【結婚式レポートin静岡県】参道には友達の姿が。目が合うたびに幸せでした
和婚への憧れとゲストへの感謝を織り交ぜた時間に
姉のように慕ういとこが三嶋大社で挙式した約10年前、列席していた里佳さんは「何てステキなんだろう」とひと目ぼれ。それから10年の間には海外生活も経験して、自分のアイデンティティーを考え、ますます日本らしさに惹かれるように。「だから挙式は迷わず三嶋大社に決め、披露宴も和モダンを意識しました」。当日、支度が整い、人力車に乗り込んで挙式会場へ。大鳥居で待つ友人知人の姿が目に入ったとき、思わず顔を見合わせ、笑顔になったふたり。時節柄、自衛官である康成さんの同僚や上司は全員欠席となり、彼の側の列席者は茨城県からの家族4人のみ。その4人が神前式の巫女の舞や雅楽の調べに「すごい」と言って感動したことも、ふたりの喜びになった。
今、結婚式を挙げてもいいのだろうかと、ずっと自問していた康成さん。が、上司や部隊の仲間たちが口々に「おめでとう」と笑顔でお祝いするサプライズ映像が届き、驚きの後にグッと感動が込み上げた。一方、里佳さんも「結婚式は単に数時間を共にするだけでなく、自分の人生を思い返すもの」と実感。「私たちの人生に関わってくれてありがとう」。万感の思いでふたりはゲストに目を向けた。
挙式中は観光客もお賽銭(さいせん)を投げず、外から見守っていて「それも嬉しかったです」
新郎のお色直し再入場は新婦のめいとおいと3人で。新郎に懐いているおいは初めての結婚式出席にハイテンション!
オンラインで繋いだのは新郎新婦のキューピッドとなった新婦の親友。産後間もなく欠席となったが、タブレットでお祝いのメッセージを。記念撮影も一緒に
花器の竹は新郎と新婦の弟が竹林から切り出し、新婦の家族総出で磨いて作った
「大鳥居で誰が待っているかな」と、人力車に乗ってワクワクしていたふたり
母に手を引かれて歩いた参進の儀
弟の友人夫妻がお祝いに駆け付ける。「たくさん人が集まる家なので、みんな顔見知りになっていて」と新婦
影絵のWelcomeは新婦母の手作り
新郎の仕事先の仲間からお祝いの映像が
新婦の再入場はウエディングドレスで、父にエスコートを依頼。新婦いわく「反抗期のときも『信じているよ』っていつも言ってくれた父です」。お開きには涙が
静岡県御殿場市在住
谷中康成さん(31歳)
里佳さん(34歳)
挙式日:2021年4月24日
挙式会場:三嶋大社
披露宴会場:THE MORRIS(ザ・モーリス)
ゲスト数:62名
御殿場と東京で遠距離恋愛していたが、移動がはばかられる昨今、交際から結婚へとスピードアップ!
※ゼクシィ静岡版2021年9月号より転載
- 結婚準備全体
- 結婚式実例
- 静岡県