【結婚式レポートin山形県】心解き放たれる景色の中、家族の涙が心に染みました
一つ一つのセレモニーで愛を受け取って
ビンテージのファッションと音楽を好み、居心地のよいカフェ巡りがお決まりのデートコースという諒さんと佳梨さん。結婚式は、自然体でゆっくりコーヒーが飲めるような、そんな雰囲気にしたいと思っていた。そこで舞台にしたのが月山の中にあるファーム。ビンテージドレスにカーキのスーツ、ピンクの祭壇装飾、イギリスから取り寄せたフローラルベール。お気に入りで満たした結婚式を大切に準備してきた。ところが、新型コロナウイルスの影響で、家族との挙式だけを行うことに。悩んだ末の決定だった。
当日は青空の下、太陽に輝く緑に包まれて挙式がスタート。オリーブの植樹セレモニー、ふたりから家族へ、そして父母からふたりへ手紙を読むシーンなど、プログラムを絞っただけに、その一つ一つに心を込めて臨むことができた。「ずっと見守ってくれてありがとう」「素直になれなくてごめんね」。開放的なロケーションに後押しされ、気持ちを家族へ届けたふたり。「悩んだ分、幸せになるはず」と新郎父母。「人数は少ないけど、これ以上思い出深い式はない」と新婦父母。挙式だけになったのは残念だったけれど、この形だからこそ、愛をたっぷり感じられた奇跡に、ふたりは深く感謝した。
ヘキサゴン形のガラスケースにドライフラワーをあしらったリングピロー
リングボーイを務めたのは新郎おいの櫂君。式の後は芝生を元気に駆け回る姿がみんなを和ませた
誓いのキスで思わず照れ笑い
終始娘の晴れ姿を収め続ける新婦父と涙ながらに見守る母と祖母
新郎はお気に入りのビンテージの革靴を、新婦は装花に合わせてくすみピンクのフラットシューズを着用
ピンクのタペストリーを中心に、新婦の大好きな世界観が表現された祭壇。家族写真もまるで洋書の1ページのよう
草花が刺しゅうされたフローラルベール
雄大な山間のファームで開放感抜群の挙式
当日来られなかった妹や友人たちはオンラインで参加。「画面越しでもおめかししていたり、幼なじみの家族まで参加してくれたり。多くの人に祝福していただけました」と新婦
フォトシューティングをたっぷり満喫。自然に負けないカラフルなブーケもこだわり
家族一人一人がオリーブの鉢植えに土を掛け、ふたりが水を注いで完成する植樹セレモニー
山形県鶴岡市在住
小野 諒さん(29歳)
佳梨さん(28歳)
挙式日:2021年6月6日
会場:月山ポレポレファーム(山形県)
プロデュース:marrydesigns(マリーデザイン)
職場の同僚として出会う。イベントの帰り道にカフェで話をしたら、居心地がよくて、お互いを意識。
※ゼクシィ宮城・山形版2021年11月号より転載
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