【結婚式レポートin山形県】大切な場所、人がいて思い出はずっと鮮やかに
愛車で山形縦断!晴れ姿を披露し家族の前で誓う
オレンジ色のキャンドルにふたりがそっと火を灯す。カヌレの上にキャンドルが飾られたカヌレタワーに優しい炎が宿り、玄太さんと瑞希さんのセレモニーは笑顔に包まれてスタートした。ふたりは森の中にある新郎の実家の工房を舞台に、大好きな洋菓子を用いたセレモニーを実現。アイテムにもこだわり、蜜蝋(みつろう)キャンドル作家の新郎父の指導のもとカヌレキャンドルを手作りした。立ち会ってくれた家族へ感謝を込めたプチサプライズも用意。両家父母にお手本バイトをお願いし、カヌレサーブでは陶芸家の新郎が焼き上げたお皿に、新婦手作りのトングでお菓子を取り分けて手渡した。
実はこの日ふたりは、「大切な人に晴れ姿を見てほしい」と愛車での山形縦断フォトツアーを計画。スタジオでの記念撮影に始まり、お世話になったカフェやそれぞれの家族を訪ね、さらに「この幸せを分かち合いたい」とミニセレモニーを行うことにした。
コンフェッティの祝福を受けたふたりは、新婦の実家のある酒田市へと出発。「大切な人の笑顔に出会えて、誓いも祝福もすべてが特別な思い出です」。ふたりの晴れの日は、一人一人の胸にキャンドルの炎のように温かい光を灯した。
手作りタペストリーは森の工房にちなんでハチの巣モチーフのロゴ入り。1周年の入籍記念日に彼から贈られたリースも一緒に
記念に残せるようドライブーケに
スタジオの壁一面に写真を貼り付けて記念撮影
ペーパーシャワーの祝福も
カフェ特製カヌレの上に同じ形のカヌレキャンドル
お手本バイトではほっこり笑顔に
「親だけでなく関わってくれた皆さんへの感謝が溢れて……」と長い手紙を朗読。新郎がハンカチを渡して応援
新婦のバイト先のカフェにて晴れ姿をお披露目。コーヒーの香りの中でくつろぐ時間に
カヌレサーブに用いた陶器の小皿も特製トングもハチの巣モチーフ
愛車にバルーンとタペストリーを飾り付け
「施設にいる祖母に晴れ姿を見せたい」という思いがフォトツアーの原点。対面シーンでは新郎が感極まって涙
「似すぎている!」とびっくりしたそれぞれの幼い頃の写真2枚。「奇跡の写真」と名付けてお披露目し、共通の赤い靴下を当日のドレスコードに指定
新婦の実家で記念撮影
宮城県七ヶ宿町在住
安藤玄太さん(28歳)
瑞希さん(28歳)
挙式日:2020年10月10日
プロデュース会社:marrydesigns(マリーデザイン)(山形県)
大学でサークルも同じだったふたり。金髪にイメージチェンジした彼女に彼がときめいて交際がスタート。
※ゼクシィ宮城・山形版2021年8月号より転載
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