【結婚式レポートin岩手県】大好きなみんなと一緒にふたりの“好き”を楽しむ!
おもてなしのポイントはふたりらしさ
挙式は、開放感のあるガラス張りのチャペルでキリスト教式。大きな窓の向こうには、ふたりが愛を育んできた盛岡の街並みが広がり、木々には紅葉の名残も。まもなくやってくる冬は、雄大さんと紗江さんが大好きな季節だ。
ウエルカムスペースでゲストの目を引いた、スノーボードとスノーウエアのディスプレー。披露宴会場に配された、スキー場名のテーブルネームや、リフト券がモチーフの席札。それらは、「私たちらしい結婚式に」と考えたふたりのアイデアだ。共通の趣味、スノーボードをテーマにアイテムを用意し、演出では今までふたりでスノーボードへ行った回数を当てるクイズ大会も実施。70回という正解発表には大きな歓声が湧いた。
また、もう一つのキーワードが家族。感謝の思いを込め、新婦は大好きな姉をサプライズ指名し、手をつなぎお色直しへ。一方の新郎は、お囃子(はやし)の指導者である父と並んで太鼓を鳴らし、仲間とねぶた囃子(ばやし)を披露。この夏中止になってしまった本番の分も、熱い思いで繰り広げたステージに、ゲストも拍手喝采で大盛り上がり。
夏の祭り、冬のスノースポーツと、東北に暮らすふたりらしい、印象的な一日だった。
愛用のスノーボードやウエアを飾り、壁には、雪の結晶やトナカイのウォールステッカーをペタッ
挙式はロケーションにひと目ぼれした憧れのチャペルで
雪のような純白をベースにした装花。紺色の打ち掛けと赤のドレスにも合うよう、紫を加えて引き締まった印象に
スキー場のリフト券をイメージした席札など、遊び心もいっぱい
つまみ細工で一から作った和装用のボールブーケ
「一度混ざり合った水を分けることはできない」という意味に引かれ選んだ水合わせの儀。お互いの実家から汲んだ水を一つに
ゲスト卓でのフォトタイム。高校時代の友人たちは校訓の一文を書いたマスクを着用
スノーボードの回数当てクイズを実施。正解者に抽選で豪華景品を進呈
小さい頃からねぶた祭に参加している雄大さん。所属するねぶたチームに来てもらい、父と親子太鼓を披露
大好きな姉との退場は絶対に叶えたかった夢。お揃いの水引イヤリングは新婦の手作りで、母の花嫁姿と同じ紺色の色打ち掛けを選んだのもこだわり
岩手県盛岡市在住
村田雄大さん(25歳)
紗江さん(26歳)
挙式日:2020年11月22日
会場:盛岡グランドホテル(岩手県)
彼は青森、彼女は岩手の出身で大学院の同級生。在学中から付き合い始め、2年の記念日に婚姻届を提出。
※ゼクシィ青森・秋田・岩手版2021年5月号より転載
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