【結婚式レポートin愛知県】いろいろな家族のカタチがある。わが家は今が最高です!
溢れんばかりの感謝の想いを父にも母にも
朝日に照らされた名古屋の総鎮守・若宮八幡社。その片隅でゲストに見守られながら「植樹の儀」を行ったふたり。「小学校の入学式で、母が着ていた着物に憧れていて」と可那子さん。和装姿から、長い一日が始まった。
小学校の入学式からしばらくたって、父と母は別々の人生を選択。父と妹との3人の生活が始まった。「毎朝6時からお弁当を作り、掃除も洗濯もすべて父。一番好きな父の料理は、味の染みた豚の角煮です」。母のいない寂しさから反抗もした。それでも毎日必ず「行ってらっしゃい」と「お帰り」と声を掛け、見守ってくれていた父だった。母とも交流は続いていた。何でも話せる相談相手で、最近は一緒にマラソン大会にも出場した。会場入り口のウエルカムベアは、この日のために、妹と一緒に作ってプレゼントしてくれたものだった。
喜び溢れる笑顔の父との入場から始まった祝宴では、家族が揃い、写真を撮ったり、歓談を楽しむ場面も。そこにはゆるやかに、でも確かに繋がった温かな家族の絆があった。家族のカタチは百組百様だ。「今が私たちにとっては、一番いい家族のカタチだと心から思います」。最後に可那子さんは静かに語った。
都会の真ん中にあるとは思えないほど、静謐な空気が漂う若宮八幡社。挙式会場となる神社の敷地内で行った植樹の儀。「これからの人生の節目に見に来られるのが嬉しい」と将伍さん
3つ違いの妹とは親友のよう。「太陽のように明るい妹が家族のムードメーカーでした」
将伍さんは再入場で警察官の制服姿に。こもだる開きをしながらテーブルラウンド
当日のヘアメイクを担当してくれた幼なじみの親友と母とのスリーショット。可那子さんの人生を見てきた親友も、この日は感激もひとしお
父と母への花束と記念品の贈呈。ほろりと涙をこぼした母を、父が静かに見つめていた
離れて暮らす母が、妹と一緒に作ったウエルカムベア
クリスマスが近かったので、装花はクリスマスカラーで
花嫁行列でも神前式でも、いつも一番近くで可那子さんの父が見守っていた
祝宴で、新郎に深々と頭を下げる父。しばらく将伍さんの手を放さなかった
ヘアメイクアーティストの親友が、髪飾りもプレゼントしてくれた
愛知県日進市在住
栗木将伍さん(30歳)
可那子さん(39歳)
挙式日:2019年12月21日
挙式:若宮八幡社(愛知県)
披露宴:若宮の杜 迎賓館(愛知県)
ゲスト数:74名
2018年1月友人主催の食事会で出会い、8月から交際。2019年8月婚姻届提出。新郎は警察官、新婦は看護師。
※ゼクシィ東海版2020年7月号より転載
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