【結婚式レポートin愛知県】私たちを支えてきてくれた友人たちを紹介するね
故郷・鳥取の自然、恩師、仲間みんなが祝福
出会いは15歳。高校3年間のデートは、学校帰りに自転車で海へ行ったり、町の体育館の外階段に座って話をしたり。「通学バスが1時間に1本しか来ないような、一面田んぼが広がる田舎町でした。ふたりの思い出がたっぷり詰まっている場所です」と結美子さん。そんなふたりを10年間見守ってきた故郷の同級生7人も、当日祝福に駆け付けた。
挙式は大切な友人たちに、正式に結婚報告をするためのものにしたいと人前式を選んだ。退場時は扉が閉まる瞬間、ふたりはハグをして幸せ報告。ひときわ大きな拍手が響いた。祝宴も主役は友人。スピーチも中座のエスコートもすべて高校時代や大学時代の友人を指名。そんな友人からのサプライズプレゼントは、高校時代の恩師や部活の友人たちが登場する映像だった。懐かしい顔と故郷の風景に、ふたりも友人たちも、高校時代に戻ったような無邪気な笑顔を見せた。家族にスポットが当たったのは、記念品贈呈と謝辞のときのみ。「この結婚式で、私たちを今まで支えてくれた友人たちを、家族に紹介して安心してもらいたかったんです」とふたり。最後列から終始ふたりを見つめていた父と母のまなざしは、どこまでも穏やかで温かかった。
1926年建立の旧名古屋銀行本店が会場。ビンテージとアンティークが好きな結美子さんが選んだ
テーブル札代わりは、着席するゲストに縁のある小物。結婚証明書にはゲストが添えたドライフラワーを。ゲストが選んだ花を、ふたりが手作りしたゲストの名前入り一輪挿しに挿してテーブル装花に。小物もゲストとの繋がりが感じられるものばかり
ブーケプルズのブーケは結美子さんの母の手作り
ふたりのハグシーンでドラマチックに扉を閉じた挙式
鳥取で一緒に過ごした高校時代の友人たちと談笑
佑哉さんの中座をエスコートしたのは、当日の佑哉さんの眼鏡をプロデュースした、眼鏡店で働く高校時代の同級生
カジュアルな雰囲気にと、お色直し後はワンピースで。手には結美子さんの母の手作りのブーケが
プロフィールDVDには、高校の制服姿の写真も
「姉と年が離れているからか父は私に甘くて。涙を見たことがないので、当日もずっと笑っているはず」と結美子さん。しかし目には大粒の涙が……
愛知県名古屋市在住
河野佑哉さん(25歳)
結美子さん(25歳)
挙式日:2021年7月10日
会場:ザ・コンダーハウス(THE CONDER HOUSE)
ゲスト数:42名
高校の同級生。1年生のときに、学園祭の準備で仲良くなり交際スタート。2021年の交際10周年記念に挙式。
※ゼクシィ東海版2021年12月号より転載
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