【結婚式レポートin三重県】生まれ育った家で大勢の人の祝福を受けて
家族総出で準備し、菓子まきも盛大に行った晴れの日
三重県桑名市の郊外、のどかな田園風景が広がる町が朱里さんの生まれ育ったところ。雲一つない青空の下、この日の朱里さんの実家は秋祭りのようににぎわっていた。訪れた客たちが今か今かとふたりの登場を待つ中、奥の座敷では親族のイベントでいつも撮影係を務める大叔父が、支度中の朱里さんにビデオカメラを構える。「近所の人に気軽に祝ってもらえて、自宅での支度はいいこと尽くしでした」と朱里さんは嬉しそうに話す。こだわって盛大に行った菓子まきには知らない人もちらほら参加。「今日、来てくれた子どもたちの記憶に残るといいな。かつての私みたいに」
父や弟が神事にも関わり、ゆかりの深い多度大社で挙式した後は、ハロウィーンを絡めてカラードレスのお披露目会を自宅の庭で行うことに。この日のために種から育てたたくさんのかぼちゃを、色とりどりの秋の花とフォトブースに飾った。仮装したゲストや子どもたちが集まる中、ふたりはジャック・オ・ランタンに火をともす。昔ながらの風習や挙式に「ハロウィーン」が溶け込み、にぎやかな祝祭となった一日。準備は大変だったが、「お祭り一家なので、絶対できると思っていました」、朱里さんはほほ笑んだ。
川のせせらぎが聞こえ、空気の澄んだ境内を花嫁行列が進む。多度大社での挙式では清らかな気持ちで誓いの言葉を述べることができた
庭にレッドカーペットを敷き、たくさんの人からフラワーシャワーを受けた
日頃、農機具をしまっておく小屋の前がハロウィーンのフォトブースに変身。たくさんの人がピースして、笑顔で記念撮影していく。かぼちゃ栽培を手伝った祖母は、この日3回目の衣裳チェンジ。3人で記念撮影を
花嫁支度が整い母から紅差しの儀を受けた
仏壇の前で父と母にお礼を伝えた新婦
2階の窓を取り払い、昔ながらの菓子まきを行った。お菓子で膨らんだ袋を笑顔で持ち帰る近所の人たち
丹精込めて育てたかぼちゃで新郎がランタンを作った
子どもたちをはじめ、仮装で登場したゲストが場を盛り上げたカラードレスお披露目会
フィナーレは揖斐川に打ち上げた花火。時間と場所だけを伝え、「どこかで見てくれれば」と思っていたが、その場に駆け付けた友人たちが何人も
岐阜県岐阜市在住
寄本アンドレスさん(25歳)
朱里さん(29歳)
挙式日:2020年10月31日
挙式会場:多度大社
ドレスお披露目:自宅
プランニング:VOTRE WEDDING
ゲスト数:30名
アルバイト先で出会ったふたり。当時大学生だった新郎が新婦にひと目ぼれ、猛アタックして交際へ。
※ゼクシィ東海版2021年4月号より転載
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