【結婚式レポートin広島県】宮島に暮らす祖父母に花嫁姿を見てほしくて

2020年6月に韓国・チェジュ島でハネムーンとふたりだけのフォトウエディングをする予定だったのが、コロナで中止に。そこで珠里さんの祖父母の住む宮島のカフェを貸し切りにして、親族と友人を時間差で招くフォトウエディングとセレモニーを実施することになった。それなら密を防ぎながら高齢の祖父母や親族に白無垢姿を見てもらうことができ、家族や友人と写真を撮ることもできるはず。そんなプランナーの素敵なアイデアで、ふたりは結婚式に対する前向きな気持ちに切り替えることができたという。
当日の朝、色打ち掛けと紋付きに着替えたふたりは、人力車に乗って紅葉谷に移動。観光客から「おめでとう！」と声を掛けてもらいながら、記念撮影を行った。
カフェでのセレモニーでは両家の家族の前でふたりが手紙を読み合い、家族から受けたはなむけの言葉に涙を浮かべる姿も。やがて祖父母が到着すると珠里さんは祖父の好きなコチョウランの刺しゅうが施された白無垢を披露できた。
ドレスに着替えると新郎側、新婦側と時間を分けて友人たちが到着。「今日はありがとう」「きれいよ」。そんな声を掛け合いながら幸せな一日を過ごすことができた。

パーティが始まる前、控室で母に支度の仕上げをしてもらう

パーティの前半は親族との時間。家族一人一人からはなむけの言葉を受けて握手

続々とカフェに到着する友人たち。「おめでとう！」の言葉に感激

ふたりの思い出の写真を飾る。懐かしく見入る親族の姿があった

祖父母を交え、カフェの前で記念撮影

ゲストへのプチギフトは一輪の花。さまざまな種類の花が用意されていた

祖父母の住む宮島をパーティ会場に選んだふたり。このカフェは海側の窓から巌島神社や周囲の松林を望むことができる素敵なロケーション

パーティの前に宮島町内へのロケに出発。人力車に乗って移動をすると、紅葉狩りの観光客から祝福の言葉が掛けられていた

パーティのテーマは「結ぶ」。その象徴としてゲストにおむすびを振る舞った。具はチーズや塩昆布など異種を組み合わせることで、夫婦の絆を表現している

植物の中でもコチョウランが大好きな祖父のために、コチョウランの刺しゅうが施された白無垢を選んだ

Profile

広島県広島市在住
平 直剛さん（31歳）
珠里さん（28歳）

挙式日：2020年11月15日
会場：Cafe Lente
プロデュース：Knot total wedding produce（広島県）

４年間の交際を経て、2020年6月に婚姻届を提出。ハネムーンを兼ねた韓国のフォトウエディングが中止に。

※ゼクシィ岡山・広島・山口・鳥取・島根版2021年5月号より転載

• 結婚準備全体
• 結婚式実例
• 広島県