「両家顔合わせしおり」はいらない?みんな作った?卒花のリアル体験談
「両家顔合わせ食事会のしおりって、本当に必要?」「実際、みんなは用意してる?」そんな疑問を抱くカップルも多いはず。そこで今回は、卒花のリアル体験談をもとに、その実態や用意するメリット、用意しなくても顔合わせ食事会がうまくいくコツまで、たっぷりご紹介します。
「両家顔合わせ食事会のしおりって、本当に必要?」「実際、みんなは用意してる?」そんな疑問を抱くカップルも多いはず。そこで今回は、卒花のリアル体験談をもとに、その実態や用意するメリット、用意しなくても顔合わせ食事会がうまくいくコツまで、たっぷりご紹介します。
両家顔合わせ食事会のためのしおりを「用意した」と答えた人は35%。SNSやまとめサイトなどでしおりの存在を知り、「これがあれば会話のきっかけになりそう」「進行がスムーズにできそう」と感じて準備した人が多いようです。
一方で、「用意しなかった」という人は65%。理由としては、「しおりという存在を知らなかった」「準備が大変そうだった」「仕事が忙しくて時間が取れなかった」などが挙がりました。
つまり、しおりを作る・作らないは“必要性を感じたかどうか”や“準備にかけられる時間があるか”によって分かれるようです。
私たちのことを少しでも知ってもらうきっかけになればと思い、家に帰ってからも見返せるように作りました。(いくみさん)
私たちのこれまでのことを知ってもらいたかったけれど、自分から話すのは少し照れくさかったので、しおりなら良いきっかけになると思いました。(歩さん)
結婚準備の中でも大切なイベントだったので、SNSで情報をたくさん集め、気合を入れてしおりを作成しました!(ぺんぎんさん)
両家とも付き合いが長く、お互いのことをよく知っていたので、しおりは不要かなと思い、準備しませんでした。(麗加さん)
両家顔合わせはフランクな雰囲気で行いたかったので、しおりを用意すると少し堅苦しくなってしまうかなと思い、あえて作りませんでした。(祐香さん)
結婚式や引っ越しの準備でバタバタしていたため、しおりを作る余裕がありませんでした。(友紀子さん)
しおりを用意した人のうち、「必要だった」と感じた人は79%。一方、用意しなかった人のうち「不要だった(なくても大丈夫だった)」と答えた人は約85%と、多くの人が自分たちの選択に満足している結果に。
「必要だった」と感じた人からは「しおりがあったおかげで会話が弾んだ」「親が喜んでくれた」という声が多く、「不要だった」と答えた人からは「特になくても自然に会話が盛り上がった」「意外にしおりを見るような空き時間はなかった」という意見が多く寄せられました。
【会話が弾む】
プロフィールの共通点や出身地といった基本情報はもちろん、ふたりの出会いやエピソードなど、しおりがあるからこそ話題にできることもたくさん。しおりそのものが会話のきっかけになり、自然と笑顔が増えたという声も多く聞かれます。
【会の流れがスムーズになる】
両家とも少し緊張しがちな顔合わせ食事会。当日の進行をしおりにまとめておくと、流れがわかりやすく、安心して会を進められます。ふたりがうっかり忘れてしまっても、家族がフォローできるのもポイント。今後の結婚式予定などを記載しておくと、擦り合わせることもできて便利です。
【思い出に残る】
しおりは形として残るため、会食後には家に飾ってくれる親御さんも多く、後から見返して思い出を振り返ることができます。連絡先を記載しておけば、その後のやりとりや贈り物の際にも役立ちます。
しおりに当日の流れを書いておいたので、みんなで共通認識を持って、食事や写真撮影をスムーズに進められました。(歩さん)
当日、話を広げられたのはもちろん、新居やお互いの実家の住所、婚姻届提出や挙式予定日など、共有事項を整理できました。(麻友さん)
しおりがあったおかげで話題が途切れず、手持ち無沙汰になったり、気まずい空気になることもありませんでした。(ゆかさん)
しおりがなくても、お互いのプロフィール紹介や共通の話題で自然と会話が弾むことが多いようです。堅苦しくならず、ふたりも家族もリラックスして過ごせるのが魅力。両家が楽しめる雰囲気づくりができれば、しおりがなくても十分に温かな顔合わせ食事会になります。
両家とも話しやすい雰囲気で、特に父同士が趣味の話で盛り上がり、会話が途切れることはありませんでした。自然に話が続いたので、しおりがなくても十分でした。(美奈さん)
お酒が入ったこともあり、両家ともすぐに打ち解けて会話が弾みました。しおりがなくても楽しい時間を過ごせました。(ナッツさん)
コース料理でテンポよく料理が運ばれてきたので、しおりをゆっくり見る時間はなかったと思います。(ハナさん)
しおりを用意しない場合、顔合わせ食事会前の準備をしっかりしておけば、スムーズに進めることができます。ポイントは“情報共有”!ここでは、ふたりで共有しておきたいこと2つと、家族に伝えておきたいこと2つ、計4つのコツをご紹介します。
お互いの家族に共通点がありそうな話題や、会話が広がりそうなネタを事前に考えておくと、当日困ったときに役立ちます。さらに「親の新婚旅行先」や「どんな結婚式をしたのか」など、ふたりにとって参考になる質問をストックしておくのもおすすめです。
お互いの実家にペットがいるので、きっと話が盛り上がると思い、すぐに写真を見せられるように準備しておきました。(Miyuさん)
お互いの地元が違うので、それぞれの地元の観光地や名産品を話題にできるよう、あらかじめネタをストックしておきました。(もんさん)
婚姻届の提出日や新居の場所、結婚式の予定などは、事前にふたりで話し合っておきましょう。顔合わせ食事会当日に共有すれば、スムーズに意見交換ができます。親の希望を聞いたり、ふたりで迷っていることを相談したりする場としても有効です。
結婚式をしようと、ふたりでブライダルフェアに参加し始めていたので、話題に出たときに見せられるよう、候補の会場のカタログを持参しました。(まりさん)
家を購入しようとふたりで話していたので、そのことを食事会で共有しました。親たちから役立つアドバイスをたくさんもらうことができました。(S.Iさん)
質問に答えていくだけでおすすめの会場タイプがわかる記事や、ふたりがすり合わせておくべきことがまとまった記事が。ぜひ参考にしてください。
当日の進行をあらかじめ家族に伝えておくと安心です。細かく決めなくても、誰が進行するか、自己紹介の順番をどうするかを共有しておくだけでもスムーズに。写真撮影やイベントなどやりたいことがある場合は、そのタイミングも事前に伝えておきましょう。
お店での滞在時間や流れを両家で事前に共有していたので、間延びすることも焦ることもなく、スムーズに進行できました。(ぐぅてんさん)
婚姻届の証人欄にサインをお願いしたかったので、当日スムーズに進められるように、事前にそのことを伝えておきました。(まりさん)
食事と会話だけでももちろん十分ですが、例えば、婚姻届の証人欄にサインをしてもらう、婚約記念品をお披露目するなど、小さなイベントを取り入れると会にメリハリが生まれます。ふたりや両家にとって思い出にも残る、より充実した時間を過ごすことができるでしょう。
お互いの家族について、家族構成や趣味、職業、人柄などを簡単に伝えておくと、当日の会話がスムーズになります。さらに、「耳が少し聞こえづらい」「緊張しやすい」など、あらかじめ知っておくと安心な情報も共有しておくと安心です。
事前に簡単な家族情報を伝えておいたところ、お互いの兄弟が同い年だとわかり、その話題で自然と会話が弾んでいました。(もーたんさん)
事前に情報を伝えておいたおかげで、親同士も聞きたいことをスムーズに話せて、会話が途切れることなく盛り上がりました。(sakusakuさん)
しおりを作ってみようと思ったなら、無料でおしゃれなテンプレートがダウンロードできる記事や、卒花が実際にどんな中身のしおりを作ったのかがわかる記事を参考にして。
しおりを用意するかしないかは、ふたりの自由。それよりも大切なのは、顔合わせ食事会を通して両家の絆が深まるような充実した時間にすることです。そのためには、ふたりでしっかり準備し、当日もリラックスした気持ちで臨むことが大切。ぜひ今回の記事を参考に、思い出に残る顔合わせ食事会を楽しんでくださいね。
構成・文/齊藤亜由美 イラスト/ふち
※記事内のコメントは2025年10月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー93人が回答したアンケート、データは過去2年以内に両家顔合わせ食事会を実施した女性220人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2025年11月時点のものです