年10月号より転載
- 結婚準備全体
- 結婚式実例
- 愛知県













