【結婚式レポートin鳥取県】伯耆大山で知り合った私たち。大切な人たちと山に誓いました
親しい人たちの温かな祝福と大山に包まれて
広島県出身の新郎・耕助さん。新婦・沙帆子さんは高知県出身。互いに登山が趣味で、知り合ったのは中国山地最高峰・伯耆大山の登山ツアー。ふたりとも一人で参加していたため山頂で声を掛け合ったのが出会いだった。
その後、中間地点の岡山や近隣の登山デートで愛を育み結婚。当初は広島で結婚式をする予定だったが、プランナーの「知り合った大山で結婚式をするのがいいのでは」という提案で、大山を見渡す麓のキャンプ場で、親しい人だけを招いて執り行うことにした。
挙式会場はその大山を背景に。ゲストに名前を書いてもらった石をボックスに入れてもらい承認。誓いの言葉を述べた後、ふたりは思い出の大山に対しても、これからの人生を登山に例えて誓った。
披露宴ではふたりがいつもの登山スタイルで再登場し、「Life with Mountain」と書かれたウエディングケーキに入刀。またドラムは沙帆子さんの父、ギターは長兄、下の兄がボーカル、ふたりも手作りの太鼓で参加したバンド演奏は総立ちとなって歌い踊るシーンも。「キャンプ場で結婚式なんて……」と当初は心配をしていたという親族も、心のこもった温かなパーティに涙を浮かべて感激していた。
「登山のように厳しい道のりの後には素晴らしい景色がある。これから一歩一歩歩いて行くことを大山に誓います」
いつもの登山スタイルで、大山をイメージしたケーキに入刀
ウエルカムドリンクは高知のユズ、広島のレモン、鳥取のフルーツウオーター
パーティ中撮り合った写真をその場で飾った
パーティを終えゲストを見送るふたり
両家の母にサンクスバイト。母たちは感激してぐっと涙をこらえていた
大山を背景に全員で記念撮影
ドレスとタキシードの足元はいつも履いている登山靴
沙帆子さんの家族の余興でバンド演奏。みんなで踊って楽しんだ
広島のカキやタイ、高知のカツオ、大山のミルクなど縁のある3つの土地の特産を料理に取り入れた
ゲストが名前を書いた石をボックスに詰めて。大山の登山者が石を持って登り、侵食した部分を石で埋めていく「一木一石運動」にヒントを得て
「家族が大変な時期にも、娘は明るく育ってくれました」と涙ぐみながら話していた母のベールダウン
広島県広島市在住
森口耕助さん(43歳)
沙帆子さん(28歳)
挙式日:2022年10月22日
会場:FOREST PINE PARK(鳥取県)
プロデュース:la!hal wedding
2017年、 それぞれ一人で伯耆大山の登山ツアーに参加。山頂で声を掛け合い山友達になる。2019年に婚約。
※ゼクシィ岡山・広島・山口・鳥取・島根版2023年3月号より転載
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