【結婚式レポートin北海道】私たちを結んだ音楽で、感謝の気持ちを伝えたい
クラシカルな空間と迫力の生演奏で「非日常」を満喫
吹奏楽の作曲家として活躍している新郎と、学生時代から吹奏楽器の演奏に親しんできた新婦。ふたりに出会いをもたらした“音楽”は、まさに晴れの日にピッタリなテーマ。音楽関係の友人も多数出席した札幌での結婚式は、新婦好みのクラシカルな雰囲気と非日常感を意識。外国を思わせる会場のしつらえに合うよう、衣裳、小物、装飾など細部までこだわり、音楽のエッセンスをふんだんに取り入れた「自分たちにしかできない結婚式」をつくり上げた。
パーティのBGMは、新郎がこの日のために作曲したオリジナル曲を中心に、知人作曲家の作品を当日サプライズで使用。また、演奏できるゲストに事前に声をかけて楽器を持参してもらい、新郎新婦とのセッションを企画。演奏したのは、曲名に新婦の名前を入れ、新郎が最愛の妻に贈った特別な一曲。会場中央で新郎が指揮を執り、新婦を含む総勢14名の演奏が響くと、大きな拍手が湧き起こった。
「普段は両家の親ともゲストとも遠く離れた場所に暮らしているので、言葉やプレゼント、音楽で感謝の思いを伝えることができて良かったです。約1年かけて準備してきましたが、私たち自身もとても楽しめた結婚式でした」
パーティ前半は新郎の曲、後半はふたりと親交のある作曲家が作った曲をBGMに使用。演奏会のように、会場入り口にセットリストを置いた
新郎の指揮に合わせて、新婦と仲間が吹奏楽の生演奏を披露
母も娘も思わず感動が込み上げたベールダウン
子どもの頃からきょうだいのように仲が良い、いとことのサプライズ中座
挙式後は大階段でのフラワーシャワーと、ふたりの住む利尻特産の昆布を用いたブーケでトスセレモニーを行った
ロイヤルウエディングをイメージし、白を基調とした装花で上質な雰囲気に
衣裳のほか靴にもこだわり、ハイヒールを2足用意。白ドレス時はビジューが美しいブルーのサテン地、お色直しはドレスに合わせて赤のエナメルをセレクトした
新郎は姉と笑顔の中座
当日が誕生日の先輩ゲストに、バースデーソングの生演奏とサプライズプレゼントを贈った
ウエルカムコーナーやテーブルラウンドなど、幻想的な光の演出も好評だった
両家母が笑顔になった体重米のギフト
利尻郡在住
下田和輝さん(30歳)
麻耶さん(26歳)
挙式日:2022年8月11日
会場:ホテルモントレエーデルホフ札幌
音楽の共通の知人の誘いで出会い、新郎が猛アプローチ。東京から新婦の住む北海道に引っ越し、結婚へ。
※ゼクシィ北海道版2023年6月号より転載
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