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[全文掲載] 花嫁の手紙vol.51~言葉を選び、感謝の気持ちを届ける~

花嫁が親や家族への思いをつづった手紙を読む「花嫁の手紙」は、結婚式の定番演出。普段言えなかった素直な気持ちを伝えられる良い機会ですが、何をどう書いていいかわからない…なんて悩む花嫁さんもいるのでは?そこで卒花の実例から、あなたが花嫁の手紙を書くためのヒントやコツを見つけてみませんか?

「人生に一度の特別な結婚式で手紙を書いて読みたいと思った」

友人の結婚式に参列した際の演出「花嫁の手紙」に感動し、自身の結婚式でも読みたいと思っていた月彩(つかさ)さん。普段のささいな出来事に対する「ありがとう」は伝えられていても、小さい頃から大切に育ててもらったことに対する感謝はこれまで伝える機会がなかったので、人生に一度の特別な結婚式という場で感謝を伝えたいと手紙を読むことにしました。

■2024年7月20日挙式
■招待ゲスト数…55名(家族、親族、友人、職場関係)
■花嫁の手紙を書き始めた時期…式の約1カ月前
■花嫁の手紙を書くのに要した時間…4日(下書き3日、清書1日)
■式で花嫁の手紙を読んだ時間…約5分間

月彩さんの「花嫁の手紙」

【GOODポイント&感動ポイント】

数々のウエディングで司会という枠にとらわれず、たくさんの花嫁さんの結婚式の演出や「花嫁の手紙」の相談にも乗っている優月さんにコメントを頂きました。(優月りなさんInstagram/@ mc_yuzuki_rina)

かしこまり過ぎず、普段のご家族の様子が伝わるお手紙でGOOD

親御さまへの飾らないキュートな呼びかけから始まるお手紙。【A】の部分からは、親御さま同士の仲の良さも伝わり、結婚式を迎えた喜びや嬉しさが伝わります。

【B】と【C】では幼少期から学生時代のエピソードが書かれていますが、【B】の下線部分の表現からは、親御さまと新婦さまとの間に深い信頼関係があるからこそ、信じてそっと見守ってくれていたことが伝わり、心が温まりました。

【C】の下線部分は飾らないストレートな表現で、新婦さまが干物のように横たわっている姿が想像できました(笑)。当たり前に家事や家族だんらんの時間が与えられていたことへの感謝もしっかりと伝わったと思います。

【D】の「生まれてきてよかった」という表現は親御さまにとって最高の言葉のプレゼントですね。未来への希望となる幸せな計画が、親御さまにとってもこれからの活力となったでしょう。(優月さん)

花嫁の手紙「読んでどうだった?」
「受け取ってどうだった?」

今回のお手紙を書いた月彩さんとお手紙を受け取ったお母さまにお話を伺いました。

手紙を読んでどうだった?

自分の思いを素直に伝えられて良かった
新婦

普段照れくさくてなかなか言えない思いを素直に伝えることができて良かったです。「今までの感謝」と「これからの人生もよろしく」という思いを込めて手紙を書きました。結婚式でウエディングドレス姿を見せることが夢だったので、両親の喜ぶ顔が見られて本当に嬉しかったです。今まで育ててきてくれたことに対する恩返しに少しはなったかなと思います。

書いて気持ちの変化はあった?

家族の仲が深まった気がしています
花嫁

父親とは反抗期以降少し壁があったのですが、花嫁の手紙を読んでからは前よりも話がしやすくなりました。家族の仲が深まった気がしています。

苦労&工夫したポイントは?

聞いているゲストのこともイメージしました
花嫁

式に来てくれているゲストみんなが聞いてくれる手紙なので、親に感謝を伝えつつもあまり個人的な内容は含まず、誰が聞いてもわかりやすい内容を意識して選びました。手紙の冒頭部分は友人の式で聞いたものを参考に。忌み言葉がないかどうか以外はあまり調べることはせず、自分の言葉でそのまま書くようにしました。手紙の流れは、どの順番で話せばおかしくないか、実際に話しているところをイメージしながら考えました。

後輩花嫁さんにアドバイスを

今は照れくさく感じていても、迷っている人はぜひ書いて!
花嫁

照れくさいと感じる人もいると思いますが、手紙を書くか迷っている人はぜひ書いてほしいなと思います。きっと親御さんも喜んでくれると思いますよ。すぐにエピソードが思い浮かばないだろうなと思う方は、早めに書き始め、エピソードを思い出した時にすぐスマホにメモしながらエピソードを集めていくと良いと思います。

お手紙を受け取ったお母さまより

こんな体験をありがとう
新婦母

温かい手紙の中に、月彩自身の言葉が詰まっていました。生まれてきてくれた時のことや幼かった頃のことを思い出しました。成長する中で、いろんなことを体験しながら諦めずに世界を広げていく姿。そして、そのそばで私たちにもその世界を感じさせてくれたこと。私たちは月彩に成長させてもらったこと。

手紙、本当に嬉しかったです。こんな体験をありがとう、と心から伝えたいです。

From 編集部

相手へ伝えたい言葉を選んで、感謝の気持ちを届けよう

披露宴の演出内で新郎と合わせて読んだお手紙とのことで、長くなり過ぎないように下書きした内容の文字を削りながらお手紙を仕上げたという月彩さん。具体的なエピソードを詳細に盛り込まなくても、ありのままの気持ちをシンプルでストレートな表現で書いていることで、しっかりと感謝が伝わります。花嫁の手紙は長くつづらないといけないわけではありません。長くても短くても伝えたい言葉を手紙にしたためましょう。

優月さん
Profile

優月りなさん MC・司会者・ナレーター・ラジオDJ

ウエディング業界歴18年で東京を中心に全国出張可能な司会者。幅広いスタイルの結婚式で新郎新婦らしさに溢れた人前式や、パーティの演出も提案。ブライダルモデル育成の経験から新婦の立ち居振る舞い、音 楽やお手紙の相談など幅広く行っている。また、講師としても15名以上の司会者を輩出し、プロ司会者からのオーダーメイドレッスンも行っている。

構成・文/RIE☆ D/ロンディーネ
※掲載されている情報は2025年5時点のものです

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