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コラム・連載

【LGBTQ+カップル実例】パートナーシップ制度をオンライン申請して心のお守りに

パートナーシップ制度は、同性婚が法制化されていない日本において性的マイノリティーのカップルの関係性を自治体が公的に承認する制度。今、全国に広がっています。今回は、東京都でパートナーシップを結んだ男性同士のカップルにお話を聞きました。最初のきっかけは、ドイツのお城での友人の結婚式に参列したことだったそう。

今回、紹介するのは…
男性カップルの写真

左:ひでまるさん (38歳)
右:ぶたじるさん(44歳)

「パートナーと生きる」と決めた
ふたりのSTORY

  • 男性カップルの写真

    ひでまるさんの友人とドイツ人男性との結婚式は後にパートナーシップを結ぶ源流に。マンション購入も一つのきっかけだった

式参列、家購入計画etc.で気になり始めたパートナーシップ制度

部屋の整理整頓が“ふたり時間”の
大切さに気付かせてくれた

  • lgbtqカップルの写真

    グリーンアドバイザーも務めるぶたじるさん主導で植物をお世話中

出会いはマッチングアプリ。ぶたじるさんは、体が大きな人に理屈抜きで惹かれてしまい写真を見た瞬間ひと目ぼれ。話上手なひでまるさんは聞き上手な年上好みでお互い好印象。桜咲く時季に出会い、お付き合いしてから3カ月後には一緒に暮らし始めた。

2019年、ひでまるさんの高校の部活仲間の女性がドイツの古城で結婚式を挙げ、ふたりで参列。ふうふで一緒に生きていく門出を見守り「素敵だなと。そういうふうに決めて生きる人生もありなのかな…」と思い始めた。リノベマンションを購入することからもパートナーシップ制度が気になるように。

それから世界はコロナ下へ。在宅勤務が増え、ひでまるさんは、“人生に必要なモノ”をチョイスする整理整頓を始める。「モノの整理は過去の自分の内側も変わっていく感覚でした。部屋を整える作業が人生を考えることにつながり、生き方、友達、パートナーを大切にできるように」とひでまるさん。ついには初めて、母と弟に男性パートナーとの暮らしをカミングアウトした。息子が幸せそうに暮らしているとわかった母は「よかった」と何度も言ってくれた。

その後、東京都パートナーシップ宣誓制度が始まり届け出をした。

  • 桜の写真

    ふたりが出会った日の写真。桜の記憶が鮮明で、
    今も記念日にはお花見に繰り出す

  • 手作り料理の写真

    家事シェアもふたり暮らしを快適にしている要因の一つ。
    ぶたじるさんは食事と植物のお世話係、ひでまるさんは掃除・洗濯担当

パートナーシップ制度で生まれた
“安心感”と“まだある不安”

オランダで緊急入院して実感した
家族と認められることの安らぎ

  • lgbtqカップルの部屋

    一度リセットした住まいは、ふたりが好きな植物に囲まれる空間に

パートナーシップ制度の必要性を最も感じたのは、コロナ下での緊急事態宣言だった。「コロナに罹患(りかん)した時、入院した時、万一亡くなってしまった時。家族じゃないと会えないのか…」と不安が募った。

ふたりは、婚姻届を提出して結婚したいわけではない。生きること、死ぬことを考えた時に、パートナーシップ制度が必要だった。手続きはネットで事務的にさくっと簡単に。記念写真も撮らなかったし、正確な申請日もうろ覚えで、制度も利用していない。手にしたのは、万一の時にそばにいられる可能性を高めた“安心感”。

2年前、ふたりで2週間のヨーロッパ旅に繰り出した初日のオランダで、ぶたじるさんは骨折をして手術する事態に!ひでまるさんが「私がパートナーです」と言うと、「あなたが家族ね」とすんなり認めてもらえて見守ることができた。「それはすごくラクな気持ちにさせてくれました」

日本ではパートナーシップを結んでいても家族とは認められない病院もあり、「一方が亡くなった時の相続の不安もある」とぶたじるさん。「制度の課題が改善していったらいいですね」と未来を見ている。

将来の夢は、マイホームで半年過ごし、残りの半年は世界のどこか日本のどこかで、整理整頓されたもう一つの住まいで暮らすこと。そこでまた、新しい大切な何かを発見できそうでワクワクしている。

  • lgbtqカップル

    美術館が好きなふたりは、アートの島・直島旅へ♪
    ふたりの故郷にはない、瀬戸内の穏やかな海にも癒やされた

パートナーシップ制度でできること
@ふたりの場合(※1)

  • 都営住宅、都施工型都民住宅、公社住宅などの申し込み
  • LGBTQ+カップルの入居を拒まないセーフティネット住宅の申し込み
  • TOKYOふたり結婚応援パスポート(掲示すると協賛店などのサービスを受けられる)の利用
  • 東京消防庁が保有する搬送先医療機関に関する情報提供制度利用
  • 東京消防庁が保有する死者に関する情報提供制度の利用etc.

Q.手続きはどんな流れだった?

必要書類はスキャンしてアップし、
オンラインで完結!

東京都は全国で初めてオンラインで手続きを完結できたので、私たちはネットで申請。必要事項を入力し、戸籍抄本やマイナンバーカードなどの本人確認書類、顔写真などをアップするだけで、とても簡単でした。ふたりの名前入り受理証明書もオンラインで交付されました。

LGBTQ+カップルに向けて情報を掲載中!
From編集部

来庁せず、オンライン手続きOKの自治体も!

行政の手続きを面倒に感じて、二の足を踏む人も多いのでは?ふたりがパートナーシップ制度を利用した東京都の場合、基本は、スマホやパソコンなどからオンライン届け出&受理証明書発行までできるのでスムーズ(端末を所持していない場合などは予約制で対面届けもできる)。神奈川県横浜市や藤沢市などでも届け出はオンラインを導入している。興味がある人は地域の制度についてチェックしてみて。

構成・文/千谷文子 D/mashroom design
※1 パートナーシップ制度でできることは、自治体によって異なります
※掲載されている情報は2026年2月時点のものです

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