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結婚式スタイル

[式のテーマに迷ったら…]好きな色で叶えるおしゃれ結婚式実例6

「結婚式のテーマを決めると、その後の準備も進めやすい」と聞くけれど、自分は特に趣味もないし、テーマが思い付かない…と考えているプレ花嫁さんへおすすめなのが「テーマカラーを決める」こと。この記事では、テーマカラーの決め方やメリット、テーマカラーウエディングの卒花実例を紹介します。

目次

テーマカラーを決めるメリット

  • 好きな色をもとに結婚式のドレスや装飾を考えている花嫁

「結婚式のテーマに『色』を取り入れる=テーマカラーを決める」と、結婚式の準備がぐっとスムーズになります。また、式全体の統一感も出やすいのがメリットです。

具体的には…

  • アイテムを選ぶ際の方向性が定まりやすくなる
    装花やリボン、ペーパーアイテムなど、さまざまなアイテム選びの際に、色が決まっていると選びやすく、全体の雰囲気も統一しやすくなります。
  • 統一感が生まれ、写真映えも◎
    会場全体にまとまりが出るため、空間に一体感が生まれ、美しく映える写真が撮れます。

テーマカラーの決め方や組み合わせ方にコツはある?

「どんな色を選べばいいの?」と迷う方もいるかもしれませんね。そこで、ゼクシィでも活躍しているスタイリストの服部さんに、色選びのポイントを教えていただきました。
 
「基本は「好きな色」でOKです。でも、迷ったときは以下の観点を参考にすると選びやすくなります」(服部さん)

  • 会場の雰囲気に合わせる
    例えば、高級感のある会場なら深みのある色、ナチュラルなガーデン会場ならパステルなど明るめの色がおすすめ。会場とトーンを合わせると、おしゃれにまとまりやすくなります。
  • 季節感を取り入れる
    春夏は爽やかな色合い、秋冬は落ち着いた重厚感のある色がおすすめです。
  • ドレスの色に合わせる
    着たいドレスがある場合、そのドレスが映えるようなカラーで全体をまとめると統一感が出ます。
  • パーソナルカラーを意識する
    自分に似合う色=パーソナルカラーをテーマにするのも人気です。

「私自身はスタイリングの際、会場の雰囲気からテーマカラーを決めることが多いです。会場は視界の大部分を占めるため、テーマカラーとの調和がとれると、空間に自然に溶け込むような一体感が生まれますよ」(服部さん)

スタイリスト服部さんに聞いた
色の合わせ方のコツ

スタイリスト服部さん
多くても5色以内にまとめて

使用する色数は、1色~多くても5色以内にまとめるとバランスよく仕上がります。例えば…
・1色でグラデーションを作る
・メインカラー2色+アクセント1色など
 
また、トレンド感を出したい方には「くすみカラー」がおすすめ。
グレー系は落ち着いた印象に、ベージュ系は柔らかく甘さのある雰囲気を演出できます。

色は、結婚式という特別な空間を彩る大切な要素です。世界観づくりの一つとして、ぜひ楽しんで選んでください。(服部さん)

卒花はどのようにテーマカラーを決めたの?

卒花へ実施したアンケートでは、テーマカラーを決めた理由として以下の声が多く集まりました。

・挙式の季節から
・会場の雰囲気から
・ドレスに合う色から
・ふたりの好きな色から
・つくりたい式の雰囲気になるように
 
中には、「推しアーティストのイメージカラー」を取り入れたという方も!

テーマカラーを決めることのメリットやどんな観点でテーマカラーを選ぶか。スタイリスト服部さんのアドバイスを参考に、考えてみてくださいね。

それでは、ここから実際にテーマカラーを結婚式に取り入れた卒花の実例をご紹介します。「テーマカラーを決めてどうだったか」の感想も参考にしてくださいね!

【テーマカラーの決め方1】
挙式の季節に合わせて選ぶ

淡いイエローやピンクなど、春を感じさせるカラー

  • 事例1

挙式の季節が春だったため、全体に柔らかな印象を与える「春らしい色み」を意識。淡いイエローやピンクをメインに、ポイントでブルーやホワイトを取り入れて式を彩りました。
 
会場は春色の装花で統一し、高砂席にもゲスト卓と同じアレンジを施して一体感を演出。カラードレスは淡いイエローを選び、新郎は淡いグリーンの蝶ネクタイでさりげなくリンクさせました。メイクには春を感じさせるカラーを取り入れ、ヘアには蝶モチーフのアクセサリーを添えて華やかさをプラス。ブーケも会場の雰囲気に合わせて春らしい色合いにまとめています。
 
ウエディングケーキには、花びらを思わせるような優しいトーンのペイントを施し、式全体を通して“春”をゲストに感じてもらえる空間をつくりました。

「テーマカラー」決めて良かった♪

花嫁りささん
”春っぽさ”で緩くテーマカラーを縛って正解!

私の場合ですが、この色!と決め過ぎず「春っぽい明るめの色み」と少し曖昧にしていたので、装花やドレス、タキシードなどを決める際に、縛られ過ぎずに決められたと思っています。自分が求める色みが決まっていたおかげで、打ち合わせの際にも「こうしたい、この色を取り入れたい」と伝えやすくなりました。(りささん)

服部さん
「ここがいいね!」
fromスタイリスト服部さん

春らしさが表現されていて素敵です!パステルカラーの会場コーデに新郎の締め色にグリーンを持ってきたところが感度高めでオシャレ度高く、ドレスのスカートの柔らかい素材も春っぽさを演出していてGOODです。

COLOR WEDDING DATA

挙式月:5月
ゲスト数:70名
会場タイプ:専門式場
テーマカラーを取り入れたアイテム:衣裳・テーブルコーディネート・会場装花・高砂席装花・ゲスト卓装花・ヘアメイク・ウエディングケーキ・ウエルカムスペース

【テーマカラーの決め方2】
ふたりの好きな色から選ぶ

深みのあるグリーン&ブルー

  • 花嫁実例2

新郎が好きなグリーンと新婦が好きなブルー。この2つのカラーをテーマに選んだてらゆめさんは、落ち着いた結婚式会場に合うよう、深みのある色合いで取り入れました。目指したのは、「大人クラシカルで洗練された雰囲気」。会場との打ち合わせでは、Pinterestなどを活用しながらカラーイメージを具体化した資料を作成し共有することで理想のイメージをしっかり伝えたそう。
 
お色直しのカラードレスには新郎の好きなグリーンを選び、「新郎の色に染まった」という粋な演出を実現。また、自身のイメージカラーであるブルーをヘアのポイントに加えることで、個性もプラスしました。
 
ゲスト卓ではナプキンをグリーンで統一し、装花には同系色の植物を中心に、ブラックのモチーフをアクセントとして組み合わせることで、会場との調和を図りました。さらに、席札やプロフィールブックの見出しにもそれぞれのテーマカラーを反映。細部にまでふたりらしさを感じさせる工夫がキラリ。

「テーマカラー」決めて良かった♪

花嫁てらゆめさん
ふたりで異なるテーマカラーを決め、キャラクターを差別化!

結婚式準備を進めていく中で迷いを少なくできる点と、自分の頭の中でイメージしていた会場や式の雰囲気と大きく離れることなく、統一感のある雰囲気をつくれました。新郎新婦それぞれのテーマカラーを定めたことで、色によってふたりのキャラクター性を区別できたと思っています。(てらゆめさん)

スタイリスト服部さん
「ここがいいね!」
fromスタイリスト服部さん

クラシカルな雰囲気の会場に合わせたグリーンとブルーのセレクトの中でも高級感のあるお落ち着いたトーン使いでシックな統一感があります。また、ゴールドを効果的に使っているのがワンポイントになっていて素敵です。

COLOR WEDDING DATA

挙式月:10月
ゲスト数:100名
会場タイプ:専門式場
テーマカラーを取り入れたアイテム:衣裳・新婦のヘアカラー・テーブルコーディネート・ゲスト卓装花・ペーパーアイテム

【テーマカラーの決め方3】
目指す雰囲気に合わせて選ぶ

ホワイト・ブラウン・ゴールド

  • 花嫁実例3

「上質でクラシカル、かつ洗練された雰囲気の挙式にしたい」と考え、テーマカラーはホワイト・ブラウン・ゴールドを選びました。
 
クロスやソファはブラウンでシックに。キラキラさせたいところはゴールドを使用し、彼の希望で装花は純白に。同じブラウンでもソファは革張り、クロスはマットな布地にするなど色は絞りつつも異なる素材を組み合わせることで上質に仕上げました。特にこだわった装花は純白で統一し、茎や葉などの緑は少なめに。大きく花開いた白バラやコチョウランで高級感を出しつつ、カスミソウでボリュームアップ。
 
テーマカラーは3色でしたが、ネイビーのカラードレスに合わせて披露宴後半のライティングはブルーにしたり、カラードレスのときのブーケはボルドーに。テーマカラーを決めたおかげで、カラードレスやライティング、ブーケなどに遊び心のカラーを上手に取り入れられました。

「テーマカラー」決めて良かった♪

花嫁希さん
雰囲気がぶれずにドレスの魅力を最大限引き立てられた!

テーマカラーが決まってからアイテムのDIYをしたので、完成イメージや目指す雰囲気に悩むことがありませんでした。またアクセサリーも迷わずゴールドに絞って探すことができました。テーマカラーを決めることで、雰囲気がぶれずドレスの魅力も最大限に引き立たせることができたと思います。特に装花はゲストにも大好評で、みんなたくさん写真を撮影してくれていました。(希さん)

スタイリスト服部さん
「ここがいいね!」
fromスタイリスト服部さん

ブルーの使い方がとてもお上手。ホワイト・ブラウン・ゴールドをテーマカラーにするとナチュラルな印象になることもあるのですが、ブラウンのソファも重厚感のある素材だったり、白の装花も大ぶりで華やかなお花を選び、雰囲気に合わせた素材をセレクトしていらっしゃるので色だけでなく、素材の選び方もお上手だなと感じました。

COLOR WEDDING DATA

挙式月:1月
ゲスト数:90名
会場タイプ:専門式場
テーマカラーを取り入れたアイテム:テーブルコーディネート・会場装花・高砂席装花・ゲスト卓装花・ブーケ・ケーキ装飾・ペーパーアイテム

【テーマカラーの決め方4】
好きな物のイメージから選ぶ

パープル・ブラック

  • 花嫁実例4

好きな香水からインスピレーションを膨らませた美優さん。結婚式のテーマカラーは、パープルとブラックをセレクト。表のテーマは「好きな香水」、裏テーマには「ティム・バートン」を設定し、会場全体が「ゴシック&ダークファンタジー」な空間を目指しました。
 
ごちゃごちゃした雰囲気にならないよう、取り入れる色は極力絞り込みました。新婦のカラードレスは、パープルの軽やかなチュールとグリッター生地が多層になったもの。ゴージャスでありながら、ミステリアスな印象に。黒いサッシュベルトとグローブで、裏テーマであるゴシックな雰囲気を演出しました。
 
高砂席やゲスト卓の会場装花やテーブルコーディネートにも、テーマカラーを積極的に取り入れて、その他は、テーマカラーの邪魔にならないホワイトやシルバー、透明な素材を使用。細部にまでこだわり、統一感のある空間をつくり上げました。

「テーマカラー」決めて良かった♪

花嫁美優さん
テーマパークにいるような非日常空間が完成!

私は結婚式のテーマを「自分の好きな香水」にしていたので、そこからインスピレーションを膨らませテーマカラーを決めました。決めたことで、悩んだときにもよりどころがあったのが大きかったです。テーマカラーを軸に色々と考えていくことで式全体に統一感が出せ、非日常な空間をつくり出せました。ゲストからも「テーマパークにいるみたいだった」と言われました。(美優さん)

スタイリスト服部さん
「ここがいいね!」
fromスタイリスト服部さん

ジワジワきている、黒を使ったコーデ。華やかにするのが難しくて上級者にしか手が出せないような感じもしますが、パープルと合わせたことで、「ティム・バートン」の幻想的な世界を上手に、とても華やかに表現されていらっしゃると感じました。

COLOR WEDDING DATA

挙式月:11月
ゲスト数:70名
会場タイプ:ホテル
テーマカラーを取り入れたアイテム:衣裳・テーブルコーディネート・ゲスト卓装花・高砂席装花・会場装飾・照明

【テーマカラーの決め方5】
カラードレスが引き立つ色から選ぶ

ホワイト・グリーン・ゴールド

  • 花嫁実例

スカートいっぱいに咲いたバラモチーフに、軽やかなチュールをふんわり重ねた、明るい赤の華やかなカラードレス。ボリュームがたっぷりでふんわりしたシルエット、プロポーズを思い出すバラが咲いているところがお気に入り。このドレスが引き立つよう、テーマカラーにはナチュラルなホワイト・グリーン・ゴールドをセレクトしました。
 
目指したのは、「自然体で温かみのある雰囲気」。披露宴会場が自然なぬくもりのあるイメージだったので、高砂席やゲスト卓の装花などアイテム類はグリーンやホワイトでまとめつつ、華やかさを出すゴールドを差し色にして会場全体に統一感を出しました。
 
花嫁が身に着けたアクセサリーはゴールド、ブーケはホワイトに近い淡いクリーム色を選び、テーマカラーにリンクさせました。

「テーマカラー」決めて良かった♪

花嫁千明さん

色を組み合わせていく中で意識したのは「華やかなカラードレスの色が引き立つように、全部が派手でうるさくなり過ぎないこと」でした。私の場合は、テーマカラーを決めたことで、アイテム選びの際にスムーズに決められたと思います。テーマカラーに迷ったら、先輩花嫁さんの実例や会場の参考画像などもヒントにすると良いですよ。(千明さん)

スタイリスト服部さん
「ここがいいね!」
fromスタイリスト服部さん

ホワイト・グリーンと少し牧歌的になってしまいそうな色のセレクトもゴールドを効果的に使っていらっしゃることで、会場の雰囲気にもあったナチュラルさと華やかさを表現していらっしゃると思います。

カラードレスの赤でピリッと締まっていて、大人っぽさがプラスされているように感じました!

COLOR WEDDING DATA

挙式月:10月
ゲスト数:60名
会場タイプ:専門式場
テーマカラーを取り入れたアイテム:衣裳・テーブルコーディネート・ゲスト卓装花・高砂席装花・会場装飾

くすみピンク・テラコッタカラー

  • くすみピンク・テラコッタカラーを取り入れたウエディング

結婚式のアイテムで一番最初に決まったのは、光沢のある生地とクラシカルなデザインが印象的なテラコッタカラーのカラードレス。このドレスに合うこと、そして会場の「大人かわいい」雰囲気に調和するよう、テーマカラーを決めました。
 
高砂席の装花とゲスト卓装花は、同じ花材を使用することで統一感を出しつつ、ゲストが自由に装花を選べるフラワービュッフェ式にしたことで、各テーブルにそれぞれ個性が生まれるようにしました。装花を依頼する際には、「装花指示書」を作成し、苦手な色みやデザインなど、参考資料を見せてフローリストに雰囲気を共有したそう。イメージの相違を防ぎ、理想の装花が実現しました。
 
ゲスト卓に置いたペーパーアイテムも、テーマカラーを意識して作成。写真の色みもテラコッタカラーに近づけ、席札に結んだリボンは優しい雰囲気の色みをチョイスし、細部にもこだわったことで、結婚式全体の統一感が出ました。

「テーマカラー」決めて良かった♪

新婦静穂さん
好きがいっぱい詰まった私たちらしい空間になった!

テーマカラーを決めたことで、統一感が出て私たちらしい式をつくることができました。テーマカラーをアイテムに取り入れるときは、ドレスの色みとはかぶらないように&会場の色みと合うことを意識して取り入れました。ゲストから「静穂っぽい式だったね。好きがいっぱい詰まっているね」と言われて嬉しかったです。(静穂さん)

スタイリスト服部さん
「ここがいいね!」
fromスタイリスト服部さん

トレンド感の溢れるオシャレなくすみ色をセレクトしたファッショナブルでとても素敵な雰囲気です!甘く幼くなりやすいピンクも、テラコッタと合わせて、さらにくすみカラーをセレクトするとこんなに大人にコーデできるというお手本のようなコーデです。ドレスも光沢感のある素材を選んでいらして高級感を演出されていて完璧です!

COLOR WEDDING DATA

挙式月:11月
ゲスト数:60名
会場タイプ:ホテル
テーマカラーを取り入れたアイテム:衣裳・テーブルコーディネート・ゲスト卓装花・高砂席装花・ブーケ・ウエディングケーキ・ペーパーアイテム

From編集部

あなたはどんな色で結婚式を彩りますか?

テーマカラーを決めることは、結婚式の準備をスムーズに進めるための大きなヒントになります。「これで合っているのかな?」と迷うこともあるかもしれませんが、色選びに正解はありません。ふたりらしさを大切にしてテーマカラーを考えてみてくださいね。まずは、お互いの「好きな色」から話し合ってみるのもおすすめです。あなたはどんな色で、大切な一日を彩りますか?

監修
服部裕子さん

服部裕子さん

スタイリスト

東京生まれ。ウエディング の他に雑誌、広告、俳優のスタイリングを手がける。

構成・文/RIE☆ イラスト/EccO D/mashroom design
※記事内のデータおよびコメントは2025年4月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー79人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2025年6月時点のものです

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