【結婚式レポートin静岡県】大好きな人たちと過ごしたどの瞬間も、大切な思い出です

極度の緊張感から、振り返った瞬間、しばらく言葉が出ない。ファーストミートでは、Yさんは拍手をするだけ。4年前、想いを寄せていたSさんに思い切って声をかけ、デートにこぎつけたものの、女性と2人だけで過ごすのは人生初。「念願のデートなのに、緊張しすぎて何を話したのかまったく記憶にないんです」と笑うYさん。純粋で真っすぐ。Sさんの職場でも“心根の優しい、思いやりに溢れたいい人”と評判だった。

情に厚く、ご縁を大切に生きてきたふたりは、これまでの人生に関わってくれた人たちに感謝を伝える日にしたいと、駿河湾が一望できる会場での挙式を決めた。ファミリーミートでは、子どもたちと同様に、情に厚く、感情豊かなふたりの親は顔をくしゃくしゃにして子どものように泣きじゃくった。父からは怒られた記憶がないと語るSさん。「まさかここまで泣くとは」と驚きを隠せなかった。Yさんと妹を一人で育ててきたYさんの母も、この日は一日泣きっ放し。「反抗期がひどかったんです。ただ母には、勉強よりも“人との付き合い方”を厳しく諭されました。頑固だけど真っすぐな母。今日は親孝行ができたかな？」とYさんははにかんだ。

ファミリーミートでは3人の親が揃って号泣。想定外の状況に、YさんもSさんも驚いた

再入場ではYさんもドレスの色当てクイズに参加し、Sさんを迎えた

Sさんの会社の先輩から贈られた、手作りのリングピロー

Yさんが厨房（ちゅうぼう）でピザを作りゲストに振る舞った。本物のシェフ？と思うほどコックコートが似合い、生地作りの手さばきも鮮やか！

ハートが大好きなSさんリクエストのケーキ

2人の兄に可愛がられたSさん。幼い頃から手を繋ぐ時は、いつもSさんは真ん中だった

富士山も頭をのぞかせふたりを祝福

潮風を受けながらのフラワーシャワー。地元の友人や恩師がふたりを迎えた

「生まれてきてくれてありがとう」。母からの言葉に、Sさんは涙を流した

Yさんの中学1年次の担任。Yさんが唯一心を許した先生で、この先生が担任でなければ2年生には進級しない！と言い張ったほど。人生の師でもある

中座は小学校からの友人3人と。今でもほぼ毎日会う仲間

Profile

静岡県在住
Y・Kさん（25歳）
Sさん（24歳）

挙式日：2023年6月17日
挙式披露宴会場：オリゾンブルー
招待客：79名

トラック運転手のYさんが、得意先で働くSさんにひと目ぼれ。ふたりにとって駿河湾は心の故郷。

※ゼクシィ静岡版2024年5月号より転載

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