【結婚式レポートin愛知県】母さん!これからも僕たちを見守っていてね
挙式は友人らと祝宴は家族だけで語らいの時間に
「ガーデン挙式にしましょ!」、提案したのは、それまでガーデン挙式に興味がなかった真唯さんだった。「ガーデンの方が天国の彼のお母さんからもよく見えるので」。真唯さんは静かに語った。3月下旬の優しい春の光が降り注ぐ、満開の桜の下で、ふたりは家族と友人、そして空の上からほほ笑んでいる母が見守る中、人前式に臨んだ。『いつもんどおり』。緊張する場面では、いつも母がそう言って良太さんの背中をポンと押してくれていた。その言葉を、挙式前に父から母の写真と共に受け取り、良太さんと真唯さんは笑顔で誓いを立てた。
祝宴は家族9人だけの食事会。真唯さんの手には、母が挙式で使ったチューリップのブーケを再現したものが。卓上にもチューリップをあしらい、会場は爽やかな春の香りに包まれた。良太さんが父との中座の際には、父が大ファンという矢沢永吉氏の曲が流れ、会場内は大盛り上がり。和やかなだんらんの締めくくりには、良太さんと真唯さんがそれぞれ親への感謝の手紙を読んだ。「母さんへ……」。最初のひと言で涙で言葉に詰まってしまった良太さんの背中を真唯さんと父がポンと。母の「いつもんどおり」の声が聞こえてくるようだった。
友人らが見守る中での人前式。ブーケブートニアのセレモニーでは、真唯さんが大好きなチューリップをゲストから受け取った
ゲストにスイッチングレターを用意。挙式直前に一斉に読んでもらった
3人で入場。耳には20歳のお祝いに母からもらったパールのイヤリング
家族に拍手で迎えられ、子どものような笑顔で応えるふたり
ケーキセレモニーとフォトタイムまで友人らとガーデンで過ごした
ファーストミートで涙した良太さん。その後サプライズで真唯さんの祖母と妹が花束をプレゼント
真唯さんの妹が手作りしたチューリップのウエルカムボード
ベールダウンの儀式では、この日の太陽のように母と真唯さんの笑顔が輝いていた
父から渡されたメモリーブックに3人の写真と『いつもんどおり』の言葉
祝宴の締めは笑顔で。ワンモアチアーズの乾杯!
良太さんは父と中座。良太さんが生まれたとき、矢沢永吉氏のライブに一緒に行ける!と大喜びしたという父。母との思い出の曲でもある“永ちゃん”のBGMにノリノリ
愛知県名古屋市在住
白坂良太さん(27歳)
真唯さん(29歳)
挙式日:2022年3月28日
会場:ザ ナンザンハウス(THE NANZAN HOUSE)
ゲスト数:7名
2019年に出会い、共にカレー好きで食事に行くように。2020年婚姻届を提出し、家族に感謝を伝える式を。
※ゼクシィ東海版2022年8月号より転載
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