【結婚式レポートin愛知県】当たり前じゃないから“ありがとう”が溢れました
大切な人たちとは離れていても気持ちは繋がる
準備を始めたのは1年前の夏。ほぼすべて決まっていたところに世の中が急変。悩み、迷い、先が見えない不安に翻弄(ほんろう)されながらも、できる限りのことをできる範囲でと、心を決めたふたり。会場に設置されたオンラインシステムにより、遠方の親族とオンタイムで交流できることも気持ちを後押しした。
当日は、余興を頼んでいた親族が欠席したことで、祝宴のプログラムを急きょ変更。開宴後、乾杯ラウンドでゲスト一人一人に感謝を伝えた。「ブライズメイドを頼んでいた友人も来られなくて…。でも友人がテレビ電話を繋いでくれたので、温かい気持ちになれました」と菜々恵さん。後半はふたりへのサプライズの連続! 力王さんの叔母家族が、会場で披露するはずだった余興の合奏を、自宅からオンラインで配信。続いて菜々恵さんの母と妹が内緒で作っていたDVDには、出席できなかった友人や親族からのメッセージが。「出席できなくても、祝福の想いを伝えようとしてくれた親族や友人、そしてその想いを届けてくれたここにいる家族や友人。当たり前の結婚式じゃないからこそ、感謝の本当の意味を教えてもらった気がします」。菜々恵さんの涙は止まらなかった。
人前式の最後に両家の親にあいさつ。「こういう機会がないとちゃんと伝えられないですよね」と挙式で一番感動したと語る菜々恵さん
紅差しの儀から始まった挙式。この日のためにフラワーアレンジメントを習った母の手作りのブーケを手にした
結婚証明はゲストが入れたドライフラワーのボトルに、証明書をふたりで入れて完成。インテリアとして新居の玄関に置いている
折り鶴シャワーで祝福を受けた。250羽の鶴はふたりで心を込めて折ったもの
親族の余興は自宅からオンラインで配信。スクリーンに映し出され、会話も楽しんだ
遠方に住む大好きないとこからのメッセージにも涙が溢れた菜々恵さん
ドレスがきれいに見えるようにとソファ席を選んだのは力王さんだった
10代のふたりの写真はウエルカムスペースに飾られた
ウエイト米をプレゼント。「これは食べれんな」と父が大事に持っているとか
ブライズメイドをやるはずだった友人。一緒にやるはずだった友人とも繋いで一緒に祝福
幼稚園からの幼なじみと中座。「隣にいるだけで安心」と菜々恵さん

愛知県名古屋市在住
稲山力王さん(25歳)
菜々恵さん(24歳)
挙式日:2020年8月22日
会場:MIRAIE Wedding(ミライエ ウエディング)
ゲスト数:60名
高校2年生の夏に出会い、菜々恵さんの地元、三重県で出会い、8年間の交際を経てこの日を迎えた。
※ゼクシィ東海版2021年1月号より転載
- 結婚準備全体
- 結婚式実例
- 愛知県













