
【結婚式レポートin宮城県】ありったけの思いを父と母へ届けたくて……

親族と友人、丁寧に心通わす二部制結婚式
いつの頃からか、21歳に結婚すると決めていた美織さん。それは最愛の母が結婚した年齢だったから。理想の夫婦像でもある父と母のようになりたい。そう思った彼女が結婚式を迎えたのは24歳。少し遅くなったけれど、父のように優しい優作さんに出会えた。そんなふたりが、挙式を決めた理由は家族の「晴れ姿が見たい」という思い。コロナ下での実施に迷いもあったけれど、この状況で参列を決めてくれたことへの感謝と安全面を考えて、80名のゲストを分け、親族と友人・仕事関係それぞれ丁寧にもてなせる二部制に。一部では、親族一人一人が自己紹介とふたりへ言葉を届ける時間を用意。エピソードも飛び交って、両家の距離がグッと接近。美織さんは、「パパとママの子どもで幸せ」と花嫁の手紙で父母への気持ちを真っすぐ伝えられた。
「結婚式は正直挙げなくてもいい」と思っていた彼女だったけれど、 手紙に涙する父母、 挙式でふたりを祝福する友人たち、 そして、二部のパーティで送られたビデオメッセージと、 何度も何度も涙。その横で優しくほほ笑む彼と寄り添う姿は初々しくて、 一部も二部もふたりを応援するような笑顔と拍手が会場に満ちる。その温かいパワーに、 ふたりは、 未来の幸せを何度も何度も誓った。
「仙台ウェディング&ブライダル専門学校」の企画に応募して、結婚式を実施したふたり。プロデュースしてくれた学生たちと一緒に考えたテーマは、ふたりがお互いに、またふたりからゲストへの思いを込めた「To(Two)You」。消毒液ボトルにもテーマとふたりの似顔絵をあしらって
親族のパーティでは新郎おいがフォトグラファー役に
友人や職場関係と行った二部の前に、ゲストみんなと集合写真
アフターセレモニーとして行った“コスメ”プルズ
新婦の友人が手作りしてくれたドライフラワーをガラスケースにあしらった結婚証明書に署名
親族の自己紹介タイムで、「今日の兄は一番かっこいいです」と新郎弟
メイン席を飾ったのは、チュールと雪の結晶形のイルミネーション
ケーキはいちごがこぼれ落ちるチョコレートケーキ
娘に差し出されたウエイトベアの重みを確かめて涙する母
「結婚に求めること」を色で示すように、ゲストに押印してもらったアイテム
メッセージビデオに涙
新郎が友人と漫才を披露

福島県南相馬市在住
高田優作さん(28歳)
美織さん(24歳)
挙式日:2021年12月5日
プロデュース:仙台ウェディング&ブライダル専門学校
挙式会場:仙台セント・ジョージ教会
披露宴会場:ロイヤルアルバートコート
職場で出会い、趣味が同じだったことから意気投合。コロナ下で迷いながら結婚から1年10カ月後に挙式。
※ゼクシィ宮城・山形版2022年4月号より転載
- 結婚準備全体
- 結婚式実例
- 宮城県