
【結婚式レポートin愛知県】初恋のあの日から20年。ようやくこの日を迎えられました

両家のゲストはお互い顔なじみで和やかな一日
その瞬間、偶然ふたりの目の前を大空へ飛び立った、幸せの鳥といわれるハト。フラワーシャワーで祝福する同級生たちから歓声が上がった。その中で、ひときわ大きな拍手を送っていたプランナーも、ふたりと幼稚園時代を共に過ごした幼なじみだった。
ふたりの出会いは4歳。近所に住み、同じ幼稚園に通った。優太朗さんの初恋相手は優茉さん。中学のとき、何度告白しても、優茉さんの答えは「友達だよ!」のつれないひと言。その後別々の道を歩んだふたりに転機が訪れたのは21歳の夏。帰省してきた優太朗さんが、昔の仲間で集まった際に、あらためて交際を申し込む。そのいちずな思いに心が動き、「思えば、いつでも私に優しくて、思い続けてくれていたのが彼でした。これ以上の人との出会いは、この先ないと確信しました」と優茉さん。3年後、プロポーズされたその足で実家に行くと、誰よりも喜んだのが優茉さんの親だった。
澄み渡った青空の下、300年以上の時を刻む徳川園庭園で行われた人前式。ゲストが結婚を承認すると、その後は今でも地元では慶事に欠かせない「餅投げ」を行った。ふたり共通の旧知のゲストからの温かな祝福の言葉に、ふたりは出会った頃と同じ、子どものような屈託ない笑顔で応えていた。
誓いのキスの後、優太朗さんの口に付いた口紅を拭う優茉さん。ほほ笑ましいふたりらしいしぐさに場が和んだ
フラッグボーイ&ガールは優茉さんのいとこ
母からの「はこせこの儀」。手紙には、長女としてきょうだいを思いやる、優茉さんへのねぎらいの言葉がつづられていた
装花は色打ち掛けが映える白とグリーンに
餅投げと菓子まきは大盛況!
ふたりが歩んだ年表が飾られたウエルカムスペース
きょうだい4人で中座をした優茉さん。優太朗さんと彼の姉を含めた6人は、きょうだいのように育ち、この日“本当の”きょうだいに
挙式前、優茉さんからの「長い間、大切にしてくれてありがとう」の手紙に涙した優太朗さん
ガラスの中に花が浮かぶオーダーリングピロー
地元・東浦町特産のぶどうをあしらったケーキ
当日、出席できなかった優太朗さんの祖父母。二人が営むコロッケ店のコロッケを振る舞った
プロフィールビデオ内の幼稚園時代のふたり。「20年後にこうなるなんて」と優茉さんは目を細めた

愛知県知多郡在住
戸田優太朗さん(24歳)
優茉さん(24歳)
挙式日:2020年4月4日
会場:GARDEN RESTAURANT TOKUGAWAEN(ガーデンレストラン徳川園)
同級生で幼稚園から中学校まで一緒。大学生になってようやく交際開始。現在地元で新生活を送っている。
※ゼクシィ東海版2020年12月号より転載
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