【結婚式レポートin宮城県】こんな今だから、深く幸せに包まれました
結婚式をみんなの笑顔のもとに。演奏にも願いを
新婦の愛美さんには夢があった。小学校4年生からコツコツ習い続けてきた琴。いつか結婚式で大切な人の前で演奏してみたい。二十数年の時を経て、夢は現実になった。まずは、師匠や共に鍛錬してきた仲間たちとの演奏。ゲストのほとんどは、彼女が演奏する姿を見るのは初めて。琴6面と尺八による圧巻のパフォーマンスに息をのんで聞き入る。新婦に琴の習い事を勧め、演奏会に絶えず足を運んできた父と母も「琴がきっかけで内気な娘が積極的になった。今日はとても感慨深いです」と静かに見守った。
演奏はこれだけにとどまらず、新婦の元にエレキギターを持った新郎達郎さんが駆け足で登場。「結婚式でエレキギターを演奏するのが夢だったんです!」と彼。ふたりの夢は重なり合って、琴とエレキギター異色の連弾が披露された。実は、ふたりは付き合って1年足らず。お互いへの真っすぐな思いを貫いて、周囲も驚く早さで結婚を決意。この日のために一緒に重ねた練習は、そんなふたりの結束を一気に強めた。演奏はその軌跡。拍手喝采に包まれたふたりの誇らしげな笑顔は、「やっぱり結婚式はいいなあ」と、見届けたみんなの心にも温かな明かりを灯した。
過去を意味する入場と未来を意味する退場が、別の道を通るように設計されたチャペルは、けじめを大切にするふたりが、とても引かれた空間
新型コロナウイルス下でも、ゲストが安心して過ごせるように、さまざまな工夫を。直接花びらに触れるフラワーシャワーは避けて、キッズゲストによるクラッカーシャワーに。また、マスクケースになる席札を用意した
「結婚式ではみんなに笑って過ごしてほしい」と強く願っていたふたり。笑顔いっぱいの集合写真は宝物
憧れのロイヤルブルーのドレスをお色直しで着用。装花やお手製のウエルカムアイテムもブルーで統一し、ノーブルな雰囲気に
感染対策としてテーブルラウンドは避け、代わりに写真タイムをたっぷり用意し、会話を満喫
ファーストバイトはビッグスプーンで。その大きさに会場が沸いた
スケールの大きい空間に映える高さのあるケーキ
親への記念品贈呈も涙ではなく、笑顔で
音響効果も高い広々とした会場の隅々まで、美しい演奏が響き渡った

宮城県仙台市在住
伊藤達郎さん(32歳)
愛美さん(31歳)
挙式日:2020年11月14日
会場:ホテルメトロポリタン仙台
2019年12月、最初のデートで結婚を決意。昨年6月に婚姻届を提出し、結婚式後に同居生活がスタート。
※ゼクシィ宮城・山形版2021年4月号より転載
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