【結婚式レポートin北海道】皆さんへの『ありがとう』と、天国の祖母へ思いが届くように
家族、恩師、友人。愛する人との「運命」に感謝
同じ学校で時を過ごし、高校2年生から10年間、愛を育んできた新郎新婦。初々しい姿も見てきた友人たちが多数集まり、歩んできた時間を共に振り返る一日となった。
挙式ではエンゲージカバーセレモニーや退場時のクロージングハグで憧れを実現。また、チャペルの前で行ったバルーンリリースには、新婦の強い思いが込められていた。
「ずっとかわいがってくれて2年前に病気で亡くなった祖母は、彼とも面識があり、花嫁姿を見せたかったなと」。天国の祖母へ結婚の報告が届くよう、新婦が手にしたバルーンには「おばあちゃん、空から見守っていてね」のメッセージが。雨が上がり広がった青空に、願いをのせたバルーンが吸い込まれていった。
心に響いたのは、ふたりの恩師のあいさつ。「たまたま同じクラスになり、同じ部活を選び、結ばれたふたり。たまたまかもしれない、ですがそれが重なることを“運命”と呼びます」。パーティのラストで流れたのは「1997.02.28」と記された新婦の誕生を待つ若き日の父の映像。たまたまが重なって出会い、ふたりを祝福するためにこの日、ここに集まった人たち。その幸せな運命に心から「ありがとう」の思いが溢れた。
新婦憧れのクロージングハグ。結婚の喜びと重みの両方を実感した
キリスト教式の司式は特別に、新郎が小さな頃から通っている教会の牧師が務めた
現在、フォトグラファーとして活躍する新婦。エントランスには、ゲストとの思い出写真をたくさん飾った
得意のDIYでウエルカムコーナーほか、多くのアイテムを手作り
学生時代のふたりをよく知る恩師による、乾杯のあいさつ
プロフィールブックにはハネムーン先のモルディブや、母校で新婦が撮影したふたりの写真を盛り込んだ
長く交際を見守ってきた友人たちも涙した、親への感謝のセレモニー
新婦はいとこ&弟とにぎやかにトレイン中座。新郎は大好きな祖母と仲良く腕を組んで
リニューアルしたての新しい会場。オープンキッチンから出来たてのひと皿がゲストの元へ
デザートビュッフェは夜のガーデンで。ゲストとの触れ合いもゆっくり楽しめた
新郎の兄夫妻、新郎のいとこと5人で特技の生演奏を披露。新郎の美声にも歓声が上がった
函館市在住
ウィリアムズ信介さん(26歳)
侑依さん(26歳)
挙式日:2023年6月10日
会場:マリエール函館
同じ高校に通い、共に吹奏楽部に所属。学生時代からお付き合いを始めて、10年目で迎えた念願の結婚式。
※ゼクシィ北海道版2023年10月号より転載
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