【結婚式レポートin山形県】目の前に勢ぞろいした皆の姿に泣きそうでした
テーマはハワイ。南国にも負けない皆の温かさを実感
幼い頃の家族旅行の思い出から海が大好きな新婦、サーフィンが趣味の新郎。憧れだったハワイでの挙式も叶え、日本での披露宴もハワイをテーマに企画し準備してきた。大きな葉に文字を書いたウエルカムボード、貝殻を取り入れたターコイズブルーの装飾、会場を満たした南国の鮮やかな花々、新婦の名前「七海」さんにちなんだ7段のケーキ……。挙式と同じように南国リゾートのような世界観をつくり上げ、ふたりは、そこでのゲストとの再会をとても楽しみにしていた。
ところが、披露宴を前に、大規模な台風のニュースが届く。交通機関は滞り、ゲストが来られるか危うい状況。「なぜ私たちがこんな目に遭うんだろう……」。幸せな気分は一変してしまった。不安で迎えた朝、多くの結婚式が中止になる中、奇跡的にゲストの多くが集い、ふたりの式は無事開催が決まった。ハワイ色に彩った会場へ入場すると、遠く九州や首都圏から駆け付けた138人の笑顔に迎えられた。「皆さんがここまで来てくれた奇跡を感じ、涙をこらえるのに必死でした」と新婦。“こんな日”だからこそ感じた人々の温かさは、ふたりにとって南国の思い出に負けない、大切な宝物になった。
大きな葉にウエルカムのメッセージを書いて、スターフィッシュや貝殻、ブーゲンビリアと共に装飾。南国ムードあふれる空間へゲストをお迎え
ハワイ挙式の様子を上映。見守るゲストも笑顔
消防士である新郎の同僚が、ふたりの愛をテーマにした余興。息の合ったパフォーマンスで会場を巻き込み、大盛り上がり
会場中にたっぷり南国の花をあしらって。ゲスト卓の花器にはブルーの水を入れ、光沢のあるターコイズブルーのクロスと共に海のように
同じ名前の親友が「卒業のときに作ってくれたアルバムが大切な思い出」とスピーチ。「一生に一度の思い出を友人とつくりたい」という思いが披露宴をする目的の一つだった新婦にとって、何よりもうれしい贈り物に
奇跡的に集まったゲストに感激した入場の瞬間
7段のケーキに「初めて見た!」と皆大興奮
両家父母にとっても披露宴を無事開催できたことは大きな喜び。家族そろってゲスト一人一人に丁寧にお礼を
ドレス、ブーケ、ネイル、全身を鮮やかなブルーでコーディネート
山形県東根市在住
長瀬裕太郎さん(26歳)
七海さん(26歳)
披露宴:2019年10月13日
披露宴会場:パレスグランデール
招待客:138名
高校の同級生。卒業してから4年後、彼が地元での就職が決まったことを機に交際。その3年半後結婚へ。
※ゼクシィ宮城・山形版2020年4月号より転載
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