沖縄の結婚式でゲストは何着る?友人・親族の服装やかりゆしウエアについても解説!

沖縄での結婚式に招待されたら、何を着ればいい?よく聞く「かりゆしウエア」ってどんなもの?など、沖縄の結婚式でのゲストの服装について解説します。
沖縄での結婚式に招待されたら、何を着ればいい?よく聞く「かりゆしウエア」ってどんなもの?など、沖縄の結婚式でのゲストの服装について解説します。
気候や風習が本土と異なる沖縄での結婚式は、ゲストの服装も涼しくカジュアルなものが受け入れられることが多いようです。招待されたゲストへのアンケートでも、65%がカジュアルな服装で参列していることがわかりました。
中でも代表的なのが、沖縄発祥のシャツ「かりゆしウエア」。ハイビスカスやシーサーなどといった沖縄の自然や文化をモチーフにした柄が特徴です。もともとはシャツが主流でしたが、現在では動きやすいワンピースタイプのかりゆしウエアもあります。
沖縄でのリゾート婚では新郎新婦がドレスコードを設けている場合も少なくありません。フォーマル、カジュアルなど服装のトーンはふたりの意向を聞いて合わせるのが良いでしょう。
一方、沖縄が地元の人の結婚式の場合は、軽めのスーツなどフォーマルな服装か、沖縄で冠婚葬祭での正装とされているかりゆしウエアを着るのが一般的。ただし、本土と比べるとカジュアルなことも多いので、こちらも新郎新婦や他のゲストに聞いて合わせるのが良さそうです。
カジュアルでOKとはいえ、どんな服装を用意したらいいのか迷いますよね?ここでは沖縄でのリゾート婚に参列する際におすすめのカジュアルなコーディネート例を具体的にご紹介します。
沖縄の冠婚葬祭でフォーマルとされているかりゆしウエアはおすすめのスタイル。「かりゆし」には沖縄の言葉で「めでたい」「縁起が良い」という意味があり、結婚式にぴったりです。よく似たハワイ発祥のアロハシャツも、ハワイの自然や文化をモチーフにしたデザインが特徴ですが、かりゆしウエアの方が色が抑えめな傾向にあります。
パンツスタイルなら、ボトムはチノパンなどでフォーマルになりすぎないコーディネートにするとバランスが良いでしょう。軽やかなワンピースドレスも選べます。シャツとドレスの柄がお揃いになるものもあるので、家族や友人で揃えてもおしゃれです。
いつものパーティのような装いも、結婚式の雰囲気によっては適度にカジュアルダウンしたコーディネートがおすすめ。
フォーマルめの長袖シャツはハーフパンツを合わせることで一気にビーチリゾートらしさがアップします。リゾート感のあるサマードレスもOK。日焼け対策も考えて、はおり物を用意すると安心です。
結婚式のコンセプトによって、フォーマルドレスやスーツを選ぶ場合も、明るめの色や、軽めの素材がおすすめ。
素材はシフォン、シルク、リネン、コットンなど通気性の良いものが過ごしやすそう。柄ありの場合、ボタニカル柄や南国系の花柄などを取り入れるとリゾートらしさがぐんとアップします。
バッグ
服装に合った小ぶりなもので、カジュアルすぎないものがおすすめ。
靴
靴は革靴やパンプスが無難ですが、雰囲気によってはモカシン、デッキシューズ、ミュールやサンダルなども◎。ビーチに出る場合、革靴は傷んでしまう可能性があるので注意が必要。ピンヒールは歩きづらいので避けるのが無難です。
帽子
屋外なら帽子を合わせても素敵。服装に合った軽めの色・素材のものを選びましょう。
ゆかりさんの結婚式では
ゲストが思い思いのカジュアルコーデでふたりを祝福
比較的自由でOKだけど、どのくらいカジュアルダウンしてよいかは新郎新婦に相談するのが良さそう
友人同士でお揃いのかりゆしウエアを買いました(しぞさん/友人として参列)
カジュアルな結婚式と聞いたので、いつも結婚式で着るようなドレスをカジュアルめなコーディネートにしました(あいさん/友人として参列)
ショップの店員さんに相談して選びました(のんさん/友人として参列)
新郎新婦の希望で、かりゆしウエアにしました。アクセサリーなどでもっと華やかにしても良かったかも(Bambiさん/友人として参列)
もともと持っているものがあったのでスーツにしましたが、暑かったのでもっと脱ぎ着のしやすいものにすれば良かったです(ゴリラクラブさん/友人として参列)
namiさんの結婚式では親、親族全員が新郎新婦の手配した
お揃いのかりゆしウエアを着用!
父親、母親や親族も基本的には他のゲストと同様、結婚式のコンセプトに合わせて選択します。
フォーマルな服装でもカジュアルな服装でもOKですが、一方がフォーマル、もう一方がカジュアルな服装だとちぐはぐな印象になってしまうため、両家の格が合うよう、事前に確認をするようにしましょう。
新郎新婦がプレゼントしてくれました(るんさん/母として参列)
「沖縄は暑いので、きっちりしたスーツではなく、自由度が高い服装で」と新郎新婦から指定があったので(ぽにょすけさん/兄弟として参列)
沖縄の結婚式がよく分からずフォーマルで参加しましたが、もっとカジュアルでも良かったのかも……(よっしんさん/親せきとして参列)
暑くない季節だったので、沖縄用に特別に用意はしませんでした(KONさん/親せきとして参列)
Lunaさんの結婚式では、子どもから大人まで
家族全員がお揃いのかりゆしウエアでお祝い
基本的には大人と同じように、結婚式の雰囲気に合わせてカジュアルな服装でOK・親子で同じ柄や色違いでもおしゃれです。
リゾートスタイルで雰囲気を重視したため、かりゆしウエアを着せました(ニーママさん/友人として参列)
青を取り入れるというドレスコードがあり、娘は青いドレス、息子は入学式などで着るようなフォーマルな服装にしました(ぶーちゃんさん/親せきとして参列)
結婚式のカジュアルな雰囲気に合わせて、南国風のおしゃれなワンピースを着せました(YIさん/友人として参列)
常夏のイメージがある沖縄も、四季によって気候が大きく違います。次の表の気温は、気象庁が発表している那覇(沖縄県)の日平均気温の月平均値から、2020~2024年の5年間の平均を割り出したもの。服装や過ごし方などを考える際の参考にしましょう。
季節 | 気候 | 注意すること |
---|---|---|
春の式(3月~5) | 気温20~25度くらい、湿度やや高め。 | 過ごしやすい時期ですが、急な雨や、エアコンの効いた室内と屋外との温度差に気を付けましょう。服装は、半袖+薄手のカーディガンやジャケットがあると便利です。 |
夏の式(6月~8月) | 気温27~30度くらい、湿度がとても高い時期。 | 前半は梅雨、後半は台風シーズンと重なるので注意が必要です。服装は、男性はかりゆしウエア、女性は通気性が良く乾きやすい素材のワンピースなどが◎。 |
秋の式(9月~11月) | 気温23~28度くらい、湿度はやや低め。 | 前半は台風の影響を受けやすく、突然の雨や朝夕の気温差に備えましょう。過ごしやすい時期。半袖・長袖どちらでも良く、薄手の羽織りものがあると便利です。 |
冬の式(12月~2月) | 気温17~19度くらい。 | 雨の日は肌寒く、北風が強い日があります。長袖で薄手のジャケットやカーディガンがあると良さそうです。 |
かりゆしウエアやアロハシャツなど、新郎新婦から指定がある場合は、新郎新婦がゲスト分の衣裳も手配してくれることもあるけれど、自分で用意する場合は、次の方法を考えましょう。
現地のフォーマルウエアレンタル店やホテル併設ショップなどでレンタルすれば、行きと帰りの荷物が少なくて済み、クリーニングも不要です。かりゆしウエアも専門のレンタルショップがあります。ただし、希望のデザインやサイズがあるとは限らないので、事前予約がおすすめです。
かりゆしウエアやアロハシャツを用意する場合、現地の空港や繁華街、ショッピングセンターなどで購入すれば、結婚式の思い出と共に手元に残すことができます。本土でも、沖縄のアンテナショップやオンラインストアなどで購入できることがあります。
沖縄でのリゾートウエディングに参列するなら、沖縄らしさやリゾート感を満喫できる服装で臨みたいもの。そして何よりも新郎新婦の希望に合わせることも、お祝いの席に求められるマナーです。迷ってしまったら、新郎新婦とよく話し合ってベストな服装を選び、思い出に残る一日にしてくださいね。
文/前川ミチコ イラスト/EccO 構成/小田真穂(編集部)
※記事内のデータならびにコメントは2025年5月にマクロミル会員210人が回答したアンケート調査によるものです
※掲載されている情報は2025年6月時点のものです