
【結婚式レポートin静岡県】生まれて初めての誕生日みんなのお祝いが嬉しいね

夢だった大聖堂で母であり、幸せな花嫁として挙式を
大聖堂での挙式リハーサル時からにこにこと笑って場を和ませ、両家のアイドルだったふたりの息子。「11月で1歳になりました」と新婦の初羽さんは目を細める。子どもを授かり、すぐにお披露目をしたかったものの、2年近く、結婚式の実施はおろか外食すら危ぶまれるような世相に。お互いをお互いの友人にも満足に紹介できていない状態が続いた。特に美容師の初羽さんや専門学校時代の友人たちは仕事柄、「何かあってはいけない」と、ずっと自粛を重ねてきた。だからこそ結婚式のテーマは「歓談がメインで親睦が深まる結婚式」。初羽さんも康平さんも、久しぶりに会う友人たちとたくさん話し、新しい家族を紹介する場になればと意気込んでいた。「退院したばかりの祖父が出席してくれるのもすごく嬉しくて」と康平さん。この結婚式は家族や親戚が久しぶりに顔を合わせる場でもあった。
もう一つのセレモニーは息子の誕生祝い。「初めての誕生日を一緒に祝ってもらいたい」。息子の大好きなバナナとヨーグルトクリームで作ったバースデーケーキを持参した初羽さん。パクッと頬張る息子と同じ表情になる康平さん。仲むつまじい日常が皆の前に披露された一瞬だった。
大聖堂での挙式は新婦の憧れ。「ここで挙げたい」という思いがモチベーションとなって、お肌の手入れや産後の体形変化を戻す努力が続けられたそう
「娘も生まれたとき、天使みたいに可愛くてね。だから初羽って名付けたんです」と、孫を抱っこしながら話す新婦の父。最近、まな娘の子どもの頃をよく思い出すという
美容師という職業柄、ブーケとヘアメイクのコーディネートにもこだわった。カラーでカッコよく
高校の野球部メンバーを中心に友人が多い新郎。中座の際には各卓で浜松まつりのコールが掛かり、グラスに酒が注がれ、その都度飲み干していく。親友たちは息子をあやす手つきも慣れたもの
席札などのアイテムは全て新婦の手作り
ブーケトスのブーケには新婦が愛用する美容グッズを詰め合わせた
新郎は息子と入場
美容師の友達ともやっと会えてこの笑顔
飲み過ぎて謝辞が言えない新郎に笑いが起こる。この後、新婦が代わりにお礼の言葉を述べた
幼い頃からずっと可愛がってくれた新郎の祖父

静岡県浜松市在住
大石康平さん(25歳)
初羽さん(25歳)
挙式日:2021年11月20日
会場:THE ABBEY CHURCH(アビー・チャーチ)
ゲスト数:90名
知人が経営するバーで出会い、新郎の「今度飲みに行こう」の言葉がきっかけに。お互いお酒が大好き。
※ゼクシィ静岡版2022年4月号より転載
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