【結婚式レポートin埼玉県】私たちを強く引き寄せた笑顔と音楽と共に
ウエディングケーキ代わりのバーガータワーにがぶり!
バンドのドラマーとしてステージに立つ新郎と、お客さんとして目当てのバンドを見に来た新婦は、3年前、ライブハウスで出会った。ふたりの結婚式は「楽しいのが一番!」と、湿っぽい演出は抜きにして、新郎新婦共に日頃から絶やさない笑顔と音楽で、ゲストと一緒に楽しんだ。
挙式からみじんも緊張を見せず、普段と変わらぬビッグスマイルで登場した新郎新婦に、ゲストの歓声が上がる。披露宴では、音楽活動の傍らハンバーガーショップに勤める新郎のリクエストでハンバーガータワーを用意。ケーキ入刀の代わりに、ふたりが同時にハンバーガーにかぶり付くと、この日一番の笑いに包まれた。新郎のバンド仲間とアカペラが趣味の新婦兄による音楽尽くしの余興は、会場がまるでライブハウスに。
最後まで笑顔でいたいと「新婦の手紙」は割愛。家族と親族一人一人の引出物にこっそり手紙を忍ばせた。新郎謝辞の直前、新郎から新婦へのサプライズの手紙で、新郎は安堵から、新婦は喜びで涙。ゲストに向き直った新郎が「全員が笑って過ごせたことが何よりでした。これからも仲良くしてください!」と言うとゲストも泣き笑い、何度もうなずいて拍手を送った。
緊張のあまり段取りをすっかり忘れてしまった新婦父に、笑顔を超えて笑い出してしまう新郎新婦。笑顔のふたりを見守るゲストもまた笑顔に
新郎謝辞の直前、新郎から新婦へのサプライズ・手紙の朗読に、この日初めて涙する新婦。「サプライズは初めてで、想像もしてなかったので嬉しかった」
新郎友人のスピーチは、わかりにくいボケが新郎を和ませた。「知らないエピソードばかりで、変だなと思ってスピーチ直後に聞いたら、AIが自動生成した文章を読み上げたって言うんです(笑)」
新郎のバンド仲間や新婦兄たちによる音楽の余興。「予定していた以外にも、うちのボーカルとお義兄さんが、内緒で連絡を取り合って練習したコラボ曲も披露してくれて感動しました」
新郎中座は友人にお姫様抱っこされながら
白ドレスとカラードレス、通しで持ったのはラベンダーの生花のブーケ。「彼のバンドの曲で、当日も披露宴入場曲で流した『ラベンダー』という曲にちなんで」
デザートビュッフェに誘いながらゲストと談笑&フォトタイム
群馬県渋川市
藤原徹郎さん(31歳)
悠夏さん(28歳)
挙式日:2023年8月20日
会場:ラグナヴェール SkyTerrace
ゲスト数:63名
新郎はバンドマン。新婦は学童の先生。ふたりで飼い始めたモルモット3匹、テグー2匹と暮らす。
※ゼクシィ首都圏版2024年3月号より転載
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