【結婚式レポートin神奈川県】クアラルンプールのようにブーゲンビリアを咲かせて
支えられた私たち。明日からは誰かを支える存在に
ふたりの思い出は、南国の花ブーゲンビリア。勤め先だったマレーシア・クアラルンプールの日本人学校は愛らしい水色の校舎で、ベランダからはまるでカーテンのようにピンクやオレンジのブーゲンビリアが咲き誇っていたのだそう。まだ教師としての経験も浅く、慣れない海外暮らしの中で悩むこともあり、ふたりは同僚として時に家族のような、時に高め合うライバルのような存在だったが、いつしか恋人へ──。任期を終えて帰国し、横浜で結婚式を挙げることにした。
会場はビビッドなフューシャピンクのブーゲンビリアで彩られ、ブーケも結婚証明書も南国の香り。披露宴でマレーシアの国民的ジュースを配ると、日本人学校の同僚は歓声を上げて大喜び!毎日のように頬張っていた現地のチョコやクッキーをブーケにし、当選者にプレゼントするひと幕も。「マレーシアの人は、ゆる~く、あったかい感じ」と新婦。そんな雰囲気を目指したリラックスムードの中、多くの祝福に包まれた。「みんなに支えられ今日があることを実感した」というふたりは、「これからの人生は誰かを支えられるようになりたい」と宣言。教師としての覚悟も伝わる船出に、エールが送られた。
リングガールは日本人学校の教え子。「彼女は何ともいえない緊張の表情でした」と、この一瞬は教師の顔でリングを受け取った新婦
マレーシアの6月はジャカランダという木に花が咲き、花びらが散って校庭は紫のじゅうたんに。その景色をイメージして紫の花でフラワーシャワー
新婦お手製ブーゲンビリアの結婚証明書
2着目は母のリメイクドレス。ブライズルームで披露すると父が嬉しそうだった
横浜の景色を背景に
南国の華やかな花が会場を彩った
料理はオープンキッチンから
ケーキには幸運のオリーブを飾って
ゲストは全国から祝福に駆け付けた
新郎が初孫の祖母は、式前にふたりの顔を見て涙が溢れた。披露宴ではマレーシアのドリンクを手にその雰囲気を楽しんで
ブーゲンビリア咲く熱海で前撮りして、オープニング映像に
スイーツボックスにはメッセージを添えて
教師である父母へ、この道に導いてくれたことを感謝した。「でも手紙では伝えきれないことが分かりました。これから少しずつ返していきたいです」

神奈川県横浜市
山中康平さん(26歳)
めぐみさん(27歳)
挙式日:2019年12月21日
会場:THE GRAND ORIENTAL MINATOMIRAI(神奈川県)
ゲスト数:88名
新郎は技術科、新婦は保健室の先生でマレーシアに3年駐在。今はそれぞれ横浜の中学校に勤務している。
※ゼクシィ首都圏版2020年6月号より転載
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