【結婚式レポートin千葉県】サプライズ愛が溢れて涙が止まりません!
良縁に両家急接近。108本のバラの仕掛け人も家族
「いい人いないかな……」の彼のつぶやきに、「娘はどう?」と勧めたのは、当時、彼と同じ職場だった新婦母。会ってみると初対面なのに自然体でいられて、その日のうちに恋人に! まさかのスピードに驚いた母だったが、「ふたりとも子ども好きで優しいから、お似合いだと思った」とニッコリ。この良縁で両家は急接近。共に幼稚園教諭の母同士はすっかり仲良くなり、新婦父と彼は2人でタイヤ交換したり、食事に出掛けたり。自身の父を亡くした新郎は「綾ちゃんのお父さんは頼りになる」と信頼を寄せ、両家親とふたりの5人で何度も集まった。
結婚式も家族愛でいっぱい。式はベールダウンやジャケットセレモニーで母たちに送り出してもらい、新婦父には祭壇で感謝のブートニアをプレゼント。新郎は固い握手を交わし、披露宴では可愛く腕を組み中座した。クライマックスは両家から新婦へのサプライズ。新婦母がこっそり娘の母校などに新郎を案内して、友人らが登場する動画を作成。動画の中で贈られた花を束ね、新婦父母が最後の1本を添えて108本、永遠(とわ)の誓いを立てる贈り物にした。号泣する新婦とほほ笑む家族を見守るゲストは、両家の良縁に温かな拍手を贈った。
「幸せになるんだよ」とずっと泣いていた母。「ざっくばらんな性格で何でも言える、姉のような存在です」と新婦。ジャケットセレモニーをして新郎を送り出す母も、感極まった
アンティークな雰囲気のバンケットの階段から、華やかに再入場。パティシエの新婦弟は、この雰囲気からイメージを広げてチョコレートのウエディングケーキをデザインしてくれた
嫁ぐ前に、親へクリスマスプレゼントとして贈ったみるくちゃん。愛らしいしぐさに歓声が上がった
中座エスコートの指名は新婦父
5年間、幼稚園教諭として勤めた新婦。結婚式前日には、保護者や教え子たちからお手製ウエルカムボードやアルバムのプレゼントが。そこには5年間分の教え子たち、約100人もの写真やメッセージが!
家族からのサプライズに息をのむ新婦。新郎が花束を届けるときのBGMは、新郎姉の生歌♪
ひと目ぼれした美しい大聖堂
優しい笑顔に祝福されて
待合室に、大聖堂の入り口に、新郎父が好きだったユリの花。贈呈花もユリにした
千葉県野田市
篠田雅央さん(25歳)
綾香さん(26歳)
挙式日:2021年9月19日
会場:ST.MARGARET WEDDING
ゲスト数:43名
「とにかく優しいよ」と母から紹介された彼と結婚。当日はお気に入りのオーダーブーケを手にして。
※ゼクシィ首都圏版2022年3月号より転載
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