【結婚式レポートin石川県】ずっと支えてくれたみんなに“ありがとう”を伝えたくて
スポットライトを当てる演出でゲストを主役に
コロナ下でいったんは結婚式を断念したふたり。結婚生活はスタートしたが、「親族とのつながりができてないし、けじめもついてなくて、このまま結婚式をしなかったら後悔しそう」と考え、長男の煌人くんが1歳になった頃から再度、結婚式の準備を始めた。「といっても、もう子どももいるし、ふたりの門出という気分ではなかったです。ただ、結婚したことで周囲への感謝の思いはより強くなったので、何よりゲストに喜んでもらえること、感謝を伝えることをテーマにしました」と新婦。
ゲスト同士もこの結婚式が久々の集まりなので、食事と会話を楽しんでもらおうと、演出少なめのゆったりとした構成にした。取り入れたのは親族のクローズアップ。父母や兄弟姉妹にいろいろな役割を振ってスポットライトを当てる定番演出に加え、新郎祖父には乾杯の音頭を、両家のおじ夫妻にはケーキバイトしてもらい、大いに盛り上がった。「“孝行な孫や!”と、祖父が喜んでくれたのが何より嬉しかった!」と新郎。そして新婦も「父母の笑顔やゲストの晴れやかな表情を見て、結婚式はやはり大事なことだと実感しました」。結婚式を通して、大切な人たちとの絆をあらためて感じたふたりだった。
新郎はジェラート職人。デザートビュッフェでは自ら考案のジェラートをサーブ
乾杯の音頭を取る90歳の新郎祖父
購入したブーケにパンパスグラスをプラスしてナチュラル感と量感をアップ
リングボーイは煌人くん。緊張しながらリングを運んできた愛息を笑顔で迎えるふたり
煌人くん1歳のバースデー写真から、お気に入りの一枚をウエルカムボードに
ジャケットセレモニーで新郎と母が感謝と祝福のグー・タッチ
個性派の黒ドレス。ビーズが煌めくレースのトップスとシフォンたっぷりのスカートが豪華。ボリュームのあるブーケで一段と華やかに
おじ夫妻によるケーキバイト。突然の指名に両夫妻はびっくり。親族には大受け
新婦が友人にブーケをプレゼント。この後、友人だけがスタッフに誘導されてチャペルへ。そこには友人の夫が待っていて、彼女にリベンジプロポーズ。実はこれ、新婦から友人へのサプライズ。「喜んでもらえました。計画してよかった!」と新婦。結婚式とは別進行のひそかなサプライズは大成功!
石川県野々市市在住
羽間辰彦さん(34歳)
万希子さん(30歳)
挙式日:2022年11月12日
会場:アニバーサリークラブ フラワーガーデン(石川県)
バイト先で出会って彼女から告白。そのときは叶わなかったが、4年後に再会。いちずな思いが通じて交際へ。
※ゼクシィ富山・石川・福井版2023年4月号より転載
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