【結婚式レポートin石川県】ゲストの笑顔が溢れて温かな国際交流が叶いました

新郎は学生時代に日本語を学び、毎年のように来日して各地を旅して回っていたドイツ人。そんな彼がたまたま石川県に立ち寄り、たまたまアプリを開いたら、“一番近くにいる女性”としてヒットしたのが新婦だった。
「こんな偶然の出会いから、結婚することになるなんて、これはもう神様のおぼしめし！」と幸せいっぱいのふたり。結婚式は互いの思いも一致して日本で挙げることに決めた。ドイツから来てくれる新郎の親戚に楽しんでもらえるだろうかという気掛かりはあったが、始まってみればそれも全くの杞憂（きゆう）に。新婦の上司がドイツ語を交えてスピーチをしてくれたり、伯父がドイツのゲストを誘って一緒に乾杯の音頭を取ってくれたりと、遠来のゲストを歓迎。メールアドレスの交換や記念撮影も始まって、披露宴は和やかな国際交流の場になった。
さらに新郎の日本語スピーチが、ゲストに好印象。この日が新郎と初対面という友人たちから 「素晴らしいスピーチ！　すてきな人だね！」と祝福された新婦は、「とてもうれしかった。彼を誇りに思いました」。国境を越えて結ばれた新郎新婦、大好きな人たちから温かな承認と祝福を得て、ふたりの絆はより強くなった。

新郎が挙式で最も感動した指輪交換。「いとおしい人と結婚できた喜びが湧き上がりました」

新婦のバイオリンの先生が演奏で祝福

新郎のスピーチ。「まだまだ敬語は苦手。テキストは日本人の友人に手伝ってもらい、一生懸命練習しました」

ケーキには金箔（きんぱく）を散らして金沢らしく。料理も地物を多用したフレンチに

新婦めいがみやびな振り袖姿でリングガールに

装花はサクラと洋花で日本×ドイツを表現

新郎は新婦のドレス姿を当日初めて見て感激。「特にカラードレスは彼が好きな赤色を選んだので、すごく喜んでくれました」と新婦

新郎が旅先で出会い、ずっと仲良くしている友人夫妻。バンジョーの演奏と、ふたりにちなんだ替え歌を披露

日本のサクラとドイツを代表するヤグルマギクをあしらったウエルカムボードは新婦友人の手作り

新郎の親戚と日本のゲストが歓談。新郎の家族や友人は参列できなかったが、彼らからドイツに嫁ぐ新婦に宛てたメッセージ映像を新郎がサプライズで上映。新婦は胸がいっぱいに

Profile

ドイツ・エッセン在住
ヤノッタ・ベンヤミンさん（34歳）
薫瑠さん（37歳）

挙式日：2020年2月20日
会場：アーククラブ迎賓館　金沢（石川県）
ゲスト数：32名

ドイツ、日本間の超遠距離恋愛。長文メールと長電話（５～６時間！）で、相手への理解を深め、愛を育んだ。

※ゼクシィ富山・石川・福井版2020年10月号より転載

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