【結婚式レポートin愛知県】テーマは“Sense of wonder”思わず笑顔になれる時間に
自由に自然体でリラックスできる公園パーティ
愛知県西尾市一色町赤羽。厚美さんはここで生まれ育った。江戸中期から町火消しの間で歌われていた「木遣」(きやり)と共に、この集落にあった赤羽木遣太鼓が19年前に復活。火の粉を散らし厄をよける「纏」(まとい)を回し、祝い事の際などに披露されている。集落外で披露されることはない。この保存会に幼い頃から所属していた厚美さん。保存会メンバーは、このハレの日に太鼓演舞を披露。厚美さんの成長を見守ってきた町内の人たちに見送られ、ふたりは会場へ向かった。
「定番の結婚式は照れくさい」「リラックスできるパーティのような式に」。ふたりは公園での結婚式を選んだ。ドレスコードは、緑の芝生と青空に映える、白とベージュ。真っ白のスニーカーを履いて、軽やかに参列するゲストたちのとびっきりの笑顔が弾けた。「頼まれた人が緊張してしまうから」と、余興もスピーチもなし。ふたりが行きつけの店のシェフが、共に好物の「ミートソースパスタ」を振る舞い、園内のクラフトビール工場から届けられるビールサーバーの前にはゲストが列をつくった。「自然と笑顔が溢れる幸せな時空間」。思い描いていたテーマのシーンが目の前に広がっていた。
配られた嫁菓子を手にした厚美さんの幼なじみ。懐かしい話に花を咲かせた
厚美さんの姉も保存会のメンバー。出発前に太鼓をたたき、ふたりを祝福した
自宅前の神社での参拝後、保存会メンバーと家族で記念撮影。この時のドレスは、厚美さんのいとこの妻が結婚式で着用したものを借りた。厚美さんのピアスは拓真さんの母から、拓真さんの蝶ネクタイは、厚美さんの母からプレゼントされたもの。家族の晴れやかな笑顔が印象的
拓真さんがデザインしたウエルカムボードの向こうに広がるパーティ会場
入場は父と母と。ナチュラルな雰囲気が会場にピッタリ
大好物のミートソースパスタを嬉しそうに食べるふたり
学生時代の恩師も大はしゃぎ。ゲストが常に笑っている祝宴だった
誰からともなく芝生に集合した厚美さんの職場仲間。突然「ジャンプ」の掛け声が!
気温が高かったため、ケーキではなくドーナツタワーに粉糖を掛けるセレモニーを
ゲストが色付けしたウエディングボード
公園の一角が祝宴会場に

愛知県西尾市在住
大澤拓真さん(24歳)
厚美さん(27歳)
挙式日:2022年9月11日
会場:安城産業文化公園デンパーク
ゲスト数:57名
同じ会社に勤務。2017年の社内運動会で知り合い、自宅最寄り駅が近く、一緒に帰宅するうちに交際へ発展。
※ゼクシィ東海版2023年1月号より転載
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