【結婚式レポートin神奈川県】マリッジブルーが晴れて、ありがとうの“感謝祭”です
102名全員にふたりからサプライズレター
いつかはふるさとの八戸に帰りたかったし、大好きな家族と違う名字になるのも寂しかった。「彼との結婚は嬉しい半面、マリッジブルーに……」と新婦。もやがかかった状況を打破したのは陽気な父の言葉。新婦宅にふたりで帰省し食卓を囲むと、「新しい家族に乾杯!」とニッコリ。「結婚って家族が増えるんだ」と、わかっていたはずのことにあらためて気付かされ、心が晴れた。
そんなふたりの結婚式準備は全力疾走。ドレスは54着試着し、彼は一着一着の感想を言葉に。思い出のハワイをイメージして装飾を試行錯誤、地元の友人には当日の衣裳とお礼のギフトをセットにしたブライズメイドボックスを贈り、みんなが参加し楽しめる工夫もちりばめた。何より大事にしたのは感謝の気持ち。中座中、全員に届けられた便箋にはふたりからのメッセージがびっしりとつづられゲストは感激。後日、お礼状を届けてくれた親族もいた。新婦は最後に家族への手紙を朗読。「お父さんのような素敵な人に出会えた」の言葉に父はおどけてみせたが、かえってその姿が友人の涙を誘った。
当日は3月9日“サンキュー”の日。ふたりからゲスト一人一人への「ありがとう」が溢れる一日になった。
式後、ゲストがチャペルの外に出ると軽快なゴスペルが始まった。ノリノリの中、ふたりはお姫様抱っこで登場し大歓声! 新婦もようやくみんなの顔が見えて、喜びが溢れた瞬間
友人の余興に参加し、親への感謝を踊って歌い上げた
中座は新婦が「第二の両親」という母方の祖父母と、兄妹と。祖母がまとった着物は、他界したばかりの父方祖母のもの。「天国のおばあちゃんにも花嫁姿を見てもらいたい」と新婦母の提案で着てもらった
「花嫁の手紙は両親へ感謝を伝える大事な機会」と新婦。感謝状と一緒に贈った
挙式の最後に、親と言葉を交わすシーン。愛犬にするように「よし!」と娘の頭をなでる父に、母が「犬じゃないんだから」と言うと、新婦は思わず噴き出して大笑い。「その笑顔がいいんだから頑張りなさい」と母が言ってくれた
挙式のドレスにボレロをまとって、ロイヤルスタイルに
ハワイの前撮り写真も1冊にして自由に見てもらえるように
小さないとこからの贈り物に親族が沸く
中座中に届けられたゲストへの手紙
東京都墨田区
大久保 俊さん(31歳)
莉奈さん(25歳)
挙式日:2019年3月9日
会場:アニヴェルセルみなとみらい横浜
招待客:102名
新郎は消防士、新婦は看護師。アクティブなふたりは、サーフィンやスノーボードによく繰り出すそう。
※ゼクシィ首都圏版2019年8月号より転載
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