【結婚式レポートin愛知県】涙、涙、涙、のち笑顔。もう顔がぐしゃぐしゃです
親族だけだから、気持ちのままに泣き笑い。
「本当によー泣くやっちゃなぁ」。後方の自席で新郎H.Mさんの父がほほ笑みながらポツリ。視線の先には親族から「本当によかったね」と言われるたびに号泣するH.Mさんの姿が。隣で見守る新婦のK.Mさんは、思わずこの笑み。そんなK.Mさんも、祝宴開始直後、ゲストを前に静かに涙を流していた。「一番大切な人たちが、この瞬間、この空間にいることが嬉しくて……」
当初は、5月に親族も友人も招いて行う予定だったが延期。一度は中止も考えたが、両家の親に背中を押され、親族と友人とを分ける2部制で行うことに。1部の人前式では、ベールダウンの後、母がポンポンと肩をたたいて、K.Mさんをバージンロードへ送り出した。朝、小学校に行きたくないというK.Mさんの手をギュッと握り、ポンポンと胸をたたいて送り出していたときと同じ、K.Mさんにエールを送る二人だけの儀式。その後、ふたりの、そして家族の縁も繋いだH.Mさんの祖母が結婚の承認に立ち、祝宴では、およそ1年ぶりに顔を合わせたK.Mさんの親族が、再会を喜び合った。途中、当日出席できなかった親族からサプライズの映像が届くと、今度はふたり揃ってまた涙。親族の柔らかなまなざしに包まれて、ふたりは、子どものようにポロポロと泣き、ケラケラと笑い合った。
祖母が作り、2人の叔母が使ったベールとリングピロー。その叔母の結婚式で、新婦K.Mさんがリングガールとして手にしたリングピローを、今度は新郎H.Mさんのめいとおいがふたりへ。時代を超えて受け継がれた小物
緑と花々に囲まれたガーデンの一角にあるブランコ。子どもたちが遊べるようにと、この会場を選んだ
新婦K.Mさんが担当銀行員で通っていたときから、新郎H.Mさんより先に気に入っていたというH.Mさんの祖母が立会人に
愛が溢れる親族からのサプライズDVDにふたり仲良く号泣
2人の祖母と中座。祖母もやっぱり涙
人前式はガーデンで。母との思い出がまた一つ。実はこの時も新郎H.Mさんが泣いていた
親族だけなので、子どもたちも走り回っていた
親族からのDVDの後、新郎H.Mさんの兄と姉からふたりへ花束贈呈。H.Mさんの兄もここで号泣。「よく泣く兄弟だな~」と父
満天の星の下でのプロポーズにちなんだケーキ
親族みんなが大好きという新婦K.Mさんの祖父。「みんなの太陽なんです」とK.Mさん

愛知県犬山市在住
H.Mさん(28歳)
K.Mさん(28歳)
挙式日:2020年11月7日
会場:岩崎台倶楽部グラスグラス
ゲスト人数:40名
新郎の父が経営する会社の、取引先銀行の担当が新婦だった。新婦を見初めたキューピッド役は新郎の祖母。
※ゼクシィ東海版2021年5月号より転載
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