【結婚式レポートin大阪府】結婚式を挙げてよかった。みんなに会えてよかった
ふたりを囲んでぜいたくに過ごす親族だけの空間
昨年6月、晃弘さんから瑞穂さんへプロポーズ。「結婚式はしたい。でもコロナ下でゲストに来てもらうのはまだまだ不安」。そんな状況の中、親族のみで行うことを前提に会場探しをスタートした北野さんたち。大正期に建てられた国の重要文化財でもある大阪市中央公会堂の特別室は、普段は入ることができない特別な場所。見学してすぐに「ここで結婚式を挙げたい」と即決したそう。一方、披露宴が行われたのは、土佐堀川の左岸に面した、元銀行のレトロな建物を改装したリストランテ。こちらも大正期に建てられた歴史的建造物で、もともと古い物、アンティークな物を見るのが大好きなふたりにぴったりの会場だった。結婚式を行うかとても悩んだという瑞穂さんだが、「出席していただいたみなさんから、『こんなときだからこそ結婚式に出席してよかった。会えてよかった』と言ってもらえて本当にうれしかったです」と、しみじみ振り返る。大規模な披露宴では味わえなかった親族同士の親しい交流は、父母の元で大切に育てられてきたお互いの歴史を知る絶好の機会にも。大阪の歴史を感じる場所でゆったりと過ごした一日は、何物にも代えがたい夢のような時間だった。
ファーストミートは大阪市中央公会堂の建物を背景に。「いぃやん! かわいいやん!!」と、ストレートに感動を表現する晃弘さん
挙式は厳かなキリスト教式のセレモニーで
ベールとリングピロー、リングガールのミニブーケなど、瑞穂さんの母が心を込めた手作りで準備。花嫁を先導し、指輪を運ぶのはいとこの双子の子どもたち
クラシカルなドレスによく似合うパールのネックレスは、母から借りたサムシングオールド
こんな時期だからこそ、貴重な両家の集合写真。開放的に青空の下で撮影
レストランに移動して披露宴がスタート。換気やアクリル板など、感染症対策に配慮した空間で両家が親しく交流
ゲストに温かく見守られながら退場
披露宴の後半はアップにしていた髪を下ろしてカジュアルな雰囲気に
リストランテの洗練されたイタリア料理がゲストに好評。こだわってよかったと思えたポイント
創建当時、貴賓室として使用されていた特別室はたたずむだけで絵になる空間
大阪府東大阪市在住
北野晃弘さん(25歳)
瑞穂さん(27歳)
挙式日:2021年4月11日(日)
会場:大阪市中央公会堂(挙式)、リストランテ・サリーレ(披露宴)
プロデュース:有限会社マリッジプランナー(大阪府)
職場の同僚として知り合う。社員旅行が親しく話すきっかけに。晃弘さんの方が年下だけど、仕事では先輩。
※ゼクシィ関西版2021年8月号より転載
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